2003年11月11日
「タカラヅカ・スカイ・ステージ」開局一周年記念
『名作の旅スペシャル トークショー』
in ゾフィン宮殿(プラハ)

 


まず最初に、このレポをアップするのがかなり遅くなってしまったことと、
そして恐ろしく長くなってしまったことを(笑)お詫びします。
が、頑張って読んでね! 少しずつでいいから!!(笑)

さて、気を取り直して。
この当日の、旅日記の一部を紹介しましょう。
「ただいま18:15inプラハ。
トークショーから帰ってきました。楽しかったー!!
――来てよかった(笑)。(以下略)」

私は大満足で帰ってきたようです(笑)。
やっぱりねえ、30人×5列は少ない!
3列目にいたさすがの私でさえ、オペラグラスを使うのは憚られました(^ ^;;。
(膝の上には出しておいたけど)
最近まるで公演並みのお茶会に慣れてしまったワタクシ達にとって、
こんなに近くであさこちゃんの笑顔を見、お喋りを聴けるなんて、
しかもそれが春野さんと一緒だなんて、本当に夢のようなひとときだったのです。

バスでブルダヴァ河沿いにあるゾフィン宮殿に到着。
「宮殿」というからにはゴージャスなゴテゴテしたお城を想像してしまいますが、
この建物はもっと近代的な、小洒落た洋館でした。異人館系(系ってなに…(^ ^;;)。
考えてみたら19世紀後半に建てられたものですものね。

さすが旧共産国、クロークのおばちゃんさえ
自分の持ち場以外での仕事をものすごい勢いで拒否する怒濤の闘いを
横目に見ながら会場の中へ。
中には雛壇と向かい合わせにシアター形式の椅子、
そしてその一番奥にTVカメラがあります。
それはいいのだけれど、流れている音楽が…(^ ^;;
「♪いつ〜の世も〜レヴューこそは〜」(の、カラオケ(爆))。
――さっきまで街中、そして私たちの身体中に中世の美が渦巻いていたはずなのに、
一気にいつもの世界へバックトリップしました(笑)。

集合時にくじを引いて決められたお席に着いて待つことしばらく間もなく、
スカイステージのアナウンサーの方が現れます。
諸注意や放映日(新春スペシャルだそうな☆)のお知らせなどをしたあと、
いよいよ春野さん、ふづきさん、瀬奈さんが登場!

三人とも黒で統一したファッションでした☆
オサちゃん:ベルベット地の黒いスーツの襟部分に、
金色の…なんて言うんだろう、イメージ半襟(笑)でアクセント。
あさこちゃん:胸の高い位置で切り替えのついた、
ボタンがいっぱい付いているスーツ。インナーも黒。
そして最近お気に入りらしい、クリスタルのクロスのネックレス。
ふーちゃん:胸元にキラキラがいっぱい付いた黒のニット。
そして白い縦ラインの入った黒の可愛らしいスカート。

まずは三人のご挨拶から。
春野「皆さまこんにちは。春野寿美礼です。
皆さまとこうしてチェコ・プラハで、このような形でお会いできて(笑)
とても不思議な気持ちですが、
短い時間ですが、皆さまと楽しいひとときを過ごしたいと思います。
本日はよろしくお願いします」

ふづき「皆さまこんにちは。ふづき美世です。
本日はこうして皆さまと短い時間ではございますが、
ご一緒に楽しいひとときを過ごせたらと思っております。
どうぞよろしくお願いします」

瀬奈「皆さまこんにちは、瀬奈じゅんです。
本当にプラハという地で、こういう風に皆さまにお会いするのが(笑)
すごく不思議なんですけれども、思いっきり楽しみたいと思います。
よろしくお願いします」

というわけで、まん中に春野さん、上手側に瀬奈さん、下手側にふづきさんが腰掛け、
さっそく本題に。

――「名作の旅スペシャル」として海外にロケに来たのは今回が初めて。
それもこうして大勢、150名のお客様と一緒にヨーロッパにやってまいりましたが、
こういう企画というのはいかがですか?

