実は協力隊員なんです

いつの日か胸を張ってそう言えるように 
 実は、私は青年海外協力隊員なんです。水泳隊員として、1997年の7月に赴任して来ました。

 夜は本職の水泳を地域の子供たちに教えています。指導と言うほどのことが出来ているのかどうかは疑問ですが、毎日子供たちを怒鳴りながら水泳を教えています。

 私の活動は夜が中心(子供たちは学校が終わってから水泳を習いに来るため)なので午前中は暇でした。そこで、午前中に何か仕事がないかと思っていたところ、アレキの知的しょうがいじの学校で働いている日本人のシスターを紹介してもらい、そのシスターから午前中に子供たちに体育を教えて欲しいと言われ、午前中はその学校で体育を教えています。

 と、いうことで、今は午前中と夜に活動をしています。

 それにしても、お国が違うとこんなに違うものかといつも思ってしまいます。

 たとえば、スイミングクラブでは、日常的に体罰が行われています。まあ、戸塚ヨットスクールのようなひどい体罰ではないのですが、それにしても体罰慣れしていない私としては、驚きの連続です。

 当然体罰を行わない私には、他のコーチや父兄までが「叩け!」と言ってきます。私としては体罰をせずにやっていきたいのですけど…。

 そんな感じで、スイミングクラブでは毎回悪戦苦闘しています。誰かいい指導法を伝授してください。

 午前中に活動している学校は、私は体育教師ではないし、まして、しょうがいじ体育についてはまったくの素人なので、専門的な指導は出来ていませんが、他の隊員などのアドバイスをもらいながら何とか楽しく体育指導を行っています。

 もうすぐ任期が終わります。それまでに胸を張って協力隊員と言えるようになればいいのですが…。
 



 
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