アイルランド旅行記 / 6 日目 |
Waterford |
何日か,ロンドンやらダブリンやらをブラブラしたので,ちょっと海外一 人旅にも慣れてきたということで,バスを使ってちょっと足をのばしてみるこ とにしました (元々そういう予定でしたが).
アイルランドは長距離バスが充実していて,主な都市間は,バス・エーラ ンという,結構車両も良いバスが走っています.日本の高速バスのような感じ ですね.系統番号がきちんとついていて,利用しやすかったです.それに,何 と言っても安い!!片道と往復がそんなに違いないのです.ダブリン〜ベルファ スト間でも 10 ポンドですから,\2,000 程度でしょうかね.
バスの時刻表の最初に,“Day Breaks”と称して,日帰りツアー (といっ ても,普通に切符を買って乗るだけですが) の案内が乗っていたので,これを 参考に行き先を選んでみることにしました.結構,片道 5 時間程度でも,日 帰りでどうぞ,みたいに書いてありましたが.
まずは,片道 3 時間程度だと,朝ダブリンを出発して,夕方帰ってくると いうプランを立てても,目的地で時間が余るくらいですので,この程度の場所 を探してみました.ちょうど,Waterford が 3 時間で,9:00 出発の 20:00 頃帰着が出来そうなので,この街に行ってみることにしました.
ダブリンの長距離バスの発着は,コノリー駅の近くのバスステーション (Busaras) からです.いくつもの乗り場があって,日本の JR の駅のように, バスの発着の案内表示があって,旅に出るんだなぁ,という気がします.
まずは,切符を購入します.もちろん往復.で,乗り場を確かめて,バス へ.どうやら,バスは Waterford 行きではなく,Dungarvan という所行きの ようです.さて,降りるところが分かるかな? (^_^;) バスは,白に赤いライ ンの入ったハイデッカー車で,乗り心地も問題なしです.景色も存分に楽しめ ます.これが乗用車だと,道の両側の垣根なんかが邪魔で,結構風景が遮断さ れて,あまり楽しくないということもありましたから,バスの旅はおすすめで す.ただ,(すぐになれますが) とにかく田舎の細い道であろうが,アイルラ ンドのバスは飛ばします.遅い乗用車はどんどん追い越して.:-)
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バスは,鉄道駅に到着.繁華街は川の向かい側なので,橋を渡って向かい 側へ.この橋は跳ね橋で,私がこの街にいる間も橋が上がっていました.川に 沿った通りがこの街の一番の繁華街.この街は,バイキング時代の遺跡が多い 街で,この通り沿いのレジナルドの塔や,異民族から街を守るためのシティウォ ールもあちこちに点在しています.教会も多いです.
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この通りから中に入ると,結構古い町並みで,周りを見ながら散歩してい るだけでも楽しくなってしまいます.と言っても,小さな街で,それほど見る ところもありませんので,まずはこの街の出土品が見れたり,歴史が分かるら しいヘリテイジセンターへ.色々な出土品がありましたが,英語の説明を読む のも面倒だし,一通り見て,外へ.街中をぶらぶらしたあと,シティウォール の見張り塔の跡へ.この通りをずっと奥へ行くと,Waterford の特産品である, クリスタルガラスの工場があるので,時間もあるし,行ってみることにしまし た.
時間もあるし,歩いていけ〜,ということで歩くと,これが結構遠いです. 郊外の広々とした住宅地を抜けて,工場がありますが,目的の工場とは違いま す.それでもしばらく歩くと,ありました,クリスタル工場.工場ツアーがあ るらしいのですが,どこが受付だかさっぱり分かりません.訪ねてみましたが, 敢えなく敗退.何を言っているのかさっぱり分からず,さっぱり理解してもら えず,あんまり興味があるわけでもないので,ショールームを一通り見て,こ こは早々に撤退.
その後は,街のちょっとはずれの方もぶらぶらして,絵はがきを買って, ベンチで書いたり,時間をつぶして,バス乗り場へ戻りました.あ,その前に 対岸から街の写真を撮ろう,と思い,いいところを探したのですが,結局なく て,適当に 2 〜 3 枚写して,17:30 のバスでダブリンへ….
この街は,町並みも良くて,ぶらぶらしているだけで楽しい街でしたが,1 日 (半日ですが) 時間をつぶすのはちょっとつらかった….