2003's list

初演時と出演者ががらりと変わった本作。
初演時よりも落ち着いた雰囲気だった気が…。

スクリーンを使った映像版と舞台版という変わった2本立て。舞台版は派手なセットと照明に
モニターを使うなど迫力はあったのですが、席が後ろの方だったのでモニターが全然見えなかった。
屋台など小道具が凝ってて格好良かった。恒例らしい「ちくわ投げ」などファンサービス満点。

前にみた大人計画もそうだったんですが、あまりにも直接的下ネタ台詞がちょっと不快め。
なのですが、全体的には想像していたよりも面白かった。
舞台に張った水を使った小ネタや一階席を縦横無尽に駆け回る出演者、台詞ともアドリブとも
つかない、設定の時代を無視した笑いありで3時間の長丁場も全然飽きる事がなかった。
個性的な出演者陣の中、やはり勘九郎さんの存在感は圧倒的ですねぇ。

ミュージカルでした。
「ガラスの仮面」をパロってると気が付いた時には終わってました(-_-;)

スクリーンが張られただけのシンプルなバックにモニターが2台。剥き出しの滑車が中空に走り、
白い扉とモニターがそこを行き来する。そして冷蔵庫…。
白い部分にはその都度風景や人物などの映像が映り、あるいは演者が自分でビデオを回し…。
アクロバット的にワイヤ−で吊られたまま演じていたり…と視覚的に凄く斬新。
原作が村上春樹さんというコトもあってか内容は抽象的。
雰囲気はすごく好きでしたが、出来れば自宅などでもっと楽な体勢でぼんやりと見たい。

トタン屋根の家、ブリキの看板、汲み上げポンプ式の水道など戦後の町の片隅をイメージしたセットが
野外と言ってもござで周囲をぐるりと巻いた舞台とそこに作られた客席と絶妙に合っていて好き。
内容もちょっと懐かしく、ちょっと切なく、ちょっと不思議で、面白かった。
この日はちょっと寒くて野外には残念な気候でしたが、
下町の紙芝居を見てるようなリラックスした雰囲気と同じセットながら
がらりと変わる展開の妙はさすがです！

世界を回るパフォーマンス集団の日本公演。度肝抜かれた！！！
ロープ1本で宙を飛び回り、壁を走り回り、立ち見の会場を駆け回り〜の一時間強。
水が雨のように会場に降るし、紙吹雪は舞うし、風船は飛び回るし、すごいのなんのって(@_@)
会場は縦ノリ＆拍手と歓声と手拍子とたまに奇声とで熱気ムンムン。
縦ノリなんて大昔にパンク聴いてた時以来で、普通の舞台より全然短かったけど
消耗はすごかった〜（踊ったんかい^^;）
オープニングに暗幕に囲まれた会場に押し込まれ、低く白い布で覆われた天幕に夜光塗料の雨、
そこにライトが当たった時の綺麗さはもう必見！！（プラネタリウムみたい*^_^*）

舞台いっぱいに作られたホテルのセット。
シンプルだけど回転扉やエレベーターなどもあり本格的で小道具もさりげなくお洒落(^^)
奇妙で怪しいホテルの従業員やら宿泊客などが事故やら何やらを繰り広げ、
その10年後にまたすったもんだする…という奇抜なようでけっこう淡々ともしてる内容。
ゴミさんとマルボシさんの掛け合いなど笑い所がいっぱいで大満足の3時間でした(*^_^*)