5月 東京

5月としては過去最低の年である。
何が最低かと言うと樹液が出てる木がほんのわずか・・・・。
昨年の台風の影響で有望な樹木もずいぶん無くなってしまった。
スズメバチの活動も少なく、五月も終わる頃にやっと見かけるようになった。
10年以上も同じPOINTを見ているがここまで少ないのは初めての経験である。
何が原因なのかわからないが、本格的に観測を始めてから5月中に
カブトムシを見られなかったのも今年がはじめてである。
 
 例年より2週間遅れぐらいのスズメバチ集団  
   
少ない樹液酒場を求めて集まるコクワガタ 
   
小平の森ではヒラタではなくオオクワが潜んでいた。 君よりもカブトくんにあいたいのだが・・。

 隠れメクレクヌギ
   
 @ A
  シーズンオフは良質なメクレクヌギを捜して散策するのですが、完全密封型クヌギだけは
オフの時期には見つける事がなかなかできません。

写真@の緑の矢印にわずかに隙間がありますがよっぽど目をこらして見ないと
気がつきません。写真Aのようにシーズンが始まり樹液が出てきてコクワがいたりして
初めて気がつきます。入り口もせいぜい2センチぐらいで針金を入れてみてやっと
奥の深いメクレと気がつきます。
こういうメクレは、通っているといつかはヒラタに出会うことができます。
出会ったヒラタに奥に逃げられてもどこか遠くに移動するわけではないので
翌日、または翌々日には捕まえることができます。

写真左 残念ながらメクレクヌギがばれてしまい、全部はがされてしまった痕の写真
残念ながらこのクヌギではクワガタを見る事が無くなりました。

   
  このクヌギも樹液がでるまで気がつきにくい密閉型メクレタイプ
針金を入れると丸で囲ったぐらいの広さがあります。
50代のヒラタも過去に2度ほど見つけてます。
あまり樹液がでてしまうといずれ剥がされてしまいクワガタが寄らなくなってしまう
クヌギに変わってしまう事でしょう。

はやくカブトムシにあいたい!
 

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