蛇籠の作り方

  1. 準備  まず竹を入手し、それを割り、剥いで材料となる編み竹を作ります。
    (竹の選定、割り方、剥ぎ方等の説明が必要であれば、別のページを作りたいと思います。メール下さい。)

  2. 材料  作る蛇籠の大きさにより違いますが、今回は練習として、直径8cm×高さ23cmくらいの蛇籠を
    作るものとして、青竹で幅6mm 厚さ0.6mm 長さ1500mmくらいの編み竹(籠を編む時は立竹と言う)を
    7本用意します。
     

  3. 蛇籠は篭目編み(六目編みとも言う)で作って行きますので、まず篭目編みの編み方から書いてみます。

   篭目(六目)編み

篭目(右綾)
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図1

図2

図3

図4

立竹1本目 2本目を上図の様に
重ねます。
1,2の交点の右側に、
2を押さえ1をすくうように
3を入れます。
2,3の交点の右側に
1を押さえ3をすくうように
4を入れます。

図5

図6

図7

図8

同じ様に、3を押さえ4を
すくうように5を入れます。
4と2を押さえて1と5を
すくうように6を入れます。
6図の丸い点線内の様に
なっていると思いますので
上図の様に組替えます。
それぞれが並行で、
等間隔になる様に調整し、
交差部分の隙間を
なくすように中心に向かって
締め、形を整える。

以上、簡単ですが篭目編みの説明です。
材料は必ずしも竹でなくても出来ます、たとえば冷蔵庫などを梱包してある、硬いビニールひもでも練習は出来ると思います。

  1. 立竹の中央で篭目を作り、その内の1本を横回し竹として編み始めます。
     (その前に、養生として底の六角形が崩れない様に図9の黒線部分を針金等で縛っておくと作業がし易いです。)

図9 図10
黒線部分を針金等で縛っておく。 2の立て子を横回し竹として
4を押さえ1をすくい腰立てへと進んで行く
 編み込む前に全部の立て子を腰立て
しやすい様に曲げ、癖をつけておくと良い。
図11 図12
製作中  
図11の様に1周目は五角形が出来ますが
2週目からは六角形が出来てきます。
以下製作中

製作中の蛇籠のほかに、もう一つ立て子を半分足し13本とし、横回し竹も刺し増して編む方法があります、
こちらのほうが底の部分が複雑ですが、全体の形は綺麗なものが出来ます。

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