アンコール都城内や周辺には,たくさんの寺院などがあります.
プレ・ループ (Pre Rup) |
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10世紀初め,王朝の都城はアンコールからコー・ケーに移ってい ましたが,944 年に即位したラージェンドラヴァルマン四世は,アン コールへ遷都を行ない,国内の平定を精力的におこないました. プレ・ループ寺院はそのラージェンドラヴァルマン四世が建てた 寺院の一つで,この寺にはアンコール王朝発祥の地と言われていたラ オス南部のワットプー寺院の主神が安置されていたらしいです. プレ・ループという名前は火葬の儀式に基づいているらしいです. 実際に石槽が残っていて,そこで死者を荼毘に付したと言われている そうです. |
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中央祠堂です. |
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中央祠堂上からは眺めが良く,遠く東メボン寺院まで見えます. |
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だいぶくずれていますが,中央祠堂に残る女神像です. |
スラ・スラン(Sras Srang) |
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バンテアイ・クディ寺院の正面にあり,“王の沐浴のための池” とされているらしい. |
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こういう四角い池はアンコールの寺院の特徴ですね.東メボンや 西メボンよりは小柄ですが. |
バンテアイ・ クディ(Banteay Kdei) |
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ジャヤヴァルマン七世が戦争で崩れていた寺院を復興したものら しいです.だいぶ崩壊が進んだ印象を受けました. |
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アンコール・トム都城の門と同様の四面仏の東塔門 |
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東塔門を入って中央祠堂へ向かって |
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寺院内部の女神像.内部だからでしょうか,きれいに残っていま す. |
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寺院全体もバイヨン的な構成,デザインですね. |
プリア・カン (Preah Khan) |
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「聖なる剣」という意味で,ジャヤヴァルマン 7 世がチャンパ軍との戦いに 勝ったのを記念して建てたとのことです. | |
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他の寺院では見られなかった二階建の建造物.中央祠堂の横に建ち,どこか ギリシャ神殿のような雰囲気も持ちますね. |
ニャック・ポアン (Neak Pean) |
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池の中央に祠堂が浮かぶジャヤヴァルマン 7 世による建立の寺院.池のせいか, 他の寺院とは違って庭園的で開放感がありましたね. | |
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池の中心に祠堂があり,廻りには馬のような牛のような像がありますが, これはインド神話に出てくる神馬だそうです. |
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池の外側 4 箇所にこのような所があって,それぞれ人頭などの像があり,その 口から水が流れるようになっています.水がさほど多くなかったので,行った 時は流れてませんでしたが... |
つづく…