(4)対数関数

 今まで、Wが与えられたときとなるSを求める方法をいろいろ考えてきた。 理系の諸君なら、実は、苦労して求めなくとも、Wを与えるとSを計算してくれる関数があることを知っているだろう。

 

2を底とする対数を使えば、エントロピーSは

 

   で計算できる。

 

 表計算には対数を計算する関数が用意されている。例えばエクセルではLOG(値, 底)が用意されており、セルに[=LOG(3,2)]と記入すれば  を計算してくれる。

@「グラフから読みとる」〜B「バックソルバー」 の実習を行ったのは、この対数関数がいったい何を求めているのか、その意味をしっかり理解してほしいからだ。                      

 を満たす変数xを求める、10を底とする対数は常用対数と呼ばれている。

 常用対数は x=log N と底を省略して表される。

 

 ロータス123は @log(N) で常用対数を計算できるが底を指定することはできない。

 エントロピーを求めるためには公式(6)を使って底を2に変換しなくてはならないが、

     であるから、「@log(N)*3.322」で を計算できる。

 

課題

 常用対数を使って、微視的状態の数Wから統計エントロピーを計算する式を考え

100匹の蚤のエントロピー表を完成しなさい。

 

 ヒント

  @COMBIN(100,50)で  100匹から50匹選ぶ組み合わせ  を計算できる。


【 情報の量を量る_5 】