今日の禁断 アランフェス


 来週月曜日の職場でのコンサートの準備として、私がやっておかなければいけないことは全部終わりました。というか、もう今週の火曜日の時点で当日のプログラムの印刷は終わり、お土産などと一緒に袋詰めにする作業もすでに終わっていたのです。しかし、そこに、ゲストの合唱団から「コンサートの案内は入れていただけましたか?」という問い合わせが来ました。そうだった、確かに、打ち合わせの時にプログラムの中に秋に行われるその合唱団のコンサートの案内も入れておきますよ、と言っていたことを、すっかり忘れていました。いや、実はそれも含めての原稿をお願いしてあったのが、結局資料だけ渡されてあとはお任せ、みたいなものに変わってしまったので、その時点で先方も忘れていたようですね。ですから、私も最初は全員合唱用の歌詞カードの裏側にでも印刷しようかと思っていたのですが、実際に歌詞カードを作っている時にはそんなことは完全に頭の隅からも消えていましたよ。
 ですから、構想通りに、袋詰めをしてしまった歌詞カードを全部抜き出して、その裏側に案内事項を印刷すればいいのでしょうが、それではせっかく袋詰めした労力が全く無駄になってしまいます。だったら、本物のチラシを作ってそれを袋に入れてやろうじゃないか、と思いつきました。ここのチラシはいつも見ていますし、ほぼ同じものが手元にあったので、それをスキャンして加工し、まるで本物のようなチラシを作るのは簡単なことです。せっかくだから、トンボを入れて、まわりを切って余白のないものにしてみましょう。
 ほんの2,3時間でそれは出来上がり、お客さん全員に配れるだけの枚数のプリントを始めました。それを、印刷が終わったものから順次トンボで切断していくと、なんだかまわりの余白にスジのようなものが入るようになってきました。そこであわてて一番新しい印刷チラシを見てみると、もう余白が真っ黒になるぐらいの汚いものになっていましたよ。これは、一旦止めてサービスを呼ばないとダメですね。どうやら、ドラムを交換する必要がありそうです。
 サービスはすぐに来たので、そのプリントを見せると、サービスマンはドラムではなく、トナーの清掃系の部品の摩耗だということで、その場で部品をバイク便で手配して交換しました。そうしたら、すっかりきれいに印刷できるようになりましたよ。ひとまずこれで安心です。でも、もし、最初のプランで歌詞カードの裏側に印刷していたら、それも使えなくなっていてもっとひどいことになっていたところでした。まあ、とんだところで被害を最小限に抑えることが出来たということですね。
 そんなわけで、今日の夕方にはやっと時間が取れたので、今年の「駅コン」に行ってみました。毎年、新田さんが指揮をして仙台フィルが駅のコンコースで演奏するのですが、今年はなんとイベールのフルート協奏曲を全曲演奏するというので、だいぶ前から楽しみにしていました。
 仙台駅は最近大々的な改修工事が行われて、コンコースの1段上の階がとても広々となりました。ですから、そこから下を見渡せるスペースが格段に広がりました。でも、私が行った時には真ん中あたりはもう一杯、かろうじて上手寄りがあまり人がいなくて、一人ぐらいだったら一番前に入れそうなスペースがありました。そうしたら、そこは空いてはいるのですが、なんだか両手を大きく広げて「席取り」をしている風の人がいました。そんなことをしても人がいないのでは意味がないよ、ということで、わざとトートバッグをその手のそばに置いて中からカメラを出してみたら、その人は驚いたように私の顔を見て私の名前を呼びました。一瞬誰かと思ったら、それはニューフィルの元団員でした。なんでももう一人の、やはりニューフィルの今の団員と一緒に見るために、席取りをやっていたんですって。そして、私の顔ではなく、カメラを見て、そこにいたのが私だと分かったのだそうです。結局、もう一人の人もすぐ来たので、3人の新旧ニューフィル団員が並んで駅コンを楽しむことになりました。
 今年も満席、コンコースの椅子席は、1時間ぐらい前にいっぱいになっていたそうです。
 新田さんはMCも担当。でも、風邪でもひかれたのでしょうか、声がガラガラだったのがお気の毒。でも、指揮ぶりはいつもの通りきびきびとしたものでした。
 イベールの協奏曲を生で聴いたのは初めてのことでした。仙台フィルの戸田さんのフルートは素晴らしかったですね。
 客席には、音楽監督のヴェロさんも。
 終わってから新田さんにご挨拶しようと思っても、なんだか忙しそうなのであきらめました。そうしたら、偶然フルートのAさんが通りかかって、しばらく立ち話。ニューフィルの「レニングラード」を聴いてくれたのだとか。冷や汗ものですね。
 こんな写真をFacebookにアップしたら、自動的に新田さんにタグ付されてしまって、新田さん宛ての「いいね!」が私のところに殺到しています。
Aventure Number : 2791 date : 2017/5/26


