コントラバスの"Solo"(第3楽章、3小節目)

　有名なコントラバスのソロですが、｢新校訂版｣には"Solo"の部分に次のような注釈が加えられています。
　　　　　｢１本のコントラバスではなく、コントラバス群によるソロ｣
　つまり、ここは｢パートソロ｣だという、奇しくも今まで幾度となく述べてきた、ベーレンライター版のベートーヴェン全集における"Solo"の扱いと全く同じ解釈をとっているというわけなのです。
　この件についての根拠をお知りになりたい方は、参考文献に詳しく述べられていますので、参照してください。また、コントラバスの佐々木和弘さんのご紹介で、ご自身が参加しておられる「日本インターネットコントラバス奏者協会ＭＬ」のやりとりをＦＡＱとしてまとめたもののリンクを張らせていただくことができましたので、コンバス奏者の生の声もご覧になってみて下さい。