ケムセック(ChemSec)2014年8月11日
欧州委員会 REACH 認可を初めて与える
航空機エンジン製造時のDEHP の使用

情報源:ChemSec News, 11 August 2014
Commission grants first REACH authorisation
http://www.chemsec.org/news/news-2014/april-june/
1347-commission-grants-first-reach-authorisation


訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2014年8月22日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/reach/ChemSec/News/
chemsec_140811_Commission_grants_first_REACH_authorisation.html


 2014年8月7日、欧州委員会は、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)(訳注1)の継続的な使用について、REACHの下における初めての認可(authorisation)をロールスロイス社(Rolls-Royce plc)に与えた。同社は DEHP を航空機エンジンの製造に使用する。

 決定によれば、ロールスロイス社は、DEHP の使用により生じる労働者の健康への全てのリスクは適切に管理され、この特定の用途に現在は代替物質がないということを示した。同社は適切な代替物質を探し続けるであろう。使用される DEHP の総量は年間1トンよりかなり少なく、製造プロセスにおける非常に高い温度がが最終的にはこの物質を破壊するので、最終エンジン中には残留しない。

 この認可は2022年2月21日マデニ見直しが行われるであろう。

訳注1


化学物質問題市民研究会
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