Groban strolls in Linkin Park

ジョシュ・グローバンの2001年のデビューアルバムの曲の背後には、クラッシッククロスオーバーに相応しいバッハ、エンニオ・モリコーネ、ドン・マクリーン、デビッド・フォスターが名を連ねる。

これでは成功するはずで、340万枚を売り上げた。11月にワーナーブラザーズから出る予定のジョシュのセカンドアルバムでは、これ以上に成功するところを見られるだろう。

そして、リンキンパークの曲も。

グローバンは22歳。型を打ち破りたいを思ったとしても、全く不思議ではない。しかし、アダルトテンポラリーラジオのヒットソング、to where you areよりも、オプラやPBSコンサートの出演で火がついた彼のファン達は、年上の女性達が圧倒的に多い。夏のコンサートでリンキンパークを見に行く人たちではないのだ。

しかし心配は無用。彼は、ハードロックをレコーディングしたわけではない。グローバンは、リンキンパークのハイブリッド・セオリーの中のバラードMy Decemberをレコーディングしたのだ。

スタジオに行く途中のラジオでこの曲を聞いたグローバンは「いくつかのメロディは普遍的で、必ずしも全部をロックでやる必要はないんです。このリンキンパークの曲を見つけて、美しくて、みんなが知っているようなリンキンパークらしくない曲だと思いました。僕達はこの曲にフルオーケストラをつけました。」

ロサンゼルス出身のテノール歌手は、このほかにもワールドミュージックと、アンビエントテクノのデュオ、ディープフォレストとレコーディングするためにフランスに行っていた。

「僕達は2−3曲レコーディングしました。ひとつはとてもディープフォレスト的で冒険的な曲です。”僕のボーカルを入れて、こことあそこは切って、即興でやってみましょう”という感じでレコーディングしたんです。」

グローバンは、このアルバムの共同作曲者で、デビューアルバムで出来なかった事に挑戦しているが、結局根本的に変えてしまった訳ではない。グローバンを発掘し、18歳の時契約したデビッド・フォスターが引き続きそばについてプロデュースしていて、デビューアルバムに引き続き、ウォルター・アファナシエフ、ライス・ファルバーが担当している。

「このセカンドアルバムで、僕が新しい音楽に挑戦する事をファンが許してくれていると感じているんです。」とグローバンは言った。

ビルボード誌の西海岸局長のメリンダ・ニューマンは、グローバンの成功は彼自身に少しばかりの自由を与えたと認めた。

彼にファンは−年上の女性のファン達は−すごく熱心だと彼女は言う。ファン達は彼を支持したいと思っているし、新しい音楽を聴くことに興味を持つだろう。それが、同じ系統の音楽だったり、自分達が気に入る曲を届けてくれるとジョシュに期待できるなら。彼がヒップホップなんかをレコーディングしない限り、彼は成長を続けるだろう。

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Linkin Park "My December"
アルバム 「ハイブリッド・セオリー

Los Angeles Times "Groban strolls in Linkin Park"