春野「海外の「名作の旅」はいつかCSでやるんだろうなと思っていたのですが、
一番最初を私たちにやらせて下さるということで、
お話を聞いたときはびっくりしました。
私はずっとCSさんの「どのような番組に参加したいですか」というインタビューとかでも、
「外国に旅をする番組を自分で作ってみたい」と答えていたので、
自分の希望が叶ったというか、はい、本当に幸せですね。驚いてます」

ふづき「私も、こういう海外で、
しかも自分たちが演った作品の場所を訪れられるというのが、
なかなか自分たちの旅行では、プラハなどにはなかなか来られなかったりするので、
本当にCSさんのおかげです(笑)。CSさまさまのおかげです(笑)。
すごく楽しい毎日を送らせていただいてます」

瀬奈「私はCSさんの「どんな番組がやりたいですか」という質問に、
いつも「お料理が作りたい!」とか言ってたんですが(笑)、
小さな夢がこんな大きな夢に変わってしまって(笑)、
すごく嬉しいですね。
さっきふーちゃんも言ってましたけど、
プラハに、自分では来ようとは思わないところだと思っていたので、
こうやって自分たちが出た作品にちなんだ場所に来れるというのは
すごく幸せなことだなと思います。
CSさまありがとうございます(笑)」

――今日はこうしてトークショーという形でお客様とふれあいを持っていますけれど、
ここに至るまで、パリのフォンテーヌブローの森で、
そして本日プラハ城で、ご参加のお客様と一緒に記念撮影をしました。
なかなか普段こういうふれあう機会というのはなかなかないと思うんですが、
どうでしたか?
(どうでもいいけど、司会者さんの「ふれあい」という言葉に
一抹の違和感を覚えていた私たち、そして彼ら(爆))

春野「日本では、たぶん皆さまといろんな形で
お写真を撮ったりしたことがあると思うんですが、
本当に、まさかプラハで(笑)、そして、えーと…どこでしたっけ(笑)、
フランスの森で(笑・範囲大きすぎ)、写真を撮らせていただけるなんてことは、
きっと、最初で最後かな、という感じもするんですが、
私にとっても大変貴重な思い出になりましたし、
皆さんにとってもいい思い出になったんじゃないかな〜と思うんですけど(*^ ^*)」

瀬奈「皆さん、きっちりこう、
「はい、ここに来て下さ〜い」って言われたらガーってやってきて(笑)、
とてもスムーズに写真を撮れて、すごいな〜、
本当にファンの方ってきっちりしてるな〜、とすごく思いました(笑)」

ふづき「外国のカメラマンの方がなかなか面白くて
(春野「さっきの方とかね、ジェスチャーがすごかったね(笑)」
このあたりから人のお喋りに割り込み始めて、ちょっとずつくだけてきます(*^ ^*))、
日本語は喋れないんですけれども、
でもジェスチャーで言って下さるのが新鮮だったりとかして、
非常に皆さまも私たちも、
素直に「あ、ここで決めるのね」「もっと寄って」とかって(笑)」
瀬奈「言わされてました」
春野「A、Bの次は? C!とかね」
瀬奈「C〜〜〜!!」
春野「とかってね(笑)。「ににんは…?」…え?(笑)」
前のお席の方に聞く春野さん(笑)。
春野「あ、そう! 1たす1は?」
春野・瀬奈「2!」(笑)
春野「思い切り叫びましたよね」
瀬奈「はい。あんなところで(笑)」

