2005年 7/30 静岡

2年前の夏、伊豆に海水浴に行ったときのクヌギ林の強烈な
イメージがずっと残っている。機会があれば一度はじっくりと
歩いてみたいと常々思っていた。
そんな時、自適庵さん、くどうちゃんと知り合い、HPの写真を
見ているうちに無性に行ってみたい衝動にかられてしまい、
お二人の計らいで今回の遠征が実現した。
(私が無理矢理行った気もしますが・・・。)
静岡県といえば、オオクワ、ネブト、ヒメオオなど採集が
難しい個体も一通り生息している。
そんな自然を早く見たくて5時半に出発!
ボコボコくぬぎ林 クヌギ林の緑の宝石  東京でもここまで緑は見たこと無い
御殿場に着いたあたりで自適庵さんに電話を入れてみる。
すでにお二人さんは、採集を楽しんでいるとのこと。
待ち合わせ場所を再度確認して道を行くも、今日は
7月末の土曜日、海水浴観光客の渋滞ラッシュに
巻き込まれてしまった。渋滞中、青々茂った山々の風景が
気持ちをよけいあおる。結局9時に赤い橋あたりで合流できた。
車を広い公園にとめ、自適庵さんの車で行動することに。
お二人から伊豆の採集ポイントの雰囲気や世間話をしながら
最初のクヌギ林のポイントへ移動した。
ここは、ミヤマ・ノコ・カブトが多くアカアシ・ヒラタまでも採れる
ポイントということだ。私の住んでる近辺では考えられない。
それだけ自然が豊かということなのだろう。
最初に目に飛び込んできた風景は、細いクヌギ林。
ん?ここなの?というぐらいクヌギの大木がまるっきりない!
せいぜい直径
20〜30センチ、ただどのクヌギもボコボコ!!
こんな林は東京にはない!!聞くと伊豆はほとんどこんな林
ばかりとのことだ。
とにかく異様なボコボコクヌギに目を奪われてしまった。
なんでこんなになっているのだろう?そんな事を考えていると
後ろの方から振動が・・・・・・、振り返るとクヌギの木を
揺すっている音であった。夜の樹液採集に慣れてしまってた
せいかすっかりこういう採集方法を忘れてしまっていた。
まず、くどうちゃんが70オーバーのミヤマを揺り落とす!
思わずへぇ〜と感心してしまった。
その後自適庵さんも70オーバーを揺り落とした。
さすがに70オーバーが並ぶとかっこいい!

写真上、樹皮の中で左からミヤマ♀、スズメバチ、ノコ♂が
仲良く樹液をすすっている。めずらしい光景だが写真イマイチ

くどうちゃん親子
車に戻って写真撮影
小さい個体は、無視してもこれだけのミヤマ・ノコである。
この後さらに大きいの以外はすべてリリースしてきたお二人。
この場所は、採集者がとても多いというがそれでもこれだけ
多くのクワガタを見られるのだから伊豆恐るべし!
残念ながら、アカアシ・ヒラタは見られなかった。
続いて次のポイントへ移動することに。

後半戦に続く