今日の禁断 エイチ


 このところ、土日にニューフィルの指揮練などの用事が入っていたので、昨日は久しぶりのフルに休めた土曜日でした。そこで、愚妻とランチに行くことにしました。なんでも、最近お友達と一緒に食べたところがおいしかったので、私にも一緒に行ってみない? というお誘いでしたね。
 そのお店は、県庁から旧NHKの方に向かっていったところにあるということで、車は県庁の前にある駐車場に入れることにしました。この駐車場は、別に県庁に用事がなくても止められる有料駐車場で、そんな街中にしてはかなり料金が安いので、休日などはかなり入るのに待たされる、ということは聞いていました。でも、まあ、かなり広そうだし、回転も速そうなので、それほど待たなくても大丈夫なような気はしてましたね。
 ところが、行ってみると、もう道路に8台ぐらいの車が並んでいました。やっぱり、待たなければいけないようですね。それで、予約もしてあったので、愚妻だけお店に行っててもらって、私は駐車場に入るまで車で待っていることにしました。経験上、長くても30分も待っていれば入れるはずですからね。
 ところが、それからいくら待っても、中から車が出てくることはありません。完全に膠着状態になってしまいましたね。それでも、いつの間にか列は先に進んでいて、私の後ろにも車が並ぶようになったので、もう少し我慢してみようと思いました。やがて、1時間以上待った末に、ついに駐車場の入り口までたどり着きました。私の前には1台しかありません。いやあ、長かったなあ、と思っていたら、その、前の車が突然列から離れてどこかへ行ってしまったのですよ。せっかく待っていたのに、ここまで来て諦めるなんて、と思って、駐車場の方を見てみたら、
 こんな看板が目に入りました。なんと、ここは終点ではなく、ゲートはそのはるか先なんですって。このように、あと6台分は待たないといけません。これまでのペースだと、あと1時間はかかってしまいます。もうランチタイムは終わってしまうかもしれません。それより、一人で待っている愚妻は、怒り狂っていることでしょう。
 それで、遅きに失した感はありますが、私も列を離れ、ちょっと遠くになりますが、市役所前の地下駐車場に停めることにしました。
 そこに行ってみると、なんだか賑やかなイベントをやっているので、やはり道路まで入車の列が出来ていましたが、こちらはもうスイスイ中から出てきますから、もう、すぐに停めることが出来ましたよ。もっと早くこちらに来ていればよかったですね。なんせ、あんな料金ですから、長時間停めても大したことはないので、みんな時間をかけて買い物をしたり、このイベントに参加してたりしていたのでしょうね。
 それから、小走りでお店に向かいます。
 それは、ビルの地下にあるこんなイタリアンのお店でした。
 これは、お店のサイトからの写真ですが、今は、テーブルの間に仕切りが置いてありましたね。愚妻は、二人掛けのテーブルに憮然として座っていました。でも、駐車場のせいですから、仕方がありません。
 料理は、ランチのコースを頼みましたが、素晴らしかったですね。



 特に、メインのパスタが、アラビアータで、ベーコンが入っているように見えたのですが、食べてみたらそれはキャベツ、それがもうとても甘くて、信じられないほどのおいしさでした。
 店員さんは、シェフともう一人のフロア担当の男性2人だけ、ほぼ満席だったので忙しそうでしたが、こまめにお客さんに気を配っているようでした。
 私がデザートを食べ始めた時に、その彼が、「駐車場が混んでたんですって?」なんて話しかけてきました。近所の駐車場も教えてくれました。たぶん、待っている間に愚妻と話をしていたのでしょうね。それでも、こんな気さくに応対してもらったことなんて殆どありませんでしたから、なんか、うれしくなりましたね。近いうちにまた行くことになるでしょうね。
Aventure Number : 3869 date : 2024/3/17


今日の禁断 ナッツクラッカー


 私は、ニューフィルでは「友の会」の事務局も担当していますから、会員さんにチケットを送ったりする仕事があります。その時には、一応担当者として私の携帯番号も一緒に送ってあるので、なにか連絡がある時には電話がかかってきます。今日来たのも、そんな電話。かなり大口の会員さんです。そこは、いつも大口なので領収証を送っているのですが、その電話では、会費が非課税であるとの証明が欲しい、などという面倒くさいお願いを言ってきました。あと、インボイス番号を教えてくれ、とか。まあ、うちは消費税は払っていないことを伝え、相手も、具体的には但し書きに「無課税」という表記を入れるだけでいいというので、双方が納得したのですが、その時に、「振替を送るときの手数料が廃止になってますよ」などということを教えてくれました。
 それは、おととしの年末あたりから適用されることになった、現金で振替を送るときには、普通の料金のほかに、払う人が110円の手数料を払わなければいけなくなる、という制度でした。ニューフィルの場合は、チケットを送るときに料金受取人払いの振替用紙を送っているので、それまでは会員さんは会費だけを送ってくれればよかったのに、これによって110円余計に支払うことになってしまうのです。ですから、その110円はこちらで支払うので、会員さんは会費から110円を差し引いた金額で送金してくれるようにお願いしていたのですね。
 しかし、昨年の末に、こんなお知らせが出ていたのでした。
 理由についてはいろいろ書いてますが、要はお客様から抗議の声があったから、じゃないでしょうか。どう考えても、この制度はあまりに安直なやり方ですからね。誰も納得しなかったので、やむを得ず「廃止」にしたのでしょう。
 それにしても、なんともお粗末なやり方でしたね。よくもこんないい加減なことをやってくれたな、と思ってしまいます。その後始末にしても、こんな「お知らせ」だけで済ませようとしてましたからね。職場ではもっと大規模に振替を扱っているのですが、これに関しては、加算料金のことも、その廃止のことも、全く何の連絡もありませんでしたからね。
 まあ、でも、反対意見を誠実に受け止めた、という姿勢だけは評価したいですね。今の世の中、お上が決めたことは、福島の原発の汚染水の海洋廃棄にしても、宮城県の病院移転の件にしても、さらには、国のマイナンバー制度にしても、あれだけ住民が反対しているのに、決して「廃止」になることはありませんからね。
 その時に為政者が言うのが、決まって「きちんと説明します」という文言です。「説明」というのは、相手に自分の考えを押し付けることじゃないですか。この言い方には、他人の意見に耳を貸す姿勢が、全く感じられません。困ったものです。
 ニューフィルの次の演奏会のプログラムの最終的な選曲の時にも、やはりこのような「自分の意見を押し通す」という姿勢が見られましたね。まあ、結果的には異存はないのですが、その過程に「またか」という思いが生じてしまったのは残念です。
 その結果、いつの間にかこういう曲が入っていましたね。
 冒頭で、フルート3本が「フラッター・タンギング」を披露するんですよ。最初にこの音源を聴いた時には、この時代にこの奏法はありえない、と思ったのですが、物の本によると、有名な曲でこの奏法が使われたのは、これが史上初なのだそうです。私はフラッター・タンギングは得意ですから、なんてことはないのですが、これが苦手、という人もいますね。ちょっと時間が長すぎるようなので曲の中でカットする場所も出てくるようなことを言ってましたから、このあたりもカットされるかもしれませんよ。
Aventure Number : 3868 date : 2024/3/15


禁断ばっくなんばあ