――そういった皆さまとのふれあいを持ちながら、
実はお三方には、私どもの撮影ともどもいろいろなところに旅をしていただきました。
皆さまとはパリのフォンテーヌブローでお会いしたのですが、
それに先駆けまして、お三方にはイタリア・ミラノ、そしてマジョレ湖の方に…。
(と、感嘆の声をあげる私たちに向かって)
春野「…ご存じなか、ったんですか?(大きくうなずく私たち(笑))
――そうなんです、『琥珀色の雨にぬれて』のゆかりの地を訪れる…」
(と、まだどよめいている私たちに向かって)
瀬奈「行きたかったですよね〜残念でした〜」(笑)
春野「(笑)残念。
――ということで、私たちはまずミラノの方に行きまして、
まあその日は着いたのが夜でしたので、次の日は一日フリータイム、
で、その次の日にマジョレ湖、ミラノから車で1時間半くらいですかね、
マジョレ湖に行ってきました」
瀬奈「寒かったですよね〜」
春野「寒かったよね〜!
瀬奈「ホントに寒かった」
春野「でも皆さん、良かったですよ、行かなくて(笑)。
本当に立っていられないんですよ」
瀬奈「靴にホッカイロ入れて」
春野「あの、ここもかなり寒いとは思うんですが、
また一段と寒いですよね」
瀬奈「曇ってたし、ここは海か! と思うくらい、波が」
春野「そう。湖がちょっと荒れていて、波があったんですよね。
で、それがまるで海のように見えてね。
…でも、マジョレ湖は綺麗だったね〜」
うっとりする三人。
春野「(笑)。この番組を見ていただければ、マジョレ湖がご覧になれます(笑)。
それで、マジョレ湖が思ったよりも大きかったんだよね。
で、その大きな湖の中に小さな島があって、
船に乗って島まで行って、地元の猫と戯れてみたり(笑)」
瀬奈「マジョレ湖は11月はもうシーズンオフになってしまうので、
人がホントいなくて、淋しい感じではあったんだけど、
またそれがよかったり」
春野「よかったね。で…」
瀬奈「…なんか、自慢話みたい(笑)」
春野「(笑)でもなんか、周りが山に囲まれていて、
そこは紅葉してまして、日本には見られないような紅葉の色がすごく綺麗なんですよね。
で、その紅葉の向こう側が、もうスイスなんですよね。
アルプスの山々が雪を被って、本当に綺麗でした」
瀬奈「(笑)…自慢話(笑)」
春野「(笑)(CSを)観て下さい」
瀬奈「観て下さい」
春野「でも琥珀色の雨は見れなかったけどね。
でもマジョレ湖と言うところに行って、琥珀色の雨を感じたような気がしたね(笑)。
…分かりますか、このニュアンス(笑)。
じゃあ皆さまも機会があったら、一度マジョレ湖の方にも行って下さい」

――そしてその後、パリ。フォンテーヌブローの森。
春野「ここも綺麗でしたね〜〜。
ふづき「森が良かったですね〜」
春野「ここでクロードは毎朝ここを散歩してたのかと思ったら(笑)。
本当に恵まれた環境でね〜いいですよね〜」
ふづき「シャロンもあんなところでタンゴを踊ったのかと(笑)」
瀬奈「徹夜ですよね(笑)」
春野「(笑)気持ちいいでしょうね。
あんなところでジゴロの一人が蓄音機をこう持ってきて(笑)、
で、タンゴ踊るの踊らないの? 踊りましょ?って(笑)。
あんなところでタンゴ踊って。
でもちょっと芝生がちょっと柔らかくて、タンゴはちょっと踊りにくそうだったよね(笑)」
ふづき「ちょっとこうステップとか踏んでみたり、しましたよね」
ふーちゃんを無言でみつめるオサアサ(笑)。
瀬奈「…あ、したんだ(笑)」
春野「したんだ(笑)」
ちょっと口ごもるふーちゃんが愛らしい(*^ ^*)。
瀬奈「でもあの後ね、歌えば良かったね〜って言ってたんだよね。
クロードとルイの、銀橋の歌を」
春野「爽やかだよね〜(笑)」
瀬奈「『誓いましょう!』」(手まであげて(笑))
春野「ホント爽やかだよね、あんなところで」

――オリエント急行に乗る、と言っていたリヨン駅にも、
夕方ちょっと行っていただきました。
春野「リヨン駅には、
『パリのサロンがそのまま列車に乗ってしまっている』というような台詞があったのですが、
ありましたね〜、トランブルーが。
そういうレストランがありまして(私たちの行ったところ!)、
まあ、中は私たちは入れなかったんですけど、
そこに公演で言っていたものがそのまま残っている」
瀬奈「シャンデリアも外から見えて」
春野「リヨン駅にも行きましたね。
ちょうどお休みで、旅行に行く人たちがたくさんいらっしゃって、
すごい人混みの中を撮影して(笑)、ちょっと恥ずかしかった」
瀬奈「ちょっと恥ずかしかった(笑)」
春野「でも、リヨン駅行けて良かったね。そこで『マジョレ湖に行こう』って」
ふづき「特別待合室みたいなところもありましたよね」
瀬奈「よくこんな人混みの中でばったり出会えたなって(笑)」
ふづき「ほんと、すごいですよね〜(笑)」
春野「そして高い切符を…マジョレ湖行きの切符って、やっぱり高いんですね。
行かないなんて言い出したよね(笑)」
ふづき「でもそれはクロードがわけ分からないって言うから(笑)」

