今日の禁断 ワークショップ


 今日は久しぶりの雪の中、車で日立システムズホールまで行ってきました。12時半から、今度仙台市で建設が予定されている音楽ホールの、現在の作業の進捗状況を公開する、という市民説明会というのが行われるので、それに参加するために予約していあったんですよね。情報では、すでに予定の200席は満席になったので予約は停止しているということでしたが、いつも使っている交流ホールは、その半分ぐらいしか埋まってませんでしたね。
 そこで市長と、設計者などが現状を報告するというので、まずはその設計図などの資料が渡されるのではないかと期待していたのですが、受付で渡されたのは、たった1枚の紙きれだけでした。表は進行表、裏は設計者の経歴と写真です。こんなものをもらってもしょうがないのですが、資料はプロジェクターで見られるようになっていました。
 でも、あとでサイトを見直してみたら、その画像はすでにアップしてありましたね。ですから、そこから、最新の設計図をもらってきました。
 これを、去年の9月にコンペで通ったものとを比較してみましょうか。
 大ホールの位置が、大幅に変わっていますね。以前は、ど真ん中に大ホールがあって、その壁が開放できるようになっていて、なにかある時にはそこを開放する、というプランになっていたんですよね。でも、今日の説明では、仙台フィルの人たちと一緒に検討した時に、この開放壁については強く反対されたので、それは断念、そして、ホール自体は端に移して、真ん中にはこんなスペースにすることにしたそうなのです。
 ここに来れば、建物全体を見渡すことができるそうなのです。「開かれた空間」でしょうか。ですから、3階にある練習室なども、外から丸見えになっているんですって。余計なお世話ですね。
 大ホールの方は、よく見ると座席のレイアウトがちょっと変わっていましたね。このあたりは、設計者は「永田音響設計」が手掛けた、と強調していました。ですから、以前問題にしていた、可動式の客席にしても、音響的には何の問題もないと、たいそうな自信を持っているようですね。そんなことはあり得ないのに。というか、この設計者は、音響に関しては全くのシロートのようですね。
 何よりも、この施設が、単にホールだけではなく、「災害文化」というものと一体化したものなのだ、という説明がしつこく繰り返されましたが、いまいち、その概要が伝わって来ません。どうして、普通のはホールではダメだったのでしょうかね。
 一通り説明が終わると、30分ぐらいの質疑応答の時間が設けられていました。もしかしたらそういうものがあるのでは、を思っていたので、前から2番目の席に座っていて、司会が「何かある方は挙手願います」と言ったときに、すぐさま手を上げましたよ。たぶん10人以上上げていたのでしょうが、運よく私にも発言の場が出来たので、こんなことをしゃべってきました。
 そうしたら、次に指名された人も、「パイプオルガンは必須」と言ってましたね。まあ、それでも、オルガンが付くのは難しいでしょう。可動式の客席への危惧を言った人もいましたが、設計者は「絶対に大丈夫」の一点張りでしたからね。そうなれば、オルガンを設置する場所なんて、なくなってしまいます。
 そもそも、宮城県が建設中のホールには、すでに完璧なオペラや演劇用の設備があるのですから、可動式の客席は全くの無駄なものなのだ、と言っている人もいましたね。逆に、「演劇に2000人の客席は多すぎる」という人もいました。そうなんですよ。この説明の最初に、「楽都、劇都仙台」という、聞いたこともない標語が紹介されていました。いつの間に「劇都」になったのでしょうね。そんなことは、まず、きっちりした音楽専用ホールが出来てから言ってくださいよ。
 何しろ、建設費が550億円ですよ。これからはさらに増えることでしょうね。そんな莫大なお金を投じて、こんな中途半端なホールを作る意味が、どこにあるのでしょう。設計者や市長は、「音楽ホールと災害文化を一体化した施設など、世界で初めてだ」などと得意げに語っていましたが、おそらくこれは「世界で最後の無駄遣い」になってしまうことでしょう。
 放送局のカメラもたくさん来てましたが、夕方の仙台放送のニュースで、私の姿が映ってました。
 控えめに手を上げていたのに、捕まってしまいました。
Aventure Number : 4169 date : 2025/12/14


今日の禁断 エアコン


 今日は平日なのですが、私はお休みでした。職場で電気工事が行われ、そのために敷地全部が丸一日停電になるというので、全く電気が使えなくなくなりますから、仕事が出来なくなるので休んでくれ、という指示があったからです。確かに、事務室に電気は点きませんし、WIFIも使えず、デスクトップも電源が入りませんから、何もできませんね。何より、暖房が全く入らないのでは、凍え死んでしまいます。
 ということで、きのうのうちに、電気を使わない石油ストーブに灯油を入れる、と言ったことをやっておきましたね。社長も副社長も、ここで1日暮らすことになるのですからね。
 そこで、一応休みではありますが、お昼過ぎにその工事の様子を見るために、職場に行ってみました。
 ところが、
 現場に行く前の道に、こんなクレーン車が停まっていましたよ。これでは進めないので、手前の駐車場で降りました。
 そこでは、電柱の根元に穴を掘って、電線を引き出しているようでした。ブルーシートは、雪が降っていたので、そのあたりが濡れないようにしていたのでしょう。感電しますからね。
 そして、現場のそばまで行くと、マンホールの中に人が入って作業をしています。地下ケーブルを、どうにかしているのでしょうね。
 これが、現場のキュービクルです。工事は、ここに引き込んであるケーブルが、もう耐用年数を超えていて、いつダメになるか分からないということが分かったので、そうならないための新しいケーブルへの交換でした。そんなことで丸1日かかるのかな? と思っていたのですが、これだけの人数で、こんな大規模なことをやっていれば、そのぐらいかかってしまうのでしょうね。
 先ほどのクレーン車がどのようなことをするのかまでは分かりませんでした。もしかしたら、中のトランスも交換するのかもしれませんね。
 これは、きのう撮っておいたキュービクル、あとで、これが変わっているか、確かめてみましょう。
Aventure Number : 4168 date : 2025/12/12


禁断ばっくなんばあ