2003年11月7日〜14日
「タカラヅカ・スカイ・ステージ」開局一周年記念
『名作の旅スペシャル』
ヨーロッパツアー8日間
第2日(11月8日)in Paris

 

 
7:30a.m.、朝ご飯を食べにホテルのビュッフェに行きました。
でもまだ窓から見える景色がうす暗いの。
8時を過ぎて、ようやくお日さまが出てきました。
――快晴!

朝ご飯は、やはりクロワッサン、
そしてバゲットが美味しかったです(*^ ^*)。
こちらのバゲットは
日本で食べるそれより重く、しっとりしてました。

バゲットといえば、街中でよく見かけたのが
長くて細いバゲットを片手に持ち歩く人々。
老若男女問わず、歩きながら食べてるのかただ持ち歩いてるのか、
紙に包んだだけのバゲット(しかも安い!
近所のスーパーでは0.5ユーロだった! つまり65円くらい)を
片手に歩いてました。
 

 
 
ホテルの前を流れるセーヌ川。
私たちのホテルにほど近い橋に、自由の女神像が建っていました。
集合時間前にちょっとお散歩をしてみたのですが、
ちゅるちゅるさんが「♪女神よ今夜だけ〜」と歌い出すものだから、
それからしばらくその曲が頭をめぐって困ったわ(笑)。
…クラップやろうぜ!(爆)
 
 
 

 
さていよいよ出発です。
午前中は「バスの中から」(笑)名所めぐり。
でもガイドさんから、
いろいろなお話が聞けたのはよかったかな(*^ ^*)。

例えば、
パリでは条例で、10年に1度は
建物の外側を綺麗に塗り替えなければならないと決まっていて、
おかげでパリ市内はとても綺麗になっているのだけど、
たとえばアパルトマンを持っているような人は、
年10万円程度の修繕費積み立てが必要になってくる、とか。

例えば、
現在のパリ市の構造を作ったのはナポレオンで、
シテ島を中心に、東が奇数区、西が偶数区となるように、
カタツムリ型に区を定めていった、とか。
 

 
 

 
まず最初に向かったのは、エッフェル塔。
平和の壁からエッフェル塔を臨んで、参加者のみの集合写真撮影。
私はさらにエッフェル塔を臨んで、ジョジョポーズ(爆)。

平和の壁の向かいには陸軍士官学校がありました。
第二次大戦中、ドイツ支配下にあった時に
レジスタンスたちが戦ったときの銃痕が残っていたのですが、
いま考えてみると…アデル?(「螺旋のオルフェ」)
ああ、「あなたの手で、撃って…」をやればよかった(爆)。
   

 

 
それからフランス官庁街やら高級住宅街、
昔の貴族の住んでいたお屋敷などなどを通って。
もしかしたら、ジャルジェ家のお屋敷もこのあたりに?(笑)

ジャンヌ・ダルクの金色の像や、
「ファントム」の舞台となるオペラ・ガルニエ、
シャンゼリゼ大通り、凱旋門など、
宝塚の舞台となったあたりを片っ端から通ります。
そのたびに「♪パララ パララ パララ〜」などと
歌わねばならず(笑)、けっこう大変。
(そう、そういえば、凱旋門はこの時にバスで通ったきりだったので、
ここでジョジョポージングはできなかった…無念(^ ^;;)
 

 
 

 
お昼ごはんを食べたレストランは、…ん〜(^ ^;;。
まあ、外国人団体客向けなので仕方ないっすね。

早く食べ終わって集合まで付近をぶらつき、
「パリ中の花という花を一手に引き受ける大商人。
さてその正体は?」のお花屋さん(仮)の写真を撮ってきました☆
 

 

 
そしていよいよ、パリ郊外へ脱出!
パリから一歩外に出ただけで、がらりと雰囲気が変わります。
見渡す限りの畑と森が広がり、ところどころにはゴルフ場も。
農業国フランスの一端を見る思いでした。

しかも、残念ながら写真には撮り損ねてしまいましたが、
ため息が出るほど綺麗な紅葉。
ガイドさんによると、
今年の夏の猛暑(そういえば日本でもニュースになってましたね)の
ために、今年の紅葉はいつもよりもさらに綺麗だったそうです(*^ ^*)。
せめてと思って、この旅行記はオレンジを基調にしました。
今年のラッキーカラーだからじゃないのよ(笑)。
 

