Ireland ではないかもしれませんが….f(^_^;)
主にケルト,アフリカ,テクノをベースに, それぞれの要素+αをうまくちりばめた感じでしょうかね.特にアフリ カのパーカッションの躍動感の上に載るケルト色がさらに音楽をイキイ キとさせているような気がします.このパーカッションの躍動感は特に 素晴らしいです.
この躍動感が素晴らしいので,かえって打ち込みの部分のリズムが どうも迫力不足に思えてしまう部分もちょっとあるように思えます.ぜ ひ生で見てみたいですね.
プログレファンとしては,テクノというよりスペースフュージョン あたりの影響を感じてしまいます.f(^_^;)
(November 23, 1999)
Material をはじめとして,様々な活躍をしている人です.Bill Laswell が アイリッシュミュージックを再構築して作った作品のレビューが 北米の音楽 のページにあります.
Riverdance というアイリッシュトラッド音楽やアイリッシュダン スの要素を取り入れたショーの音楽 (らしい ^^;).アイルランドの 伝統楽器を中心に美しいコーラスなども入ったアコースティックな感 じの音楽です.オーケストラやコーラスが効果的に使われています. アイルランドの伝統音楽にロックやクラシックなど様々な音楽の要素 を取り入れた感じの音楽です.
笛 (だと思う) による静かなメロディで音楽は始まり,徐々にア コーディオンなどが加わり盛り上がっていきます.アイリッシュダン スの床を打つ音が曲をさらに盛り上げます.民族音楽的色彩を強く感 じさせるが,それだけではなくうまい具合いにいろいろな音楽がミッ クスされているような感じでおすすめです.
途中で美しい女 性ボーカルの曲が数曲挿入されます.これらの曲も透明感のある美し い曲でこころが洗われるようです.コーラスも美しく,聖歌隊のよう な荘厳な雰囲気も感じられます.
さすがにショーの音楽だけあって,CD 1 枚という単位で聴くべき もので,一貫したテーマがあるような感じがします.シンフォプログ レファンにもおすすめ.
Riverdance 等で有名なフィドラーです.
北米の音楽 のページにレビューがあります.
上記のRiverdanceのダンサーである Michael Flatley のショーであるLord of the Danceの音楽.音 楽担当は Ronan Hardiman と言う人です.映画やテレビ関係の音楽を 担当していた人のようです.
音楽の傾向としてはRiverdanceと同様な感じですが, Riverdanceよりはもう少しロック/ポップス寄りのよう な感じもします.これは,Riverdanceよりリズムが強 調された感じ (というかポピュラーミュージック的なリズムである) であるからかも知れません.使われる楽器も,伝統的な楽器よりは, 普通に使われている楽器が中心です.しかし,アイルランド的な雰囲 気は全く壊れていません.メロディも親しみやすいもので,アップテ ンポな部分でのヴァイオリンの伸びやかな音色がたまりません.その アップテンポな部分の独特の明るさはクライズラー・アンド・カンパ ニーなんか好きな人に受けるのではないでしょうか.アルバム全編を 通じて,一つのテーマのようなものが感じられるすばらしい作品です. ジャケットのデザインからは想像できないようなすばらしい作品です. だまされてはいけません.(^_^;)
16, 17 曲目では,Michael Flatley のタップの音も聴けます.所々 で挿入される女性ボーカルも Riverdance 同様美しい.
美しい透明感と少しエンヤを感じさせるボーカルが特徴の Ronan Hardiman の作品.聴いているとホッとしそうな感じ.リズムが打ち 込みなのと,ピアノが淡々とした感じなので,少々ニューエイジやイー ジーリスニング的にも聴えてしまいます.そのためか,ケルト色が十 分感じられるとは断言できないのですが,そのスケール感と美しさは すばらしいです.Lord of the Danceの音楽に感じられ るような派手さ,カラフルさはありません.