今日の禁断 カスタマー


 きのうは、更新したマイナンバーカードの受け取りに行ってきました。なんせ、今のカードの賞味期限は私の誕生日の1月末ですから、その前には入手しておきたいですから。案内では、「3月末まで大丈夫」などと書いてありけど、そうなるとその間は古いカードが使えるのか、という、単純な疑問がありますから。ほんと、このカードに関しては理解できないことばかりです。
 案内では「時間がかかります」などと書いてあったので、一応、昼休みだったら少しは人も少ないだろうと思って、昼ご飯を食べたらすぐに区役所に向かいました。会場は6階だというので行ってみると、いやあ、結構来てましたね。番号カードを取ると、それは2枚続きになっていて、切れ目が付いていました。どうやら、窓口が2つあるようですね。
 その1つ目は、すぐに呼ばれました。そこでは簡単な質問をされただけで、あとは2番目の窓口の前で待っていろ、ということでしたね。そこに座っていると、このフロアにはマイナンバーカードの受付の反対側に「衛生課」という部署がありました。ところが、昼休みのせいでしょうか、そこには人一人いませんでしたよ。まあ、みんなご飯を食べに外に行ってしまったのでしょうが、誰もいない、というのはとても異様でしたね。私は普通の会社に勤務したこともありますが、日中職場に誰もいなくなるということはまずありませんでしたからね。あるいは、「公務員」には、昼休みは職場に来るな、というような取り決めでもあるのでしょうか。
 それとは対照的に、その隣の穴倉のような「食品衛生協会」という部屋の中で、ひたすら壁に向かって黙々とパソコン作業をしている人がいましたね。なんか、とても異様な光景でした。
 そして、反対側のマイナンバーカードでは、もちろん昼休みでも交替できちんと対応していますからね。ただ、窓口には「30分程度かかります」という貼り紙がしてあるにもかかわらず、結局は1時間以上待たされてしまいましたけどね。まあ、それはやはり「昼休み」のせいなのでしょうか。
 その、2番目の窓口で待っていると、時には番号順ではなく呼ばれる人もいたりしました。まあ、何か事情があるのでしょうが、なぜか、私よりもだいぶ前にきているのに、どんどん飛ばされているご老人がすぐそばに座っていて、なんかぶつくさ言ってましたね。自分より前の番号が呼ばれると、大きなため息をついていますし、何やら独り言も言ってます。と、その人のところに、職員がやってきて、何か質問しているようでした。どうやら、なにか申請時に問題があったようですね。そうしたら、そのババア(最初は男性だと思っていたのですが、女性でした)は、ここぞとばかりに、その職員に大声で罵詈雑言を浴びせまくってましたね。気持ちは分かりますが、聴いているとそれはとても醜いものにしか思えませんでした。こういうのを「カスハラ」というのでしょうね。職員は平謝りでしたが、ババアは手を緩めることなく、まくし立てていましたよ。こんな老人には絶対になりたくないですね。
 確か、最初にこのカードをもらったときには、しっかり顔認証をされていたような記憶がありました。写真はすでに送ってあったのに、自動車教習所にあるようなカメラが置いてあったので、また写真を撮られるのかな、と思っていたら、それが顔認証用のカメラだったようですね。でも、今回はそんなものはなく、職員がカードの写真と私の顔とを見比べて、「はい、大丈夫です」と言って、それで終わりでした。本当に、そんなので大丈夫なのでしょうかね。
 今度かかりつけの病院に行く時には、これで保険証をの紐づけを行うつもりです。「もう保健証は使えない」というデマに踊らされているわけではありませんが、この先は運転免許証までも一体化する流れになって行くと、もはや逆らえなくなりそうですからね。まあ、免許証の場合は、かえって面倒くさくなりそうですから、一体化することはないと思いますが。
Aventure Number : 4175 date : 2025/12/25