――パリと言えば、宝塚とは切っても切れない場所ということで、
瀬奈さんが先日まで主演されていた『二都物語』にも登場しますし、
宝塚の名作『ベルサイユのばら』は当然フランスのお話ですし、
それ以外にもレビューやショーのシーンでもたくさんパリが出てきますが、
パリの印象というのはいかがですか。

春野「私はとにかく、パリは華やかな街だな、ということを感じました。
でも、ただ華やかなだけではなくて本当に古い歴史がありまして、
それが華やかさに重さをプラスして、
そこが歴史や伝統のある宝塚と繋がっているところと呼べるのかな〜なんて
思ったりもしていたんですが、
まあとにかく街を歩いていても自分の気持ちが悲鳴をあげていて、
「うわ〜すごい! なんだこれは〜!」っていう感じで、
本当に刺激をいっぱい受けましたね。
バスの中でもずっと(笑)…ね(と、二人にあいづちを求める春野様)、
ガイドさんがひとつずつ説明してくれるんだけど、
一個説明してくれるうちに、自分はもう、こう(と左右を交互に急いで向いて)
5回ぐらい右左見て(笑)」
瀬奈「ミラノの時はがーって寝てたのに(笑)、
パリになったらがーって(左右見て・笑) 」
春野「確かに(笑)。(シートに)寄っかかってなかったと思うんだよね」
ふづき「後ろから見てて面白かったですもん(笑)。みなさんの違いが。
ミラノの時はすごい寝てたのに、パリになったらすごい起きて(笑)」

瀬奈「シャンゼリゼ大通りを見たときに、『♪シャンゼリゼの大通り〜』って」
春野「ああ、歌ってたよね〜(笑)」
瀬奈「あれなんだ〜って思って(笑)。歌いましたよね」
春野「歌ったね」
瀬奈「春野さんが見えました(笑)。
でも、一つ一つの、ちょっとした建物が、すべてが絵になる。
ちょっとした小径でも絵になるところがすごいあって」

ふづき「私ははじめてパリに来たんですね」
瀬奈「私もはじめて」
ふづき「本当に毎日興奮状態で、朝とかもパッて目が覚めちゃって(笑)」
春野「よく眠れないって言ってましたよね」
…それは時差ボケなのでは? 私も朝早起きさんだったよ(笑)。
ふづき「そう、でも昼間すごい元気なんですよ。
それですごい写真とかいっぱい撮ったじゃないですか。
(関係ない、地元の)人とか(写真に)入っても絵になるんですよね。
ちょっとした仕種とかも絵になるなあって」
春野「うん。素敵だよね〜」

――そして今日はここプラハ。
「不滅の棘」の舞台となりましたプラハ、おそらく初めて来られたかと思うんですが、
カレル橋とプラハ城、こちらはいかがでしたでしょうか。

春野「今日、朝、散歩に出たじゃないですか(いや、知らないよ(笑))。
散歩というか、朝の撮影をしていたんですが、
プラハの朝の空気も本当に新鮮で、やっぱり排気ガスとかもないしね、
遠くの景色が本当に鮮明に見えてしまう、っていう綺麗さで。
今のうちに酸素をいっぱい吸っとこうと思って、呼吸しておきました(笑)」
瀬奈「呼吸しました(笑)。よかった(笑)」
春野「プラハもどこを見ても綺麗でね、
自分が絵を描けたらね、いっぱいこのカレル橋の上で描きたいなあと思ったりね」

