1月
最近の地球温暖化の影響か、水温が下がるのが遅くなっているようで、タイが1月によく釣れます。今まで一番よく釣れたのが。2000年1月29日でした。このときは、35〜40センチを6枚、32〜34センチを2枚釣れました。そのときのエサは、青イソメでリールのハンドル一巻きを5秒くらいかけてゆっくりと誘いました。潮の濁り具合によりますが、1月中は青イソメで狙うことが多いようです。(船によって違うかもしれません)
2月
2月に入ると水温はさすがに下がり始め、2年連続痛い目にあってはいます。特に、2月中旬はボーズと相成りました。2月からはギジエオンリーなっていきます。誘い方が釣果 をカギを握ります。
3月
3月に入っても潮具合でタイの食いは色々です。一般 的に上りダイの季節なのでしょうが、私はそれほど大型は釣ったことがありません。
でも大物がいないわけではないようで、同船者が70センチくらいのを上げたのを見ていますし、他船でも大型は上がっています。
4月
4月に入ると、タイも活発になってきて、引きも強くなるような気がします。 私には30センチ〜40センチがアベレージサイズで、たまに50センチを超えるようなタイが釣れます。
ウタセエビやオキアミ、ミンチなど撒き餌を効かせる釣り場では70センチ、80センチという大型も釣れるようですが、加太のような撒き餌をしない釣り方では、そんな大型は多く釣れないかもしれません。
でも、撒き餌でタイを釣るのではなく、ギジエをいかに操り、食わせるかのこのタイ釣りはとてもスリリングで、この釣りにはまっています。
4月いっぱいまでは、くれば基本的にはタイです。でも4月終わりにはマアジが入ってきます。マアジが釣れ始めるとタイ釣りはもう終盤で、産卵期になっていくようで、釣れてもチャリコになっていきます。GWまでが勝負です。
5月

GWの頃にアジが入ってくれば、アジ釣りがメインになってきます。タイはそれほど釣れなくなり、青イソメを下針3本に、上針に白いギジをつけます。潮によりポイントが変わりますので、いちがいにアジオンリーではありませんが私が行くときはほとんどアジがメインのポイントに行くことが多いです。
産卵を終えたタイより、アジの方が食べるとおいしいですし、釣れるアジも35センチくらいですから引きも強いですが、アジが釣れてもそれほどうれしくありません。

6月
2年ほどの経験しかありませんが、5月の終わりから6月の頭には、中ノ瀬戸にタイが集まってくるように思います。中ノ瀬戸は60メートルから25メートルまで一気にかけあがるポイントです。タイが釣れるのはかけあがり始める手前で食うことが多いように思います。かけあがり始めると、タイを誘うというよりは、根掛かりしないように巻き上げている感じです。かけあがっていくときにサカナがかかれば、やりとりしている余裕はありません。強引に巻き上げて底を切らないと、一発で根掛かりです。一番浅い所を過ぎるとまた深くなっていきますから、それからやり取りすることになりますが、その経験はまだありません。ここではタイのほか、ハネ、アジがきますし、50オーバーのタイもきます。潮が早いため波の荒く恐いほどですが、短い時間に緊張感をもって釣りをするポイントで、とても好きなポイントです。
中ノ瀬戸が終われば、アジ一色です。アジは底から5メートルくらいできますから、根掛かりしないところなら、ボーっとしていても釣れます。でもたくさん釣りたければ誘う方がいいです。
7月
マアジの最盛期を迎えるようですが、水温も上がりはじめ釣果 もどんどん悪くなってきます。毎年この時期は釣行を少し控え気味にします。あんまり釣れないし、暑いし。釣船も一カ所に集まらずに、それぞれの狙いのポイントに船をかけています。中ノ瀬戸でイサギが釣れ始めるようです。
8月

中ノ瀬戸でイサギ、タイが釣れます。夏のタイはあまりおいしくないと言われますが、そんなことはありません。脂も十分乗っていますし、おいしいです。イサギも独特の風味があります。タイはくせがなく上品ですが、魚好きな人はイサギを好まれるかもしれません。イサギとタイはほとんど同じタナにいるようです。また下旬になるとツバス・ハマチが入ってきて、小アジの活きエサかギジで釣れます。この青物の群は気まぐれで、2000年は10月まで釣れましたが、2001年はあまり長く加太にいなかったようです。

9月
水温も下がり始めます。狙いものはマアジ、タイ、ハマチというところです。ハマチは人気のある狙い魚ですし、ハマチ狙いでの出船が多くなります。1999年、2000年は小アジをさサビキで釣って、それをエサによく飲ませ釣りをしましたが、今年はギジでやりました。飲ませで釣るとメジロが来るようですが、ギジではハマチまでのようです。
10月

秋本番という時期です。サバが加太に入ってきます。このサバがうまい。サバは一時にバタバタを釣れ、それを時を逃すとバッタリ釣れなくなります。アジのように思い出したときに来るということは少なく、一気に釣れます。サバの引きはは一本調子で力強いですが、太めのハリスを使って一気に巻き上げないと、回りながら上がってくるので、周囲とオマツリします。黄金色のサバで、その日中なら刺身で食べても大丈夫です。すき焼きにするのもおいしいです。刺身は絶品です。さばいたときに身が脂で白っぽければ最高の味が楽しめるでしょう。

11月
秋も深まりタイ釣りも本格的な季節に思うのですが、なかなかそうはいきません。タイはいるようで、魚探には反応が出ています。エサを追わないらしい。でも良いときに当たればいい釣りができます。冬に向かう方がいいようで、11月下旬からが勝負だと思っていますが、痛い目に遭うことが多いです。秋口に来ていたハマチがメジロになって再度釣れるようになるのも11月下旬からです。
12月

寒い日が多くなりほ季節風も強くなってきます。この頃にはアジも去り、サバもいなくなり、加太はタイしか釣れなくなります。メバルもタイと同じポイントで釣れることもあります。釣れるメバルは30くらいの大物ですし、メバルを 専門に釣ればおもしろいかもしれませんが、メバルが釣れる潮はタイと同じとのことで、メバルを狙っていてはタイは釣れません。 タイ釣りの総決算の時期。今年こそ大物を釣るぞ。

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