 
 

 
バルビゾン到着。
本当にミレーたちがここにアトリエを構え、
風景を描きたくなる気持ちの分かる美しさです。
紅葉のオレンジ、二期作で芽生えたばかりの小麦の緑、そして畑の茶色。
そして空の青さと透き通る木漏れ日。

ミレーのアトリエにも入らせていただいたのですが、
ミレーはアトリエで描いたから全体的に暗い色彩なのに対し、
その後のマネやらモネやらは外で描いたから明るい色彩なのですって。
なるほど(*>_<*)。
 

 

 
そしていよいよ本日のメインイベント(笑)、
フォンテーヌブロー城に到着です。
世界遺産となっているこのお城で、
春野さん、瀬奈さん、ふづきさんの撮影風景見学の後、
団体記念撮影(*^ ^*)。

…ここで「ヅカファン、恐るべし!」と思った行動が!(爆)

到着直後は「うわ〜、お城きれ〜い!」と
お城の写真を撮りまくっていた皆さま、
春野さんたちがこれからここに来ると聞き、
我先にといった感じで、
お城の門から両サイドにガードを作ってしまったの!
――海外まできて入り待ちか!?(爆)

バーゲンセールに弱いワタクシ、
皆さまのすごい熱気に押し出され(^ ^;;、
それでも皆さまのご協力の甲斐あってカメラをセットいたしました。

そしていよいよ三人がご到着!
…私たちの姿見て引いたよね(笑)。そりゃ引くさ(苦笑)。
ガードの間に作られた花道を通っていくお顔は、
あまり笑顔とは言いがたい表情でした(^ ^;;。
でももういいや、
初めてあさこちゃんのお写真を撮らせていただいたし(笑)。

撮影風景といっても、
お城の前をゆったり歩く三人、
それから一人ずつお喋りしながら歩く様子を撮影するくらいで、
けっこうあっという間。
でもふーちゃん撮影中に、
その様子を見ながら大笑いしているオサアサの姿が
とても愛らしかったです(*^ ^*)。
あさこちゃんなんて身体を二つ折りにして笑っていて(^ ^)。

それから団体記念撮影タイム☆
まさしく右の写真のお城をバックに、お写真を撮りました。

――バスの中で行った抽選により、
なんとあさこちゃんの隣に座ってしまったワタクシ!
いったい何度ダイエット写真を撮れば気が済むのでしょう(爆)。
しかも、オサちゃんと私の間にちゅるちゅるさん、
あさこちゃんのナナメ後ろにノンノンさんもキープ☆
なんだかすごい配置です。

それなのに。ああ、それなのに。
私たちはチャレンジャー(笑)。
いついかなる時も、チャレンジ精神を忘れません。
とうとう、あさこちゃんの隣でやってしまいました。
――「やるわよッ!」ポーズ!(爆)

それこそフォンテーヌブローまで来て
何やってるんでしょう、私たち(笑)。

でも面白かったのは、
その時のカメラマンさんが
結構みんなのいい笑顔を引き出そうとしていて
「A、B、の次は〜?」などと声をかけていたのですが、
私たちの時はオサちゃんが
めっちゃ大きな声で「Cーーーッ!!!」と叫んでいたの(*^ ^*)。
時によってはあさこちゃんが叫んだりもして、
ちょっとそれは楽しかった☆

撮影終了後、帰っていく彼らを見送るときもヅカファンの熱さ再確認。
み、みんな走ってついていって写真を撮ろうとするんですもの(^ ^;;。
完全に乗り遅れたワタクシ、
それでもなんとか車に乗ったオサちゃんが手を振ってくれたのは
しかとこの目で確認いたしましたわ(*^ ^*)。

そうそう、三人の服装チェックもしておかなくちゃね。
春野さんはベージュのコートに赤茶系のもふもふマフラー、
そして白いパンツ。
あさこちゃんは黒のコートの中に黒いタートルセーター、
そして銀のクロスのネックレスと黒いパンツ。
ふーちゃんはちょっとくすんだ濃いピンクのファーつきコートに
明るい茶色のロングブーツでした(*^ ^*)。
三人とも綺麗にお化粧していて、本当に素敵でした☆