瀬奈「私興味なかったんですよね(笑)」
春野「パリを出るの嫌がってたよね(笑)」
瀬奈「もうパリ出たくない〜って(笑)」
春野「♪パリっパリっパリ〜〜!って(笑)」
瀬奈「でも来てしまったら、カレル橋とか、すごい…ね、
パリとはまた違った重みで、歴史が感じられて。
さっき、触ったじゃないですか。願い事が叶うっていう(カレル橋の銅像)。
あそこだけあったかかったの。
他のところは冷たいのに触るところだけがあったかくて、
まあ皆さん触るからだとは思うんですけど、
なんかそういう、神話じゃないですけど、そういう場がある、
…すごく感銘を受けました」
…ゴメンナサイ、私はまた風水がどうとか言い出したらどうしよう…
とちょっとドキドキしてました(爆)。
春野「興味なかったのにねえ(笑)」
瀬奈「まったく興味なかったのに(笑)」
ふづき「まったく興味なかったけど、でも一番ガイドブック見て(笑)」
――なにげにふーちゃんが突っ込んでるのがおかしい(*^ ^*)。
瀬奈「あたしは研究熱心だから(笑)。誰よりも」
春野「紙切れとか持ってきてね」
瀬奈「そうそう。全部持ってくるのは重いから、そこだけ破って持ってきて(笑)。
昨日『ウ・カリハ』っていう『不滅の棘』に出てくる…」
春野「ビアホールがあって」
瀬奈「で、お料理を頼むときに、私が持ってきたのが役立ちましたよね?」
ふづき「役立ちました、とても(*^ ^*)」
春野「ビールの種類とか」
瀬奈「ありがとうは?(笑)」
春野「あ、ありがとう(笑)。言わせる?(笑)ありがとう」
瀬奈「(にっこりして)プラハ、ちょっと好きになりました(笑)」

ふづき「ここに来る前にフランスのいろいろなところ回っていたんで、
またぜんぜん違う歴史とか、建物ひとつ取ってもぜんぜん違うんですよね。
色合いですとか、描かれている絵ですとかが、
チェコの歴史を感じさせるような。
以前上級生でプラハに行かれた方がいて、
すごい感動して涙を流したって、また行きたいって言われてたじゃないですか。
そういう土地を見れたっていうのがすごくよかったですし、
公演で「カレル橋」っていうのが何回も出てきたんで、
歌にも出てきて、そこでいろんな事件が起こっていくお芝居だったんで、
ああ、この橋だったんだって(*^ ^*)。
で、その十字架があったときに、あ、この十字架の前だ〜(*^ ^*)って」
春野「今までは自分の想像でしかなかったので、どうしても。
でも実際にその場所を目の前にして…」
ふづき「肌で感じて」
春野「うん、実感したっていう感じね」

――皆さんもそれぞれお写真を撮られたと思うんですけれど、
こちらの三人も、けっこうお写真、お撮りになりましたよね。
春野「……(笑)。かなり撮ってましたよね、あたしたち」
瀬奈「かなり(笑)」
春野「CSのお仕事しなきゃいけないのに、「ちょっと待って下さい」とか言って」
瀬奈「ここいいよ、ここいいよ(と手招きしながら(*^ ^*))。
ここ立って、ここ立って!」
春野「 (笑)すごいいっぱい撮りましたね。
でも、どこもやっぱり絵になるので、
もうホントにカメラにも収めておきたいし、っていう感じでね、
何枚も何枚も撮ってたんですけど」

――こうした形で三人の方に、我々と一緒にいろいろな場所を回っていただきまして、
先ほどもご案内してますように、この模様は番組でお送りしたいと思いますし、
ぜひ今度はマジョレ湖に一緒に行くツアーというのを
第二案として企画したいと思いますので(笑)、
そのときまでお楽しみにしていただきたいと思いますが、
今回の撮影のお話はここまでにしまして、
ここからは少し三人の方に、ツアーに来ていただく直前に終わりました
全国ツアー公演、それからバウホール・日本青年館公演、
それぞれ公演中のエピソードなどを、
春野さんの進行でお話していただければと思います

春野「今(司会者さんが)おっしゃったようにですね、
実は私たちは全国ツアーが終わってすぐに、今度は海外ツアーと言うことで、
頭の切り替えもないままに、こっちへ来てしまった、という感じだったんですが(^ ^;;。
『琥珀色の雨にぬれて/Cocktail』、
私とふーちゃんとで一緒に行ってきまして。
私は、東京では代役公演で一回クロードを演らせていただいて、
全国ツアーでは本役としてクロードを演らせていただきまして、
これで二度目だったんですが、
シャロンもルイもミッシェルも、ほとんど主要メンバーが変わっているわけでして、
お芝居もかなり、正塚先生が頑張ってね!」
ふづき「はい」
春野「もうね(笑)、夜遅くまで稽古をしてくださったので、
新しいバージョンとしての『琥珀色の雨』というのが完成しまして、
またひとつ面白い作品ができたな〜という感じだったんですけど、
ふーちゃんはシャロンを演ってみてどうでしたか」

