感謝できない若者が多すぎる P2 |
また別の日。 100円ショップでレジに並んだときのこと。 袋詰めするのを手伝ってやろうと、俺が袋の口を広げて 持っていてやった。 ところが 嗚呼、 この娘、「恐れ入ります」とも「すいません」とも「ありがとうございます」 とも言わない。 ひとさまの好意を、どう受け止めているのか? わからん。 この2例の主役の娘は、共に、20歳くらい。で、どうみてもバイト。 しかしバイトだって、金をもらっていればれっきとしたプロである。 上役の教育が悪いのか? いや、普通に育っていれば、このような場合、 どう対応すればよいかぐらいわかりそうなものである。 お礼の言葉を持ち合わせていないのか? 恐ろしいことだ。 会計のあと、俺はその子に言ってやった。 言わずにいられなかったのだ。 「今の連中は、感謝の気持ちをあらわさないからな、だから他人も 親切をしなくなるんだぞ。 そこらへんのこと、よーくかんがえてみな」 読者のみなさん、たかだかレジの袋詰めを手伝ったくらいで・・・ といわないでほしい。 他人様が自分の落とした金を拾ってくれたら、たかが1円でも礼を言うだろう。 それが、人の常識ってもんじゃないか? 俺は常々、うちのバイトの子に言っている。 「お客様があいたお皿を手渡してくれたら、必ずお礼を言うんだぞ。 なにかしてくださったことには、必ず 『ありがとうございます』と言う様に。 本来お金をくださる人は、しなくってもいいことなんだから。」 金が介在するなかでの、無償の親切と、こころからの感謝。 それがこの世の中を明るくすると信じている。 |