一時帰国してみました

浩平、故郷に錦を飾る 

1月9日に兄貴の結婚式が決まり、急遽一時帰国してきました。

無事帰れるのか心配しましたが、許可ももらいSQ(シンガポール航空)で一路成田へ。

カイロからシンガポールまでは偶然あとげんのお友達と一緒でした。

酔っ払った日本人の変な親父に絡まれながらも飛行機は無事シンガポールに到着。シンガポールの空港はきれいで広いです。空港にいる人もアジア系ばっかり(当たり前か…)。トランジットが2時間しかなかったために急いで飯を食べました。支払いは何と日本円でもOK。お釣まで日本円で…。だんだん日本が近づいてるんだなと感じつつ福岡行きに乗るあとげんのお友達と別れ成田行きの飛行機へ。

成田行きだけあって乗客も日本人ばっかり。なのに私の隣はなぜかインド系の家族…。この家族食事の度にスチュワーデスと一悶着。任国外で乗ったシリア航空の記憶がかすかに私の脳裏に…。しかし、今回の目的地は日本。大丈夫だよ。と自分に言い聞かせながらタイガービールを注文。

今回実に1年半振りの日本なので「ショクラン」とかいったら駄目だぞ」とか「タクシーに乗る前に行き先を叫ばなくていいんだぞ」とか「男と手を繋がないように(それはしないか…)」とかさまざまな注意事項を自分に再確認しているうちに飛行機は成田へ。

税関もあっさりノーチェックで通過。あんなに怪しい格好をしてたのに…。

次の日は東京のJICAに行かなくてはいけなかったので荷物を宅急便で(もちろん着払いで)実家に送り身軽になり東京へ向かいました。いやあ。日本ってやっぱりすごいですね。

その日は地元のお友達と久し振りに逢いました。私はその時髪はぼさぼさ髭も生えていたので顔を見た瞬間「野人みたい」と一言…。

レストランではさっそく注意事項を忘れ支払いの時に「ショクラン」といってしまい、白い目でウエイトレスに見られました。自分でも地に足がついてない気分です。日本に初めて来た外国人の気持ちをちょっぴり理解した感じでした。

次の日にJICAでの用事を終え飛行機で松山へ向かいました。久し振りの松山。1年半経ってもあんまり変わってませんでした…。実家につくと愛犬ジョー君が玄関に座っていました。ジョーと一緒だったのは彼がまだ小さい頃の半年間だけだったので忘れられてたらいやだなと思っていました。

ジョーははじめ私の顔を不思議そうに眺め、それからおもむろに鼻をひくひくさせ体中を匂ってきました。どうやらエジプトの匂いも消えていたらしく、ジョーは顔をぺろぺろ舐め始め「覚えてくれてたのか」と一安心して家に入りました。

我が家はソファーやテレビが新調されていて少しいい感じ。あれ?でもそういえば家の母は「エジプトやっぱり行けないわ〜。そんなに家お金もないし…」っていってた気が…。ソファーやテレビを買うお金があったらエジプトに来れるぞ!

忙しくなる前に髪を切りに行きました。担当のお兄さんに「きだく〜ん。髪傷んだね〜」と言われました。最近少し頭髪が寂しくなってきた気も…。髪を無事切り終え髭も剃りどうにか日本人らしい格好に変わりました。

仕事から帰ってきた母はすき焼きでおもてなし。いいですね〜。すき焼き。美味しいですね。それから友達と逢い松山の初日は過ぎていきました。

次の日は兄貴が福岡から帰ってきます。お姉さん(兄貴のお嫁さん)とは今回が初対面です。「いきなり“お姉さん”って呼んでいいのかな?」とか考えながら兄貴とお姉さんと逢いました。 

お姉さん。実家から写真が送られていたのと、エジプトにお手紙をもらっていたためそんなに緊張はしませんでしたが、きれいで感じのよさそうな方でまずは一安心。ジョーもなついてたし。

その日は以前バイト先の店長だった人が開いた中華料理屋へ家族で夕食に行きました。天津丼も食べたのは約1年半ぶり。これまた美味しかったです。

と、結婚式までの4日間はあっという間に過ぎていったのです。

(中)に続く。

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