ふづき「やはり再々演、ですか? シャロンというイメージができている役でしたので…。
正塚先生が、今回のお稽古はそういうものを一切気にしないで、
私にシャロンを近づけろって、そういう風に言ってくださって、
お稽古時間もいっぱいかけていただいたと思いますし」
春野「大劇場のお稽古の時よりも、芝居のお稽古は長かったよね。
大劇場の時はショーのお稽古も入ってくるし、
お芝居でもダンスナンバーがあるから振付で時間が取られたんだけど、
今回は振付なんかもなかったので、
正塚先生も大劇場の時よりかは芝居をみっちりと…」
ふづき「それがすごくありがたかったです」
春野「すごい見て下さったよね」
ふづき「だから、シャロンを演じる、とかそういうのでなくて、
普通に、シャロンという女性になろう、という気持ちでいられたんで、
本当に春野さんとのコミュニケーションで、自然なシャロンでいられたらいいなと
思っていたんで、正塚先生がそれを引き出そうとしてくださったのが
すごく嬉しかったというか」
春野「役が変わった人だけじゃなくて、
私にもけっこうクロードの新たな部分をプラスしたいっていうものがあって。
青列車のシーンとかでも、
まったくパターンを決めないでいろんな、ま、それでもいっか〜みたいな(笑)、
私たちがその時のニュアンスとか自分たちの気持ちを大切に芝居をしていって、
「うん、それもいいなあ」とかね(笑)、先生が言ってくださったりとかして。
最終的にはっきりした形っていうのは、決めてないんだよね。
だいたいは今の形でいいっていうことで、あとは自由にしてたけどね(笑)」

春野「ルイ・バランタンの蘭寿とむ。
とむもすごく一生懸命役になろうとしていて、
自分に近づけよう、っていう風にしていて。
最初はすごいなんか…」
ふづき「かまえちゃって」
春野「うん。かまえてたね。
私ともしっかりとお芝居をするのが初めてで」
瀬奈「新鮮でした、見てて」
春野「うん。で、緊張するって言ってるのね。
緊張して、自分が思っているようなことができない、みたいな感じだったので、
なるべくリラックスするようにね、していって」
ふづき「先生も、大阪弁で喋らせたりとかして(笑)」
春野「そうそう(笑)」
瀬奈「(笑)考えられない!」
春野「標準語で台詞を喋ると、ちょっとやっぱり気取ってしまうところがあるんですね。
だから、その気取りを全部取らないと(心の)中から出てこないので、
とむの地元の言葉で(笑)」
ふづき「シャロンを口説くところで(笑)」
瀬奈「(笑)シャロンを口説くんですね〜!」
春野「言葉が分からないから上手く言えないんだけど、
かなり面白かったよね(笑)」
ふづき「かなり面白かったですよね(笑)」
春野「大阪弁でルイを演るっていうのはね(笑)。
でもそういうお稽古があって、
とむもかっこいい自分なりのルイを作り上げて」

春野「ミッシェルも、みわっち…」
瀬奈「みわちゃん(笑)」
春野「(笑)みわちゃんもそうだし、
新たに役をもらった人たちがほとんどだったんですけど、
みんな自分の役にしようと、一生懸命、全国を回りながら演ってましたね」

