今日の禁断 コーラ


 指揮練は無事に終わりました。いつも笑いが絶えない、とても楽しい練習でしたね。中でも最後の「13」は最高に笑えましたね。何のことか、とお思いでしょうが、「カルメン」の「衛兵の交代」で途中から返すときに、マエストロが練習番号を使って「『13』から」とおっしゃったのですよね。でも、パート譜には小節番号しか書いてないので、ちょっと「どこ?」という空気になりましたが、ちょうど区切りのいいところがすぐにわかったので、みんな迷いもなくそこから始められました。そうしたら、誰かが「そこ、『B』じゃないですか?」と言い出しました。マエストロもそれを認めて「ちょっと隙間の空いた『B』ね」ということで、みんなで大笑いです。
 あとで、その「Bでしょ?」といった人がネットに画像を載せていましたが、それは手書きで「B」でしたから、確かに「13」に見えてしまいましたね。私の手元にも、それと同じ楽譜をこっそり作ってもらったものがあるので、よくわかります。
 でも、これは日譜のスコアのコピー(ページ数も同じ)なのですが、そのオリジナルにはそんな記号はないんですよね。
 つまり、この手書きの「B」を入れたのと同じコピーを、マエストロが使っていた、ということですから、なんという偶然としか言いようがありません。
 そこでソリストさんたちと「カルタ」を練習しているときに、マエストロとソリストの楽譜が違っていることが分かりました。マエストロはドーヴァー版でこちら。
 ソリストが使っていたのはシャーマー版だということですが、どうやらそれはアルコア版と同じになっているようで、これがアルコア版です。
 フラスキータ(上段)とメルセデス(下段)が完全に入れ替わっていますね。あとでドーヴァー版をよく見てみたら、とても不思議なことに、このような一人だけで歌うところと、二人一緒に歌うところとでは、パートが完全に上下逆になっているのですよ。つまり、デュエットで上のパートを歌っていたフラスキータが、ソロになると突然低い方のパートに変わっているのですね。シャーマー版ではそこが直っていたのでしょうし、歌う方でもその方が自然ですからそのまま歌っていたんですね。もちろん、アルコア版もそういう「正しい」形になっています。結果的に、このソリストが取った形で本番も歌うことに決まったようなのですが、そうなるとちょっとした問題が出てくることになりました。プログラムに載せる歌詞対訳には、ギロー版のCDについてきたものを使っているので、その配役が「間違って」いるのですよ。まあ、まずいないとは思いますが、これを見ながら聴いていて、おかしいなと思う人がいないとも限りません。そこで、その部分の配役を直してもらうことにしました。
 しかし、なぜか、「アルコア版に準拠」しているはずの音友の対訳本が、しっかりギロー版の配役になっているのですよね。これは不思議、というか、今まで気づいた人は誰もいなかったのでしょうか。さらに、アルコア版で録音したはずのラトル盤のCDの対訳でも、やはりギロー版になっているのですよね。それだったら別にうちのプログラムを直す必要もなかったような気もしますが、もしかしたらこれが日本で最初の「正しい」対訳になってたりして。
 ところで、日曜日はお昼が間に入るので、当然お昼ご飯をそこで食べることになるのですが、私は急いで家を出てすっかり昼ご飯を買うのを忘れてしまいました。そこで、みんなが芝生の周りでのんびり食べているのを尻目に、外に出てコンビニに行こうと思って歩き出しました。確か、ちょっと遠いけど道沿いにセブンがあったはずですから。
 しかし、どうやらそのセブンはつぶれてなくなっていたようでした。その先は行けども行けどもコンビニなんかありません。とうとう、桜ヶ丘の生協まで来てしまいましたよ。帰りも歩いてきたので、ホールに着いた時にはもうチューニングが始まっていました。
Aventure Number : 2416 date : 2015/3/30


今日の禁断 ソプラノ


 今日と明日は、ニューフィルの指揮者練習です。大体本番までの間に1か月おきに土日の練習が3回入るというのが、いつものスケジュール、大体最近は、きっちりそのスケジュール通りに来ていただいている指揮者がほとんどです。ところが、指揮者はスケジュールが取れているのに、最近は練習会場がなかなか取れないのが、深刻な悩みです。今回も、ほかの2回は何とか公共の会場が取れたのですが、この3月の分だけはどこも空いていませんでした。そこで使うことになったのが、
 こんなところです。私の家からちょっと行ったところにある女子大のキャンパスです。今回の指揮者がここの講師を務めていたので、その伝手で借りることができました。実はこの学校、私にとっても縁がないわけではなく、ひところは毎週のようにここに通っていたことがあります。言ってみれば、「学生」だったのですがね。いえ、ここの音楽科のフルートの先生のレッスンを受けるために、もぐりこんでいたんですけどね。音楽科はずっと奥の方ですが、今日つかうのは正門を入ってすぐの大講堂、真ん中の建物です。
 私が行ったときにはまだ誰も来ていなくて、照明もついていませんでした。でも、上の方に窓があって、外光が入ってきます。ホールの扉も二重扉ではなく、横の扉なんかは開けるとそのまま外に出られるようになっています。広いキャンパスだから、別に防音などは必要ないのでしょうね。
 ステージにはちゃんと反響版も用意されていました。かなり広いステージですので、悠々とオーケストラが乗ります。音も結構響いているようです。実は先週も別の女子高の、同じようなホールで本番があったのですが、そちらはステージは奥行きがこれほどありませんでしたし、音もあんまり響かなかったような気がします。でも、2週続けて女子高や女子大に縁があるなんて、なんか不思議。
 今日は、「カルメン」の時の歌手の方が、一部参加してくれました。メインのカルメン役は東京の人なので本番の前日しか来ませんが、ほかの2人は仙台在住なので、何回も来てくれるそうです。お一人は、カルメンの代わりを歌ってくれましたし。このお二人、プロフィール写真ではいかにも「オペラ歌手」という華やかな感じがしていたのですが、今日は普通の格好でやってきたので、その辺のお姉さん、といった感じでした。指揮者が面白いことを言ったらゲラゲラ笑いだして、それにすっかりハマってしまって歌えなくなったりしてましたね。なんか、とても楽しいお二人でした。
 やはり、実際に歌手の方が入ると、オケの合わせ方が微妙に変わってきますから大変ですね。「ハバネラ」などはフルートがピッタリ寄り添っていますからね。でも、写真を撮るのに熱中していたら、そこで丸々落ちてしまいましたね。だれも気が付かなかったようですが。
 次の「白鳥の湖」は、私は降り番なのですが、今日と明日は別の演奏会でその担当がお休み、私は1番の代吹きをやらなければなくなりました。そのことはだいぶ前に分かっていたので、十分に練習していたつもりなのですが、実際の合奏になるといろいろまずいところが出てきましたね。本当に難しくて、みっちりやっていたところは案外何とかなったのですが、ちょっと油断してそれほどさらってなかったところがダメでしたね。これは、明日リベンジです。しかし、丸6時間吹きっぱなしというのは、さすがに疲れるものです。
Aventure Number : 2415 date : 2015/3/28


禁断ばっくなんばあ

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