三谷幸喜の「オケピ」というミュージカルは、ステージ下の暗闇で仕事をしているミュージシャンの生態を生々しく描いた秀作です。担当する楽器によるキャラクター設定も的を射ていて、自己主張の強いトランペット奏者、仕切屋のコンマスなど、そのまんま。ヴィオラ奏者は影が薄くて、名前さえ誰も知らないというのには笑えます。(jurassic)
おせっかいな解説 トランペット奏者が「今日はやりたくない」と言うので、 大慌てで他の楽器の人が代わりを演奏することになります。 ヴァイオリンはヴィオラ奏者が弾くことになったとき、 「じゃあ、ヴィオラは?」と訊くと、指揮者は 「ヴィオラは元々必要ない」と言うので、 影の薄いヴィオラ奏者は思い切り落ち込みます。 |