春野「『Cocktail』の方もね、
宝塚をご覧になったことがないお客様にも一緒になって楽しんでいただけるように、
みんなではじけてやってましたね。
…あの(笑)、中詰めの酔っぱらいの役っていうんですか(笑)、
すごかったね(笑)。しゃっくりとか出ちゃったりして。寝ちゃったりとか」
ふづき「すごかったですか(笑)。
私、あの新しい場面『ヒートウェーブ』がすごく好きで、すごくお洒落な感じで。
リニューアルバージョンのカクテル、みたいな感じで」
春野「今回は、振付の羽山紀代美先生の振付30周年記念と言うことで、
『ヒートウェーブ』の「コットンクラブ」の場面、あれをリテイクということで、
私たちがやらせていただいたんですが、
あれも何回も何回も、家でも稽古場でもビデオを見て(笑)、振りを全部…」
瀬奈「気づいたら、みんな廊下でビデオ見てて(笑)」
春野「教室が足らないからね、廊下にテレビとビデオ出してきて、
ビデオ見ながら一生懸命振りを覚えて、やったんですが。
でもあの場面がみんな一番すごかったね、意気込みが」
瀬奈「トシコさん(鈴懸三由岐)とさお太さん(高翔みず希)のリフト!」
春野「ね! あれももう、全会場で皆さまから拍手をいただけて」
瀬奈「私も思わずしました(笑)」
春野「すごい喜んでました(*^ ^*)」
瀬奈「あの場面、素敵でしたね〜(*^ ^*)。
でも全体的に、大人っぽい『Cocktail』でしたね。
客観的に見られて、よかったです」
春野「そう、見に来てくれたんだよね〜、『二都物語』が終わってから」
瀬奈「ね。…(笑)」

春野 「でも、自分が芯となって行く全国ツアーって初めてだったので、
どんな感じかなって思ったんですが、
でも本当に、宝塚を初めて観るお客様もショーになると、
一緒になって手を叩いて楽しんでるっていうのが伝わってきて、
本当にこの地で公演ができて良かったなっていう感じですね。
あといろんな土地を回って、美味しいところに(笑)。
ふづき「(笑)」
春野「本当にたくさん食べたし(笑)、温泉にも入ったり、うん、充実してたね」

春野「さあ、二都物語は」
瀬奈「二都物語ですか?
どうでしょう、一緒に語る人がいなくて淋しいんですけど(笑)。
とにかく太田先生の意気込みっていうのが素晴らしかったし、
出演者の下級生一人一人の…群衆芝居が多いじゃないですか、
すごい勉強になったと思うんですね。
細かい動きが決められてくるから、「ここでこういう反応をする」とか、
いろんな方向を向かないようにはめられていくというのが、
すごく下級生には勉強になったんじゃないかと思います。
あとは、再演ものか〜、とか(笑)。
さっき、正塚先生も再演ものとは考えないでっておっしゃってましたけど、
太田先生も同じようにおっしゃって、
リニューアルと言うよりも、もう新しい、ぜんぜんまったく違うものだという感覚で、って。
私はシドニー・カートンという、飲んだくれた人を演ったんですけど、
一人で、本当に、袖とかでも一人なんですよ、ずっと。
お稽古場でも一人で自主稽古やって、
お家に帰って一人でお酒飲んで(笑)、ホントに(笑)。
一人で酔っぱらいのお稽古したんですよ。
なんせ孤独なお稽古と、孤独な袖でしたね。
楽屋とかではみんなで馬鹿騒ぎなんですけど(笑)、
それがすごく…先生に最初に言われたのが「海の底を歩いているような男」で、
あ、こういう孤独なのかなって、すごく考えましたね。
すごい勉強になりました。
――(春野さんたち)見てて、下級生のパワーをすごく感じませんでした?」
春野「すごい感じた!」
ふづき「うん、感じた!」
瀬奈「皆さん、そうおっしゃってくださって」
春野「もうホントに、前に前に!って感じでしたね」
瀬奈「あんなふうに台詞言うのが初めての下級生もたくさんいたし、
バウに出るのも初めてとかいう子もたくさんいたし、
でもそれを誰よりも専科のお二人とか矢吹さんとか梨花さんとかが
がっちり固めてくださってたんで、 うわ〜、 頼もしいな〜と」
春野「かっこよかったですね〜」
瀬奈「『琥珀』観たときも、はっちさんとかががっちり。
そういう意味で、今度一緒にやるのがね、楽しみ」
春野「私たちも全国ツアー回ってる最中に、東京に入ったときに
『二都物語』を見せてもらったんだけど、
もう楽屋に行ったらみんな、うわ〜〜〜〜〜〜!!!って(笑)」
瀬奈「うわ〜〜〜〜〜〜!!って(笑・両手を広げて)。
もうみんなパワー吸い取られる!!
ホントにね、何年ぶりに会うかっていうくらい(笑)。
皆さんが各地で携帯ストラップとかを買ってきてくれるんですよ」
春野「そう、おみやげにね」
瀬奈「素敵な、フグの(笑)木彫りの、ね。
(携帯ストラップの山をつけて)こんなんなっちゃって(笑)。
もう、携帯よりもキーホルダーの方が大きくなって。
皆さんの愛を感じました、みたいな」
春野「でもそれをね、今回、海外ツアーの時にも」
瀬奈「持ってきました(笑)。つけましたよ、ね〜」
春野「嬉しかった〜。
そのお返しとして私たちも犬のキーホルダーを空港でもらいましたよ」
ふづき「名古屋のおみやげに」
瀬奈「名古屋のね」
春野「ありがとうございました」
瀬奈「いいえ〜(笑)」
春野「(笑)でも楽屋ではすごく、うわ〜〜〜! って感じで、
ガーッとみんなが押し寄せてきたんだけど、
舞台ではちゃんとみんな一人の舞台人として自分を全うしようとしてたから、
すごく心を打たれましたね」
瀬奈「桜乃彩音ちゃんとかも初めてのあんな大役で、
新人公演でも、そういう台詞を言う役がついてなくて、
なんかあたしとゆみこは、彩音を見守るお父さんのような気分でした(笑)。
みんなが一回一回、くっきり成長していくのが、
太田先生もそれをおっしゃってたんですけど、
それを見てるのも楽しかったです。
袖で見てたんですよ」
春野「下級生の子たちの成長っていうのは、ホントにすごい勢いがあるよね。
私も全国ツアーで、みんなと一緒に回りながら、
毎日一緒に演りながら感じたりとかしてたんだけど、
お芝居でもやっぱり、埋められてなかったところを次の日には埋められてたりとか、
ショーなんかでも、自分がお客様に対してアピールすることとか、
そういうエネルギーが強くなっていってたりとか、
そういうものが日に日に増していったのが、
本当に手に取るように分かって、それはすごいなと思いましたね」
瀬奈「全国ツアー見たときに、
ジゴロの下級生がすごいかっこよかったよね。
すごい頑張ってるなあって感動しちゃった」
春野「全国ツアーに行くと、楽屋が大勢で使うっていうことが、
大劇場みたいに設備が整ってないんですよね。
ですから、10人入る楽屋にドライヤー2台まで、とかになっちゃうんですよ。
そうすると順番に、男役さんだったら、髪型を作る人から
「ドライヤーかけま〜す!」って言って」
ふづき「お化粧する人と、髪型作る人と」
春野「で、下級生ってやっぱり遠慮してしまって、
なかなかドライヤーも使わないんですよね。
ドライヤーを使わずに、スプレーとディップだけで髪の毛を作ろうとして、
そんな中でも一生懸命ジゴロの髪型っていうのを研究してて。
日々成長していく姿を見て、本当に嬉しかったですね」

