お題<大峰山参拝記B>

{case of 2003:遂に5回目}

今年は梅雨の長期化の影響で、決して気持ちのいいものではなかった。

去年までの「4年連続で朝5時集合で晩に帰る」パターンは体への負担が大きいので、

今年は一部の方がしている「前日入り」の方針を採った。勿論1人旅である。が、今朝

から降り続く雨、そして渋滞に巻き込まれ、恒例の西名阪道・香芝SAに到着したのが

午後7時。出発からほぼ2時間かかったのだ。通常より30分余計にかかった。俺の車は

MT(マニュアル)なだけに、車を降りた瞬間の虚脱感(に近いもの)はもの凄かった。

きのこのスパゲッティとソフトクリームというバランスの取れた夕食を済ませ、さて出

発。途中ロ●ソンでのトイレ休憩を挟み、旅館に着いたのが午後9時15分過ぎ。とにかく

疲れた。緒先輩方が酒宴を開くのをよそに、11時前には就寝。夢は…見てない。

残念ながら目が覚めても青空は拝めず。「前日入り」メンバーのみで水行を済ませ、

さっさと参拝開始。今年は「護摩は翌日」なのだそうだ。7月とはいえ、少し肌寒い中

なんと2時間をきった。俺の次にゴール(この表現が適当とは思えんが、これ以外浮かば

ん)した先輩が「1時間58分」と言ってたから、多分1時間45分ちょいってとこか!?来年は

 1時間半目指して、更にトレーニングに励みたい…って、何か違うな。

お昼の茶粥(絶品!)を頂き、頂上の大峰山寺で護摩を炊き、そして下山。スニーカーに

水がしみこみ、靴下も真っ黒。やっぱお天気に恵まれたいものだ。ホントに。

帰りはなんともなく、とりあえず一安心。が、途中眼精疲労に悩まされた。あれはこた

えた。サングラスもって行けばよかった、とひとつ勉強になったような気が。

{CASE OF 2004:開催時期変更}

過去5回は、6月から7月にかけて行われていた。お盆前にお参りしていたのだが、

この時期は天候が不安定で、今年みたいに既に8度も台風上陸となると、なおさらで

ある。今年はお盆の後、お彼岸前の9月10日(金曜)に決行された。が、道中は不安で

一杯だった。奈良県の熊野山系は度重なる大雨と(微弱ではあるが)地震で地盤がゆるん

でおり、ニュースで国道169号線が流される映像を見ていたので、オーバーな表現にな

るが、無事終わるだろうか?とかなりネガティブな考えに満たされていた。朝3時半

に起床、4時出発で途中香芝SAで朝を取り、3時間ちょっとで迷うことなく到着。

後は例年の流れ。水行で体を清め(先輩曰く「水ぬるかったな」)、護摩の後、山頂の

大峰山寺まで登頂。台風の影響で、とにかく倒木の数の多いこと。石碑もめちゃめち

ゃになってるものもあった。昼の茶粥のあと、お寺の内拝をし、あとは下山。西の

覗きは行わず(これは今や初参加の方の通過儀礼になってる)、順調に降りる。やはり

慣れているのか、体の疲労はないわけはないが、翌日に持ち越すことはなかった。

毎年思うのは「お天気次第」。山道がゆるいのが一番かなわないから(足首を妙な方

向に捻る羽目になる)。できればその晩は泊まって翌朝帰るのがBESTでしょうな。


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