お題<大峰山・参拝記@>

私、管理人は3年前から梅雨の明けた、7月末頃に奈良県の大峰山に参拝している。といって

も、一人でいっているわけではない。私の先輩の僧侶の引率のもと、大勢で行くのである。こ

の企画は、過去3回色々なことが起こった。それらをこの項目で記していくことにする。


{case of 1999:初めての大峰山}

第1回は8人しか集まらず。欠席者の大半は「雨降ってたから、中止やと思った」そうだ。

あのね、小学校の遠足じゃないんだから・・・。ま、文句言うてもしゃあないけどな。

初っ端から天候に恵まれなかったわけだが、午前6時過ぎに神戸のお寺を出発。阪神高速

神戸線→同・環状線→西名阪道を経て、午前9時半過ぎに奈良県天川村(大峰山のある村)

に無事到着。旅館で着替え(水行を行うにあたって、褌を着用)、近くのお寺で水行をし(水温

は不明。解りやすく言えば、サウナの後に入る水風呂の温度)、身を清めてから、登頂開始。

参道は雨のせいでとにかく滑りやすい。私も何度か足をくじいた。とはいえ、頂上の龍泉寺

まで、約3時間半。初めてということもあり、頂上までの道程の長さに気が遠くなりかける。

龍泉寺に着いたときには、午後3時ちょっと前だったような気が。下山前には、かの有名な

「西の覗き」を体験する。東海地方のローカルTV局のStaffが体験取材に来ていた。体験し

たレポーターらしき人は、涙目になってた。数分後、私も同じ運命を辿ることに・・・・・。先輩の

話では何やら絶叫してたようだが、私にはその辺りの記憶が全く残っていない(私は高所恐

怖症である)。下山した頃には、午後6時を回っていた。街中と違い、日が落ちると辺りは闇が支

配し始める。当たり前のこととはいえ、闇の怖さを改めて実感させられた。大峰山では、たま

にだが遭難騒ぎが起こる。自然環境をなめてかかった登山者が道に迷い、騒ぎに発展するの

だ。皆様も、登山する際にはくれぐれもご用心を。自然は我々を決して助けてはくれない。

{case of 2000:大峰山は今年も雨だった}

本年は20人近くが参加。前年とは違う。どうやら、前回の話を聞いてきた人が多かった。だが、

天候は曇時々雨。去年よりはマシだが、お世辞にもいい天気とはいえなかった。午前6時過ぎ

に阪神高速神戸線・尼崎PAを出発。午前9時ぐらいに天川村に到着。旅館で褌に着替えて、

まずは水行。睡眠不足が瞬時にぶっ飛ぶ心地よさだ。その後に護摩供養を行い、再度着替え

て龍泉寺に向かって登頂開始。多少山道がぬかるんでいたが、特にアクシデントもなく山頂に

無事到着する。お昼は茶粥にお漬物。去年と一緒のメニューだが、3時間近く登った後の食事

は格別である。食事の後、全員で裏行場を体験する。ここは先達(いわゆる案内人)無しで行く

のは大変危険で、「1歩足を踏み外せば・・・」という個所を幾つも通るのである。天候がよくな

かったせいもあり、足の踏み場がヌルヌルしてて結構緊張した。そんなこんなで、夕方ぐらい

無事下山。登頂前に蛇を面白半分に突っついてた後輩が帰りに足を痛めたのを除いては。

皆様も動物をむやみやたらに突いたりするのは止めましょう(て、そんな人おるかな?)

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