3.16進数
二進数は人にとって扱いにくい、そこで、4桁の二進数を対応する16進数で表す工夫が使われる。
16進数は16になって初めて2番目の桁に繰り上がる。15までは1桁で表さなくてはいけない。そこで、10〜15の数値を1桁で表すために、A〜F を使う。
16進数で11と表記すると、それは十進数の17(10) を意味する。
161 160
の位 の位
1 1 (h) = 16+1=17(10)
長い二進数は、4桁ごとに区切って、それぞれ対応する16進数に直す。
753(10)=1011110001(2) を例にとると
10 1111 0001
↓ ↓ ↓
2 F 1
の様に、簡単に16進数に変換できる。
確認 2F1(16)を十進数に戻してみよう。
162 161 160
2 F 1 (16) = 256×2+16×15+1×1
= 512 + 240 + 1 = 753
「1011110001」と二進数で扱うよりも「2F1」と16進数で扱う方が、ずっと楽だ。
しかも、「2F1」から対応する二進数を思い浮かべることは、そんなに難しくない。
よって、コンピュータ技術者は、好んで16進数を使う。(二進数よりはましだから。)
課題3
(1)表計算のセルに十進数を入力すると、
対応する16進数を表示するようにせよ。
ヒント @HEX( 数値 )
(2)表計算のセルに16進数の文字列を入力すると、
対応する十進数を表示するようにせよ。
ヒント @DECIMAL( 文字列 )
(3)表計算のセルに、16進数を表す1文字を入力
すると、対応する4桁の2進数を表す文字列を
表示するようにせよ。
ヒント
@VLOOKUP(探す値,参照表の位置,表の何列目)
二進数に直し、0は□、1は■と変換すると何が現れるかな?
(1)手作業でやってみようか
(2)表計算で16進数をセルに入れると、画像が現れるように工夫せよ。
(3)表計算のセルを使って絵を描くと、それを16進数に直す仕掛けを作れ。
ヒント @VLOOKUP(A,B,C) をうまく使う。
このように、図形も結局は「0」と「1」の集合で表すことができる。
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やってみよう カラー画像を表すには、さらにどんな工夫が必要だろうか?