追記。
家に帰ってきて写真を家族に見せていたとき、
弟が三人の写真を見て
「やっぱり(一般人とは)違うね。分かるよ」と言っていたのですが、
その後、彼はその写真をじっくり眺めながら
「何が違うんだろう…服?」
――確かに服も違うだろうけどさ(笑)。
 

 

 
その後はフォンテーヌブロー城内見学。
このお城は、
私が高校時代から好きなフランスの王様フランソワ1世が建て、
アンリ4世が改築を施し、
ルイ16世時代にはマリー・アントワネットも愛し、
またナポレオンも滞在しており、
帝位の廃位宣言も行ったというところだそうです。

右の写真はマリー・アントワネットの遊戯室。
このお城の中でももっとも質素なお部屋なのですが、
それは彼女が「質素ごっこ」を好んでいたからだそうな。

ここで伺った話で面白かったこと。
お城を造った王様のイニシャルの刻印が至るところに刻まれていて、
なんて自己主張が激しいんだと思ったのだけど(笑)、
だいたいはフランソワの「F」、アンリの「H」なのね。
そしてアンリ4世時代、彼は何を考えたのか、
奥さんのカトリーヌの「C」を自分の「H」と組み合わせ、
愛妻家の振りをした紋章を制作したのだけど、
――すると、彼の愛人(名前忘れた)のイニシャル「D」が
浮かび上がるのです(笑)。
彼はこのイニシャルを見てほくそ笑んでいたのかしら。
でもカトリーヌの立場って…。
だいたいこのカトリーヌという人は、
イタリアからフランスにフォークを持ち込んだ、素晴らしい人なのよ?
それをないがしろにするなんて!!
むきー(勝手に怒ってる(笑))。

それにしても本当に美しいお城でした。
ヴェルサイユ(見てないけど)の豪華絢爛さとは異なり、
同じ豪奢でもあの城は、可憐で、繊細で、そして美しかった…!
 

 

 
パリへの帰り道の夕焼けも見事でした。
一面に広がる刈り取られた後の小麦畑に見える大きな大きな夕日。
風景全体がオレンジ色に染められ、
一生忘れることはないだろうな、というくらい美しい情景でした。
高速道路だったため、バスが停まることがなく、
写真に収められなかったのは残念。

なにがすごいって、本当に「パリから30分のところにいながら」
この風景が見られることよね。
実際には30分じゃ帰れませんでしたが(笑)。

 
 


ホテルに帰り着いたのは6時前。
パリのお店はだいたい7時に閉まってしまいます。
慌てて出かける私たち。
目指すは日本でも有名なお総菜屋さん、フォション☆

この時にルイ・ヴィトンを目指していれば
どうやら彼らに会えたようですが(爆)、
私たちは食に走りました(笑)。スミマセン。

でもね、フォションで買った何もかもが本当に美味しかった!
とくにスペイン産のナッツを食べさせて育てたという豚の生ハム!!
本当は100gで5ユーロとか、そういう売り方だったのですが、
私たちを担当してくれためっちゃ可愛い売り子さんの男の子が
うすく必要分だけ(かなり苦戦しながら(笑))スライスしてくれたの。

その他にも私たちのかなりわがままなお願いを
心やすく引き受けてくれて、
彼とのひとときの交流はとても楽しいものでした☆
本当に可愛い少年(…だよね? まだ10代に見えた)だったし(*^ ^*)。

なんか、フランス人はフランス語にとてもプライドがあるから
けっして英語を喋ってくれない、などという話を聞いていたけど、
私たちがいかにも観光客然としているからか、
まったくそんなことはなかったですね(*^ ^*)。
それより気さくに声をかけてくる人の方が多くて面白かった☆

その他、ホテル近くのスーパーでバゲットなどをお買い上げして
ホテルに戻り、お部屋で今日の思い出に浸る私たちでした。
かなり疲れてたけど、うふふ、幸せ(*^ ^*)。
 

 


ちなみに今夜のパリは皆既月食でした☆
…この写真では丸くなっちゃいましたが(^ ^;;、
ちゃんと左上のあたりが欠けてたのよ。
私たちは寝てしまったけど、
3時くらいまで起きていたらすべて消えたところまで見えたらしいです。

1年のうち200日雨が降るパリでは、
こんな風にお日さまとお月さまが一日で両方見られる日は
かなりめずらしいんだとか。
みんなの愛のおかげですね〜(*^ ^*)。