今日の禁断 サラウンド


 先週の日曜日に行ってきた、仙台市の新しいホールについての市民説明会の模様が、YouTubeで公開されました。1週間ちょっとで編集してアップというのは、こういうお役所にしては早い方なのでしょうね。たしかに、「説明会」の全体はカットされずに公開されているようですが、その後の、聞きに来た人たちからの質疑応答は、カットされていて、テキストだけがPDFで公開されていましたね。まあ、それは、動画の冒頭を見ていただければわかりますが、「個人のプライバシーを守るために」このような措置となったそうです。まあ、それは昨今では珍しいことではありませんが、そのために、話したことが全部は公開されてはいない、というのは、ちょっと悲しいですけどね。この中の「質問者3」というのが私なのですが、実際に話したことの半分も文字化されていませんでしたからね。まずは、「サントリーホールやミューザ川崎」の前に言った「永田音響が作った」というフレーズが丸ごとカットされたのがまずいですね。私としては、設計者がやたらと「永田音響と一緒に作っている」ということを強調していたので、それだったらせめてオルガンは付けてほしい、という意味で言ったのですからね。まあ、その後でしゃべった人も「オルガンは必須」とフォローしてくれたのが救いですが、はたしてこの思いが伝わったかは疑問です。
 おそらく、これは次の「かいほうげん」のネタになるでしょうが、私の手元には質疑応答までしっかり録音したものがありますから、こんないい加減な「文字起こし」ではなく、「懇談会」レベルの完璧なテキストを載せてみますからね。本当に、こんなものでは、あの時の発言者たちの悲痛な思いは、全く伝わりませんよ。
 とは言っても、設計者がある程度は使う側の意見を尊重してくれたことは、司会者が発した問いに対する返答としての発言で分かりました。それは、この動画の1時間22分あたりから始まるのですが、ホールに関しては、当初の設計を大幅に変更してあるのだそうです。それは、仙台フィルからの意見を取り入れる形で実現したそうなのですが、以前、設計サイドは仙台フィルの意見は全然聞いてくれなかったという話を関係者から聴いていただけに、ちょっと驚きました。というか、こんなにあっさり変更を認めたことで、この設計者のホール設計に関しての無能ぶりを露呈した、ということになるのではないでしょうか。
 つまり、変更前のホールでは、なんと、壁が全て開放されるようになっていたのですからね。コンサートホールでこんなことをされたら、もはやホールとは言えませんからね。そんな提案をしてきた時点で、この設計者がホールの音響に関しては無知であることはもうわかっていました。
 それが、今回の説明会では、映像の42分ごろから始まる大ホールの説明に入ると、「永田音響設計」の名前を出して、いかに素晴らしいホールを設計したかを滔滔としゃべりだしたのですからね。「世界でトップクラスのホールを目指した」とまで言っていたのですから。そして、「あくまで、このホールは音楽専用ホールとして設計した」とも言い切っていましたよ。そんなことが言える人は、、こんな、とてもハードルの高いプロセニアム型との両立などには、決して手を出すわけはありませんよ。なんせ、同じ仙台市には、それと全く同じホールがもはや建設を始めているのですからね。
 質問者から出た、「転換機構は音に影響を与えるのでは」という問いには、彼は「何の問題もない」と、全く何の根拠もない強気の発言で対応していましたが、もはやこの人に良い音響のホールを望むことは間違っていることが、はっきりしましたね。彼は、このホールに対して、音響に詳しい人であれば必ず使うはずの「ヴィニャード」という言葉は一切使いませんでしたから。
 いや、そもそもの失敗の原因は、仙台市が「複合施設」という名目で、音楽ホールと「災害文化」とを一体化したという、ありえない施設をでっち上げて邁進したことでしょう。この「楽都」は、まともな音楽ホール一つ単独では作ることが出来ない、非文化的な街なのですよ。
Aventure Number : 4174 date : 2025/12/23