今日の禁断 サラウンド


 先週の日曜日に行ってきた、仙台市の新しいホールについての市民説明会の模様が、YouTubeで公開されました。1週間ちょっとで編集してアップというのは、こういうお役所にしては早い方なのでしょうね。たしかに、「説明会」の全体はカットされずに公開されているようですが、その後の、聞きに来た人たちからの質疑応答は、カットされていて、テキストだけがPDFで公開されていましたね。まあ、それは、動画の冒頭を見ていただければわかりますが、「個人のプライバシーを守るために」このような措置となったそうです。まあ、それは昨今では珍しいことではありませんが、そのために、話したことが全部は公開されてはいない、というのは、ちょっと悲しいですけどね。この中の「質問者3」というのが私なのですが、実際に話したことの半分も文字化されていませんでしたからね。まずは、「サントリーホールやミューザ川崎」の前に言った「永田音響が作った」というフレーズが丸ごとカットされたのがまずいですね。私としては、設計者がやたらと「永田音響と一緒に作っている」ということを強調していたので、それだったらせめてオルガンは付けてほしい、という意味で言ったのですからね。まあ、その後でしゃべった人も「オルガンは必須」とフォローしてくれたのが救いですが、はたしてこの思いが伝わったかは疑問です。
 おそらく、これは次の「かいほうげん」のネタになるでしょうが、私の手元には質疑応答までしっかり録音したものがありますから、こんないい加減な「文字起こし」ではなく、「懇談会」レベルの完璧なテキストを載せてみますからね。本当に、こんなものでは、あの時の発言者たちの悲痛な思いは、全く伝わりませんよ。
 とは言っても、設計者がある程度は使う側の意見を尊重してくれたことは、司会者が発した問いに対する返答としての発言で分かりました。それは、この動画の1時間22分あたりから始まるのですが、ホールに関しては、当初の設計を大幅に変更してあるのだそうです。それは、仙台フィルからの意見を取り入れる形で実現したそうなのですが、以前、設計サイドは仙台フィルの意見は全然聞いてくれなかったという話を関係者から聴いていただけに、ちょっと驚きました。というか、こんなにあっさり変更を認めたことで、この設計者のホール設計に関しての無能ぶりを露呈した、ということになるのではないでしょうか。
 つまり、変更前のホールでは、なんと、壁が全て開放されるようになっていたのですからね。コンサートホールでこんなことをされたら、もはやホールとは言えませんからね。そんな提案をしてきた時点で、この設計者がホールの音響に関しては無知であることはもうわかっていました。
 それが、今回の説明会では、映像の42分ごろから始まる大ホールの説明に入ると、「永田音響設計」の名前を出して、いかに素晴らしいホールを設計したかを滔滔としゃべりだしたのですからね。「世界でトップクラスのホールを目指した」とまで言っていたのですから。そして、「あくまで、このホールは音楽専用ホールとして設計した」とも言い切っていましたよ。そんなことが言える人は、、こんな、とてもハードルの高いプロセニアム型との両立などには、決して手を出すわけはありませんよ。なんせ、同じ仙台市には、それと全く同じホールがもはや建設を始めているのですからね。
 質問者から出た、「転換機構は音に影響を与えるのでは」という問いには、彼は「何の問題もない」と、全く何の根拠もない強気の発言で対応していましたが、もはやこの人に良い音響のホールを望むことは間違っていることが、はっきりしましたね。彼は、このホールに対して、音響に詳しい人であれば必ず使うはずの「ヴィニャード」という言葉は一切使いませんでしたから。
 いや、そもそもの失敗の原因は、仙台市が「複合施設」という名目で、音楽ホールと「災害文化」とを一体化したという、ありえない施設をでっち上げて邁進したことでしょう。この「楽都」は、まともな音楽ホール一つ単独では作ることが出来ない、非文化的な街なのですよ。
Aventure Number : 4174 date : 2025/12/23


禁断ばっくなんばあ