額兵隊、箱舘戦争関連本
私のお薦め本&参考資料です。少ないと思ったけど、結構ありますね。(笑)このほかにもご存じの方は是非教えてください。
参考資料

「仙台額兵隊記」



片平六左:著
  額兵隊の結成から、箱舘戦争集結後のことまで様々な史料に拠り、額兵隊の歴史を著した本です。額兵隊に関する細かい史料が多く載っているのが魅力です。この本は額兵隊研究書として、第一級のものと言って良いのではないでしょうか。最近の額兵隊に関する出版物は、この本を参考にしているものが多いようです。残念ながら、現在この本を手に入れるのは難しいです…。出版された時期が20年前と言うことや、自費出版であることも原因だと思います。かく言う私も、この本を見つけるのに苦労しました。




「箱舘戦争史料集」
須藤隆仙:編
新人物往来社:刊
 この本は箱舘戦争に関わった人たちが記した日記や、軍記などを集めた文字通りの史料集です。様々な史料を照らし合わせることによって、箱舘戦争の全体像が見えてきて興味深いです。ただ、昔の人の書いた文を編集したものなので、読み難さは否めません。額兵隊に直接関わる史料としては、星恂太郎の「星恂太郎日記」(日記ですが、個人的な内容では無く、軍記の色合いが強いようです)や額兵隊改役頭取荒井宣行(平之進)の「蝦夷錦」が収録されています。星恂太郎や荒井宣行がどんな人だったか、少し垣間見ることが出来きます。 



「額兵隊異聞〜炎〜」 伏見あきら:著
 額兵隊のことを知りたいけど、はじめから難しい本を読むのはちょっと…。と言う方にお薦めです。額兵隊や星恂太郎のエピソードを、マンガやコラムなどで紹介しています。内容は様々な史料を元にした濃い内容ですが、とても親しみやすく読みやすい本です。本当に、良く額兵隊のことを勉強していらっしゃるようで、その知識の豊富さ、情熱に驚かされたものでした。なによりも著者の方の、額兵隊への強い思いが感じられて好感が持てます。このホームページを作る際にも、色々と参考にさせてもらいました。しかし同人誌と言う性質上、すぐに入手しにくいと言うのが残念です。



「歴史読本 1998年12月号」 秋田書店:刊
 特集ドキュメント「戊辰戦争 幕末諸隊の戦い」に額兵隊結成から蝦夷渡航まで、東北での額兵隊や星恂太郎の動向を説明しています。内容は、基本的に「仙台額兵隊記」を元にしていますが、元の文よりも読みやすい文章です。この本は維新戦争を考える企画ですが、額兵隊が最も活躍した箱舘戦争の記事はありません。なので、「幕末諸隊の戦い」というのはあまり当てはまらないような気もしますが…。(だって東北では、戦ってないもんね)額兵隊の他にも、額兵隊にゆかりのある、衝撃隊(からす組)や見国隊の記事もあります。



「箱舘戦争写真集」 菊池明 横田淳:著
新人物往来社:刊



「誰も書かなかった箱舘戦争」 脇哲:著
新人物往来社:刊



「幕末維新解体新書」 歴史ファンワールド:編
光栄:刊



「真説 上野彰義隊」  加来耕三:著
中公文庫:刊



「北海道いがいいがい物語」 合田一道:著
幻洋社:刊



「図説 横浜外国人居留地」 横浜開港資料館:編
有隣堂:刊



「明治維新人名辞典」 日本歴史学会:編
吉川弘文館:刊



「日本人名大辞典5」 平凡社:刊




小説、その他

五稜郭秘話 紅蓮のごとく
    仙台額兵隊・星恂太郎の生涯
合田一道:著
教育書籍:刊



「仙台藩 帰らざる戦士たち」 星亮一:著
教育書籍:刊



「からす組」 早乙女貢:著
講談社:刊



「土方歳三の鬼謀3」 柘植久慶:著
ハルキ文庫:刊


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