日本酒の温度と表現について熱燗ってホントに熱い? |
居酒屋で、燗酒を注文するとき あなた、何て言いますか? カウンター越しに聞いていて、悩まされるのがこれである。 結論から言うと、単に「あたためた酒」=『熱燗』と思っている人が 実に多いのだ。 それも老若男女問わず。 スタッフから「熱燗一丁お願いします」 と オーダーがはいったとき、 さて このお客さんは、どっちの意味で熱燗といっているんだろう・・ と、注文主の顔を見やりながら考えこんでしまうのである。 普通に「お燗して」と注文を受けた場合、通常45℃位を目安に 燗をする。 「熱燗」といわれたら、それよりも熱い温度、 すなわち、50〜55℃にして提供するのが常だ。 ところが、それを一口ふくむや、 「熱すぎるなー、これ」 などと言っている声が聞こえると、 (あー、やっぱり違っていたか) などと、悪くもないのに反省してしまう。 そこで提案。 みんなで、燗酒の定義を見直しませんか? 下に、日本酒造組合中央会のホームページから引用した、 燗酒の温度一覧を載せます。 ささやまでは、これにのっとって燗をつけています。
冷酒の表現なんか、とっても風流。 ただ、燗をつけるのに比べて、温度を 雪 花 涼と冷やし分けるのは、無理かもしれません。 せめて「常温で」くらいにとどめていただけたら と思います(゜o゜) さて、今夜も、体調や料理と相談しながら、 美味い日本酒を飲みましょう。 2006.2.26 |