また、エジプト人と話していると、お約束のように「お前の宗教は何だ?」と聞かれます。私は特定の宗教を信仰している訳ではないのですが、彼らに宗教を持っていないというと面倒くさいことになるので、そういう時私は「アナ ブージー(仏教徒だよ)」と答えることにしています(そう答えても面倒くさいのですが…)。
ムスリムと一口に言ってもサウジアラビアのように酒が一切持ち込み禁止で、異教徒の女性も街を歩く時はベールをかぶらなくちゃいけないような厳しい戒律の国から、トルコのように「ここが本当にムスリムの国か?」と思うような戒律の緩い国まであります。
エジプトはどうでしょうか?私は世界のさまざまなムスリムの国をまわっている訳ではないので確かなことはいえませんが、ここは中間ぐらいかな?と思っています。
勿論エジプトでも都会と田舎では雰囲気ががらりと変わります。カイロやアレキなどの都市部ではお酒も割と簡単に買うことが出来ますし、女性もベールをかぶってない人も見るし、カップルもアツアツで歩いています。
しかし、田舎では、お酒のある店が一軒もなかったり、女性もベールは当然のこと、街を歩く姿もあまり見ません。
ジョルダンの田舎に住んでいる協力隊員なんて、アンマン(ジョルダンの首都)に上がった時にビールを買い込んで、持ち帰ってこっそり飲んでいるそうです。
と、ここまで書くと「イスラム圏で生活するって大変だな」と言った感じですが、実際大変です。ってほどでもなくて結構いいところもあります。
私が思ういいところは、
ああ、日本は遠い…