お題<花まつり・こぼれ話

4月6日に行われた西宮市仏教会主催「仏誕花まつり」は、盛況のうちに幕を閉じた。

この項では、誰もが知りたい(!?)花まつりの舞台裏を、ちょこっとだけお教えします。

9時半過ぎに会場入りした私。その時点では業者以外では2.3人程度しかいなかった。

会場入りして最初の作業はお土産(お菓子)の袋詰め。今回ご来場された方なら誰もが

感じたかもしれないが、今回のお土産は大きい。例年と違い、手提げ袋を別途用意する

ことになった。あと、つめた袋も多少素材に難があった(若干もろい)。

袋詰めの後は甘茶作り。私は人生で初めての甘茶というものを焚いたことがない。去年

までは他のお寺さんがやっていたが(といっても、その人もたまたまうまく作れたから担当

同然になっただげだが)、当日に法事が入り午前中はOUT!てなことで、初めての甘茶

つくりをすることに。この甘茶、上手に焚くと甘さと苦さのバランスがとれて美味しいのだが

茶葉の分量・焚く時間など少しでもずれると苦味が強くなり、とんでもない代物になってし

まう。結構難作業なのだ。とりあえず、少しずつ茶葉(今回はティーパック!)を加えて濃度

を調整し、その都度味見を繰り返す。こうして、今年の甘茶は完成に至った。ちなみに味

の方だが、「大したことないな〜」という声もあれば、「ま、初めてにしちゃ上出来やな」とい

う人もあり(全て寺院さんの評価ですが)。お参りして下さった皆様、いかがでしたか?

甘茶の件も無事終わり、昼食の後、いよいよ本番。しかしゆっくりしてる暇はない。急遽、

職衆として本番に出ることに。通達があったのは開始15分前!ここ3年は裏方と受付しか

やっていなかった私。誰かが忘れた時のために衣体一式持ってきてはいたが、自分が着

   るとは…。これも結果としては、なんとかなった。

そのあとは作務衣に着替えて受付へ。今回はあの京唄子師匠が講演に来るということも

り、お客さんの入りがいい。講演開始後も走ってくるお客さんも結構いた。内容の方だが、

覚えてない。受付ですっかりリラックスモードに突入してたからだが、お客さんの笑い声か

    ら判断すると、期待に違わぬ内容であったことは想像に難くない。

終了時間が近づくにつれ天気の方がかなり怪しくなっていったが、お客さんが帰路の途に

つくときは雨粒が落ちることは無かった。来年こそは天気と桜に恵まれたいものである。


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