今日の禁断 フォーレ

 
 我が家では、普通の家のように、至る所に時計が置いてあります。各部屋に1個ずつ、ぐらいでしょうか。私の部屋なんか2つもありますからね。もちろん、トイレや洗面所にもあります。あとは、目覚まし時計、というのもたくさんありますね。
 そうなってくると、時計によって時間がまちまちになっている、ということも起こります。たとえば、トイレの時計はすぐに進んでしまって、ちょっと油断していると居間の時計より5分ぐらい進んでいた、なんてことにもなってしまいます。それでは不便なので、一応直したりしますが、それも面倒くさいので、この際、せめてトイレぐらいはメインの時計に常に合わせるようにしたいな、ということで、これを、居間の時計と同じ電波時計に代えることにしました。
 電波時計のありがたさは、もうだいぶ前から実感していました。最初に買ったのは目覚まし時計だったのですが、本当に狂いがないので、安心して使えます。それで、リビングも電波に代え、時計もだいぶくたびれてきたので、電波にしたら、そちらはソーラー電源なので、本当に何もしなくても一生使えそうな気がしてきましたね。
 ということで、トイレに使えそうな小さめの時計を探してみたら、昔目覚まし時計を買ったニトリで、格好のものが見つかりました。値段も1000円台ですから、そんなに安くていいの? と思うほどの安さです。
 ただ、電波時計の場合、腕時計は最初から動いているので何もすることはありませんが、掛け時計だと、電池が入っていないので、まず電池を入れて、そのあとで、電波を受信して初期設定になるように待つ必要があります。取説を見ると「15分ぐらいかかる」とあったので、そのまま放っておいたら、一旦12時で止まっていた針がいつの間にか動き出して、今の時間まで動く、と思っていたら、なんだか全然違う時間からスタートしていましたよ。
 それは、トイレの中にセットして見ていたのですが、どうやら、そういうところが電波を受信できないことがあるので、うまくいかない、とかさっきの取説にありましたね。ですから、とりあえず、北側にある私の部屋に持ってきたのですが、そこでは何時間経っても時計は狂ったままでした。
 ですから、間違いなく電波時計が動いている南側のリビングに持ってきたら、今度は数分したらきちんと正しい時間を刻むようになっていましたよ。ということは、この電波を発信しているアンテナは、どうやら福島にあるようなので、家の南側からは受信出来ても、北側からはマンションの場合は電波が届かない、ということなのかもしれませんね。
 まあ、とりあえず、そのままトイレに持ってきて、様子を見ていますが、丸1日経っても時間が全くずれてはいないので、このまま使えるのかもしれませんね。まあ、狂いだしたらもう1回外に出して修正すればいいのでしょう。最悪、普通の時計のモードで使うこともできるようですし。
 そして今日からは、いよいよ振替用紙との戦いが始まります。これは、自宅でもできる仕事だったので、先週の金曜日分のものは、自宅でダウンロードして印刷してみようと思っていました。そのために、振替用紙をプリントするために切ってあったコピー用紙を持ってきてあったのですが、土曜日の朝にダウンロードしてみたら、前日の発送分が100件を超えるという、去年のペースをはるかに上回る量の返信があったものですから、とても持ってきた用紙では足らなくて(1件に付き3枚必要)、結局今日になって職場で印刷、ということになってしまったのですよ。
 そして、それをチェックしてみると、お決まりのこんなのが出てきましたよ。
 何度もここで書いていましたが、このように、払込人の住所氏名欄が空白になっているものが、3件もあったのです。もちろん、これでは困るので、電話をかけて、しかるべき方法で払った人を教えてもらうことになるのですが、これって、そもそもおかしなことじゃないでしょうか。この、アスタリスクが付いた欄は、送金する人が必ず記入しなければいけないのですから、このような形で送金するのはそもそも間違っているのですよ。払込人の住所氏名が記入されていないことが分かった時点で、これは発送してはいけないものなのです。そのためには、払込人にそれを気付かせる方策が必要でしょうが、そんなことはスキャンしていれば簡単に判別できるはずですよ。あんな、郵便番号を瞬時に判別できる機械を、この会社は導入しているのですから、そのようなノウハウは間違いなくあるはずです。それを実行していないのは、明らかにこの会社の落ち度なのですよ。早くそれに気づいてほしいですね。
 それを連絡したのは午前中だったのに、返事が来たのは夕方でした。その時点で、もう1件同じものが見つかっていたので、それも調べてほしいと言ったのですが、もう今日は出来ないので、明日にしてほしいと言われました。しかも、明日になれば担当者も変わるのだ、と。そんないい加減な対応は、民間企業だったら絶対に許されないのでは。
Aventure Number : 4173 date : 2025/12/22


禁断ばっくなんばあ