お題<WBC展望・2>

この項では、日本属するアジア予選(1次リーグ)について書きます。

 [日 本]

 投手陣だが、松坂、上原、和田,渡辺俊が先発するであろう。投球制限ルールが施行されるよう

なので、交代のTIMINGは重要だ。特に韓国戦は2004年度五輪予選では接戦だったので、救援

陣の石井弘(Ys)、藪田(M)、黒田(C)、藤川(T)の使い方も注目だ。守護神は大塚(TEX)で万全。

 打線の鍵は中軸である。3番福留、4番松中、5番多村の役割は大きい。出場を辞退した松井秀

(NYY)、井口(CWS)並みの結果が求められる。1番イチロー以外はメジャー相手では計算が立た

ないのが現実だが、あと下位打線と2番候補の線の細さも懸案事項だ。松井稼(NYM)が好調だ

ったら、ここまで不安にはならんのだが。

[韓 国]

 投手陣は朴(SD)、徐(LA)が軸。3番手は金善宇(WAS)が有力。救援陣もメジャー勢が中心。具

(元・ORIX,現NYM)や奉(REDS)は先発起用も可で、バリエーションは日本以上に豊富。守護神

はサブマリン右腕BK金(CR)で心配はない。懸念材料は朴の腰痛の具合。TEXへFA移籍の後、

精彩を欠くシーズンが続いてるだけに、彼にとっては勝負の舞台ともなる。

 打線は3番李(巨人)、4番催(LA)が軸。俊足巧打の秋(SEA)が1番であろうが、5番以下が2次予選

でMLBのパワーに勝てるかが、日本同様課題となる

[台 湾]

 注目の投手陣かも。大黒柱は王建民(NYY)だが、出場かどうかは未定。2番手は左腕・林(楽天)

だが、王が出ないとなると、厳しい戦いを強いられることに。張(西武)、チェン(中日)、曹(CR)ら救

援陣への重圧を軽減するためにも、王の出場が期待される。

 打線の軸は元ドジャーズの3番陳(LA-NEW)。パワフルな打撃でチームを牽引するであろう。反

対に彼が抑えられると、得点力が落ちるだけに、少ないチャンスで如何に点をとるか、だ。阪神

の林、日本ハムの陽ら若手のブレークも、私個人としては期待したい

[中 国]

 正直、勝ち星は厳しい。が、まだプロ野球そのものの歴史が浅い。むしろ、伸び白だけで言えば

この国が一番大きいだけに、回を重ねるごとに、その脅威は増す一方であろう。

 

次項では、他国の分析を行う予定。あくまでも出場選手が確定してない可能性もあるが、この際

大目に見てね。

「戻 る」

 

 

 

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