2006年 7/11 東京

連日の雨模様の蒸した晩であるが、年を重ねるごとに出撃の
回数が年々減ってきている。興味の薄れか、体力の衰えか。
気分を変えるためにも今日は、一年ぶりに八王子方面へ。
この判断があとで幸運をもたらすことになろうとは・・。

入り口周辺の雑木林は伐採され、昨年とは雰囲気がずいぶん
違った。どうやら住宅地にするための開発のようだ。
奥の丘は、まだ開発されずに残るような感じだが、いつまた
伐採がはじまるかわからない。
残った獣道を奥まで歩く、クヌギの木にカブトムシが所々
ひっついている。
目的の奥の小さい広間に到着。
写真↑ 藪こぎをすると大きなメクレの木(写真左)がある。
残念ながらヒラタは過去1度しか見たことがない。
今回もカブトムシが合わせて十数匹とコクワ・スジがいただけ
メクレはきれいに残っているので、ほとんど人が入らないか
(まず子供は、こないでしょう)
または、他の人が大事に採集されているのだろう。
入り口からは登りでクネクネ100メートルぐらい歩くので
夜間はよっぽどでないと・・・。

写真下 ちょっとわかりずらいがゲジゲジがノコギリの♀を
食べている。頭部と下半身がわずかに残っていた。
甲虫をも食べてしまうとはゲジゲジ恐るべし!
車に戻り、さて次はどこへ行こうかと汗をぬぐいながら考察。
(←最近は、ヒッキーのライブDVDを聴いてます)

車を降りて20分ぐらい歩かなければならないメクレを
しばらく見てないのでそこへ行ってみることに。
ここは、とにかくボーズだと、どっと疲れてしまうぐらい
暗闇を歩かなければならないので、よっぽどでないと
パスしてしまっているポイントでもある。
(往復1時間コース)
マイポイントのなかでも一番距離がある。
ジムニーがあればもう少し距離が縮まるのだが・・・。

車で入れるところまで入り後は歩きで
まだ時間は早いとはいえ、林道は不気味である。
所々蜘蛛の巣が道を邪魔をする。
しばらく人が通っていない証拠なのかもしれない。

左右照らしながら歩いていると、ときたま樹液がでている木が
ありカブトやコクワが張り付いている。

そんなこんな寄り道をしながら目的の木へ
約2年ぶりの訪問である。メクレはとりあえず健在で一安心。
上部とと下部に樹液がでている。
ライトを照らしているとポロリポロリとクワが落ちていく。
大抵コクワかスジが多いのであまり気にもとめず
目に入ったヒラタとノコギリの写真をいつものように撮る。
この木でヒラタを見つけたのは初めてでもあり、ざっと
サイズを計る。約37ミリ。(ノコも頭隠して尻隠さず。)
カブトムシはなぜか一匹もついていない。
メクレの樹液は、大型のカブトムシが吸い付くには
ちょっとつらいのかもしれない。
JfKさんをまねて   キターーーーー(゜∀゜)ーーーーー!!
足下に目をやると小さいコクワとスジらしき個体が数匹
隠れようとしている。
そのうちの一匹に違和感を感じあわてて掴んでみる。
んんん?スジにしては変だぞ!あわてて土を慎重に払う!
ネ、ネブト??? 
ネブトだぁ−!!
この場所では、まるっきしネブトという頭はなかったので
自分自身とっても驚いている。
環境的にはいてもおかしくないとは思っていたが・・・・。
あれほど別の場所で探し回ってみつけられていないのに
こんな形でお目にかかろうとは・・・・。
2匹目もいるかと探してみたが、さすがに2匹目のドジョウは
あまくなかった。後にして思えばメクレから落ちたやつなのか
もともと下にいたのか不明である。
もともとこの場所はスジクワが多い所でもあるが発生源の松は、尾根の反対側か離れた所にしか点在していない。
すぐ横は果樹園でもあるのでネブトの飛行能力は、そうとうなものだと思われる。
メクレのすぐ横の木はカブトムシだらけ・・。 偶然とはいえネブト初採集後のビールは格別である。

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