ケムセック(ChemSec)2015年2月10日
ケムセック 効果的な認可プロセスを要求、
先導的産業はREACHを支援している


情報源:ChemSec News, 10 February 2015
ChemSec calls for an effective authorisation process, leading industry provide support for REACH http://www.chemsec.org/en/news/news-2015/january-march/1416-chemsec-calls-for-an-effective-authorisation-process-leading-industry-provide-support-for-reach

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2015年4月13日
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 環境対応への投資は必ずしもうまくいっていないので、EU の REACH 認可プロセスは改善する必要がある。

 本日、ケムセックは、いくつかのヨーロッパの主導的産業からの関連する意見と相まって、明確なガイドライン とREACH のもともとの意図への強い関連を求める認可プロセスに関する立場を発表する。

 ケムセックは認可プロセスを簡単にする必要を認めるが、我々は欧州委員会がヨーロッパの進歩的な会社を冷遇するのではなく、活力を与えるプロセスを設計するよう強く促す。

 多くの会社は、承認された非常に高い懸念ある物質(SVHCs)への代替物にすでに多くの投資をしている。新たな法律がこれらの先駆者を奨励し、競争企業が従来通りのビジネスを継続することを許すことにより先駆者を疎んじるべきではないと、ケムセックの政策顧問、テリーサ・チェルは述べている。

 欧州委員会による以前の調査の中で、候補リストは EU の化学産業における革新のための主要な駆動力であると特定されている。代替物質が利用可能なら非常に高い懸念のある物質(SVHCs)への使用は認可されないという前提の下にこそ、候補リストがこの駆動力であり続けることができる。

 ケムセックの方針書は、ほんの 2, 3例をあげると H&M、Ikea、 Akzo Nobel などの会社から、REACH と候補リストの建設的な影響が彼らのそれぞれのビジネス分野で環境的革新を促進していることを説明する多くの引用を記載している。

 ケムセックは、認可プロセスを強化するために、それをどのように設計するかに関する議論として、欧州委員会がこれらの意見を考慮するするよう強く促す。


化学物質問題市民研究会
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