フマニノフ

  ・交響曲第2番

                プロトニエフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団
      
          
      第三楽章の瞑想的な美しさは無比!
      冒頭の主題は、エリック・カルメンも自作曲につかっています。
      クラリネットの甘い旋律に心とろける 至福の12分。
                  

 ・ ピアノ協奏曲第2番
                
pf:アシュケナージ
                ハイティンク指揮 コンセントヘボウ管弦楽団 
      
      
こちらも、第2楽章を、エリック・カルメンがモチーフ使っています(all by my self)。
      極度の神経衰弱に悩まされながらも、それを克服。
      ロシアの憂愁にあふれた、切ないメロディーがたまりません。

                 

 ルックナー
         
  ・交響曲第8番
            
ギュンター・ヴァント指揮  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
                                 いや、やっぱフルトベングラーか。

       
80分にも及ぶ、長大にして荘厳なる作品。
       20歳のころ、ドライブ中にFM放送で この曲に出会いました。
       今にして思えば、第2楽章のあたりだったようです。
       曲が終わってタイトルが判明するまでひたすら走り続けた1時間。
       どこで終わるか判らんから便所にも行けず、それからブルとはくさい仲。
        とりあえず、第3楽章だけでもご拝聴あれ。
       天に召されるような恍惚感に抱かれます
 
  ・交響曲第4番「ロマンティック

             
ルドルフ・ケンペ指揮  
             ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1976)
                  
      
 ブルで初めて買ったのが、このディスク。いまだに、ケンペ盤が1番好きです。
       原始霧と呼ばれる、弦の静かーなトレモロに続くホルンの動機、
       そして、森羅万象の夜明けを告げる、壮麗な全合奏。
       たまーの部屋そうじのBGMに最適!

  ・交響曲第6番
              
ギュンター・ヴァント指揮  北ドイツ放送交響楽団(1995)
               
       
いやあ、驚いた。
       弾むような弦、絡まり来る金管の旋律。
       そして50秒後、爆発するフォルテシモと共に、巨大な山脈が眼前に出現します。
       レコード屋のヘッドフォンで視聴していた私は、あっとのけぞり
       そのまま、レジへ駆け込みました。


  ベリウス

  ・交響曲第2番
          
カラヤン指揮  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1980)
                   
      
友人のプロ・ヴァイオリニスト、中西一巳氏いわく。
       「 シベリウスの曲は、どれも演奏していて寒くなる。」
      まさに、いいえて妙。 北欧 フィンランドの国民的作曲家、これぞ芸術ですよ。
      きらめくような美しいモチーフ達が、綾なしながら、  
      第4楽章の華麗なテーマに 向かって 突き進んでいくのは、カタルシス!
      私の敬愛する福永武彦(作家・故人)も、大の贔屓でした。                                  ※ 福永武彦について知りたい方はこちらをクリック。

  ・交響曲第7番
      朝もやに霞んだ森や小川。しだいに陽が差し込んでくる感じがいい。
      40才を過ぎて、混沌からつむがれる瞑想的な魅力に気づいた。
      初心の人には、ただ退屈なだけ(たぶん)

  ヴォルザーク
      
  ・交響曲第9番「新世界から」 
            
ケルテス指揮  ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団

      
昔、親父がよく聞いていたのを覚えています。
      彼こそ、最強のメロディー・メイカーではなかろうか。
       (幼い頃、【ユーモレスク】に涙したことがありました。)
      不遜な言い回しですが、彼の曲には無駄が無い。そしてくちずさみたくなる
      ケルテスのタクトは、期待をうらぎらない。どころか、
      初めて食べたインドマグロの 衝撃。「これが、本当の味だったんだ!」 
      なにしろ、精のつく1枚です。

  ・「母の教え給いし歌」  


  ッハ

   チェンバロ協奏曲第5番  ・フルートソナタ第2番 
   ・主よ 人の望みの喜びよ  ・G線上のアリア

      いわずと知れたバッハの超有名曲。
      仏教徒の私でも、思わず胸の前に両手を組み、「神様・・」と うなだれ
      哀れな子羊になってしまう。
      
Oh My Budda !       


  ーランク

  ・オルガン・弦楽とティンパニのための協奏曲
            
ジャン・マルティノン指揮  フランス国立放送管弦楽団

     これまで紹介したのとは、ちょっと趣きの 違う一品。
     声楽曲を数多く残したプーランクですが、交響的作品にも面白いものがあります。
     出だしのオルガンソロの不協和音。むかついてる時の気晴らしにお勧めの20分です。






☆ ブラームスやシューベルトは、嫌いジャナイケド あまり聴かない。
  切なさや悲しさ、明るさが、単刀直入すぎるきらいがあるのであります。(勿論例外もある)
  長調の中に ふと漂いからみつく寂しさ、暗さの向こうに見え隠れする光明、
  うまく言えませんが、そんな人生の綾を感じさせる音楽が、どうやら好きみたい。

  シューベルトにもそれはあるけど、明るさと寂しさが、交互にでてくるのが残念。
  はっきりしすぎている とも言えるだろうか。
  マーラーにも、似たようなところがあるようで。
  
  じゃあどんな曲がよいのだ と貴殿は尋ねるでしょう。
  最もシンプルなところで、バッハの「インヴェンションとシンフォニア」第4曲なんか如何?
   でも、もっと的を射た曲が、あった あった。
  みんな知ってる、邦楽! これが答え。

  
   

    

   

ここでは、私の愛するクラシックの名曲を紹介いたします。
選んでみて気づいたのですが、くたびれてる時に聞くには、
しんどい曲が多いですかね。
だけど 滋味あふれる曲ばかりです。
 大作曲家の耕した、音楽農場。
たわわに実った、旋律の果実は
きっと、おおいなる喜びで、心を満たしてくれます!
しかも、何回たべても タダ


 


       



  ※ブラームスやシューベルトは出てきません。理由は、最下段で<m(__)m>