今日の禁断 ミズバショウ


 今回の朝ドラ、相変わらずサントラのセンスの悪さには引いてしまってばかりですが、職場の合唱団が登場するようになってちょっと印象が変わってきましたね。つまり、この間までBSで再放送をやっていた「てるてる家族」に通じるものがあるのでは、という気がしてきたのですよ。「てるてる」で音楽を担当していたのは、宮川泰、今の朝ドラの担当の宮川彬良のお父さんですね。彼がやったのは、ドラマをミュージカル仕立てにすることでした。それこそ、何の前ぶれもなくいきなり登場人物が歌い出すんですから、最初のころは「これはひどい!」と思いましたね。でも、こういうものは慣れるとだんだん面白くなるもので、逆に「朝ドラでよくこんなことができたな」と心配になったこともありましたね。確かに、もう使いたい曲を無制限に歌わせていたようで、後にDVDを出すときに使用の許諾が得られなくて、その部分だけカットしなければいけなかったようですね。ですから、完全版の映像という商品はそれまで存在していなくて、この再放送はとてもレアなものになっていたのだそうです。そんなことを知ったのは、もう半分以上ドラマが終わってしまった頃ですが、それで別に悔しいとは思いませんでしたけどね。
 そんな父親と同じようなことを、息子の方はまず合唱団で実現させました。最初に「手のひらを太陽に」が出てきた時には、まだこの曲は作られてはいないんじゃないか、と思ったのですが、調べたらギリギリで間に合ってましたね。その次は「トロイカ」でしょうか。「『トロイカ』ってなに?」と聞くと「それは『トロ』と『イカ』だよ」なんてベタなセリフが出てくるわけもなく、きちんと博学な子が説明してくれましたし、もしかしたら、と思っていた「バイヤン」も、きちんと「あのアコーディオンみたいな楽器」なんて答えるんですから、この子の知識には驚くしかありません。「本当は『バイヤン』じゃなくて『バヤン』だよ」と言ってくれたら、もっと驚いたことでしょう。
 それにしても、音取りもパート練習もしないで、初見の曲を歌ってしまうんですから、この合唱団の力はすごいですね。そのあとは「椰子の実」とか「夏の思い出」とか、最近ちょっと調べている曲が出てきたのもうれしかったですね。「夏の思い出」はイントロを聴いただけですぐわかりました。もしかしたらそのうち父親の曲なんかも歌わせるようになるかもしれませんね。「ウナ・セラ・ディ東京」なんかはもう出来ていましたから。
 そして、今日はまさかの「ウエストサイド物語」です。しっかり体育館のダンスを踊りだすのですから、もう間違いなくミュージカル路線への伏線ですよ。つい、素朴な茨城弁に騙されそうになってしまいますが、このドラマには実は洗練された最先端のエンターテインメントの要素が込められているのです、なんてね。
 ただ、ここで「ステージで演奏される『ウエストサイド物語』を見てみたいなあ」と指揮者が言っていましたが、調べてみたらこの前にすでにブロードウェイ・キャストが来日していたそうですね。てっきり劇団四季あたりが最初だと思っていたのですが、もっと前にそんなのがあったんですね。私も知らなかったので、このドラマの関係者(宮川さんも含めて)が知らないのは仕方がありません。
 その、劇団四季のミュージカルでは、しっかり生のオーケストラがピットに入っていました。そこで指揮をしていたのが高橋悠治だったというのは有名な話です。というか、実際に私はこのステージを見ているのですが、そこで、それまでずっと現代音楽のコンサートで追っかけていた高橋悠治が指揮をしていたのを知って、とても驚いたことがありました。それより驚いたのは、映画と同じ編曲で音楽が演奏されていたことです。あの映画を見た時には、音楽はかっこいいのに、なんか編曲が野暮ったいというか、ちょっと古臭いような気がしていたんですよね。ですから、それからかなり年月が経っていたので、もっと「現代的」なアレンジで聴けると思い込んでいたものですから。その後、いろいろなことを体験して、そんなことはあり得ないことを知るようになるのですが、その時には本気でそう思っていましたよ。
 たとえば、私の体験では、カツカレーのカレーには「具」もきっちり入っているものでした。ですから、この間「KAYA」で「具」のないカレーのカツカレーが出てきたので心底がっかりしたのですが、きのうの練習前に同じものを頼んだら、そこには
 ちゃんとたくさんの「具」が入っていました。カツも心なしか大きめ、この間のカツカレーは、いったいなんだったのでしょう。
Aventure Number : 2790 date : 2017/5/24


禁断ばっくなんばあ

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