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どろぼうかささぎ

●台本:ジョヴァンニ・ゲラルディーニ

曲:ジョアッキーノ・ロッシーニ


おもな登場人物

ニネッタ(ソプラノ) ジャンネット(テノール) 代官(バス)

あらすじ

 可憐なニネッタは村のお屋敷の召使いです。この家の主人の息子ジャンネットとは結婚を誓い合った仲。しかし二人の仲を快く思っていない女主人は、ニネッタになにかとつらくあたります。今日も銀の食器が足らなくなっているのに気づいてニネッタのせいだと咎めます。かつてニネッタに横恋慕したものの、袖にされてしまった腹黒い代官は、これを聞いて又とないチャンスだと、ニネッタを逮捕してしまいます。当時の法律では、召使いが泥棒をした場合には死刑にできるのです。代官は「死刑になりたくなければ、わしと一夜を共にするがよい。」ともちかけますが、ニネッタは断固はねつけます。
 かわいそうなニネッタ!とうとう裁判で死刑を宣告されてしまいます。と、その時、びっくりするような知らせがもたらされました。食器盗みの真犯人が分かったというのです。いったい誰だったと思います?台所から銀のスプーンやフォークをくわえては、巣まで運んでいっていたのは、お屋敷のまわりに住み着いていたいたずら好きなかささぎだったのです。疑いがとけたニネッタは、改心した女主人にも祝福され、晴れてジャンネットと結婚することができましたとさ。めでたしめでたし。


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