今日の禁断 カルト


 もう長いこと、CDを買っていないことに気が付いて、愕然としているところです。なんせ、この前に買ったのが、クラシックではなく、宝塚出身のアーティストさんのアルバムですからね。クラシックのCDを最後に勝ったのはいつだったのかも、もう思い出せなくなっています。ですから、2日に1本ずつ書いている「おやぢの部屋」は、もう100%サブスクで聴いたものになっていますね。
 ただ、そうなってくると、CDに付いてくるブックレットも、ちゃんとデジタルでPDFが見れるものもありますが、全くないものもあったりするので、ちょっと不便ではありますね。
 とは言っても、例えば録音日時などは、ちょっと検索すれば、かなりのものが判明できます。その辺のノウハウは、かなり蓄積されていますからね。ところが、おそらく明日書くことになるものについては、どこを探しても、必要な情報が全く見つからない、という、悲惨なことになっていました。一応、レーベルや曲名を元に検索すると、しっかりそれに関係したページが出ては来るのですが、それらを開こうとすると、「エラーです」とか、「削除されています」などというコメントだけが出て、それ以上は進めなくなってしまうのですよ。こんなことは初めてでした。
 一応、Spotifyだと、プロダクトやコピーライトの年号は「2025」となっているので、それがデジタル・リリースされた時期であることは分るのですが、肝心の録音の時期が、ここでは分からないのですよね。
 それでも、あちこち探しまわって、やっとそのアルバムのプレスリリースらしきものが掲載されているFacebookを見つけました。そこでは、確かに、私が知りたかった情報が、すべて語られていたので、一安心です。これで、明日の「おやぢ」を書くことができます。
 もちろん、それは英語で書いてあります。でも、こういうものに使われる単語は決まっていますから、それは簡単に頭の中で翻訳することは出来ました。でも、一応「答え合わせ」という感じで、Google翻訳で日本語を書きだしてもらいました。そうしたら、なんかおかしなところがあったのですよ。
 その部分の原文は、こちら。
Vienna, Austria - The powerful and emotional live concert Mozart Requiem - Fuerza México is from 25. April officially released as a digital album, preserving a moving musical tribute that brought together two nations in solidarity through art and compassion.
 そして、Googleさんが訳した日本語が、こちら。
オーストリア、ウィーン発 - 力強く感動的なライブコンサート「モーツァルト・レクイエム - フエルサ・メキシコ」が4月25日にデジタルアルバムとして正式にリリースされました。芸術と慈悲を通してメキシコとメキシコを結束させた、感動的な音楽のトリビュートです。
 「Fuerza México」というのは、2017年の始めにメキシコを襲った大地震の被災者を救済するために、その年の11月にウィーンで開催されたチャリティ・コンサートのことです。ここでおかしいのが、下線を引いたところ。「two nations」を訳したものなのでしょうが、これは「オーストリアとメキシコ」のはずですよね。同じ国を結束させてどうしようというのでしょうか。まだまだAIには穴がありますね。
 まあ、同じ国の中でも、「結束」が必要なことはいくらでもありますけどね。ただ、こういう人と「結束」することなんて、絶対にありえませんけど。
Aventure Number : 4091 date : 2025/7/14


今日の禁断 ナガサキヤ


 前回、ニューフィルのプログラムの初期のものが手に入ったけれど、まだ欠番がある、ということを書きましたが、その後、予想もしていなかった方から、「すべて持ってます」という連絡が入りました。その中には、第1回目の定期演奏会の前に、もう一つ演奏会をやっていたのですが、そのプログラムまである、というのですから、嬉しいですね。これで、コンプリートが可能にもなりましたよ。
 現物はまだ手元にはないのですが、写真は見せていただいたので、その中で、その「初めての演奏会」のプログラムの表紙をご紹介します。
 これは、私も見たのは初めてです。ここから、ニューフィルの活動が始まったんですね。それがこんな斬新なデザインだったことに、かなり驚いています。誰が作っていたのでしょうね。
 ところで、この表紙には、「マネージメント 仙台コンサートソサエティー」とありますが、この間アップした第3回定期演奏会のプログラムには、それが「仙台レコードライブラリー」となっているのですね。そして、それは19回定期(1992年4月)まで続きます。いや、そんなことは、すでにチラシをアップした時点で分かっていたはずなのですが、今になってやっと気が付きました。
 つまり、私がニューフィルに入ったのは第9回定期の時なのですが、その時には仙台レコードライブラリーがまだマネージメントをやっていたということになるのですね。そんなことも知らずに、このレコード店の常連だった私は、社長のYさんに、オーディションで入団が決まったあとで、お店にポスターが貼ってあったので、「このオーケストラは、どうなんでしょう?」と聞いてみたのですね。これから一緒にやって行くオーケストラが、どの程度のものか知りたかったものですからね。そうしたら、「1000円のチケットではもったいないほど、いい演奏をしますよ」とか、「よく1000円で頑張っていられますね」などとおっしゃってましたね。今にして思えば、それがマネージメントを行っていた人としての感想だったことが分かります。たしかに、この物価高の世の中で、半世紀近く前のチケット代をずっと維持しているというのは、ほとんど奇跡ですね。
 その頃のお店は国分町のビルの中にありましたね。私は、ほとんどのCDをそこで買っていました。そのうちに、タワーレコードが一番町にお店を出したのですが、そこの店員さんは、「クラシックではレコライさんには、とても太刀打ちできない」と言っていたそうですね。それと、HMVがやはり一番町に出店した時は、レコライの社員をヘッドハンティングしていたようですね。店長のTさんが、「せっかく育てたのに、持って行かれたよ」と嘆いてましたね。いずれのショップも、今は別のところに移ってしまいました。
 レコライはその頃から新譜だけでなく、中古レコードなども手掛けてましたが、今では木町通小学校の向かいのマンションの1階で、中古レコード専門店としてまだやっているみたいですね。Yさんはまだお元気なのでしょうか。
Aventure Number : 4090 date : 2025/7/12


禁断ばっくなんばあ