ChemSec 情報提供の呼びかけ紹介
有害化学物質に関するChemSecのリスト

情報源:Letter from ChemSec on June 6, 2007
ChemSec list with hazardous chemicals
紹介:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2007年6月27日

 スウェーデンのNGOであるChemSec(国際化学物質事務局 The International Chemical Secretariat)は、EU の REACH 発効に伴い欧州委員会が作成する有害化学物質候補リストは十分ではないと考えられるので、ChemSec 独自の有害化学物質リストを作ることとし、そのための情報提供を呼びかけるメールが当研究会にありましたので、その概要を紹介します。


■趣旨
  • 欧州委員会は、”最悪”とみなさる物質の候補リストを作成しているが、そのリストには少数のよく知られている有害物質しか含まれず、消費者製品に含まれる多くの有害物質は見逃されることが懸念される。
  • したがって、ChemSec は、非常に有害な物質についての独自のリストを作成する。
  • ついては、第一次リストを作成するために、そのリストに相応しい化学物質の情報を、NGOs、会社、データベースから集めている。
  • それは最終リストを作成する時に資料となる。そのような情報をお持ちなら是非共有したい。
    listproject@chemsec.org. まで情報をお送りいただければ幸いである。

■ChemSecが関心ある情報
  • CMR (1+2), PBT, ECD, vPvBの特性を持つ化学物質
  • 強いアレルギー性又は慢性毒性を持つ化学物質
  • additive 効果を持つ化学物質
  • 上記と同等の懸念があると考えられる化学物質
  • 消費者製品中の非常に有害な化学物質の既知の用途及びそれらの代替物質に関する情報
  • 分類(classification)が示すよりも悪い特性を持つことを示す科学的データ
  • 上記についての情報を持っているかもしれないので転送した方が良い団体


化学物質問題市民研究会
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