なんだか、もう頭の中は新しいパリ&プラハのことで盛りだくさんで、
二都も全ツも遠い過去の出来事のように思えたりもしたのですが、
公演のことを懐かしく思い出し、
そしてまさしく今自分が溺れている状態にあることまでも思い出しました(*>_<*)

さて、そんな私は置いてきぼりにして(笑)、
あさこちゃんとふーちゃんが席替えし、またトークは続きます。

――このヨーロッパツアーが終わりますとほどなく、
90周年の幕開けを飾る大劇場公演のお稽古が始まると思うんですが、
その公演についての抱負などを。

春野「90周年は幕開けを花組が大劇場で公演をさせていただくということで、
本当に身の引き締まる思いでいるんですが、
90周年と言うことで、ふつうの幕開けではないですよね。
いろんなイベントがありますし、
イベントの一つとして花組の大劇場公演で、
まず専科から春日野八千代先生、松本悠里さん、轟悠さん、
三名の方がご出演なさってくださって、祝舞を舞われます。
まだ全然内容とかは分からないですし、
私たちも、お稽古場がちょっとでも覗けたらいいかなあとは思っているんですけど(笑)、
それがありまして、次が祝祭劇。
これは私たち三人とも出ます。
ヨーロッパ系の(笑)、ちょっとしたお話」
瀬奈「コメディ(笑)」
春野「爆笑コメディ(笑)…みたいなことを演らせていただきますが、
まだはっきりした内容は私たちも分かっていないんですが、
それと、ショーの方も、こちらには各組の主演コンビの方が出られます。
どのような形で絡むのか、それもまだ分からないんですが、
各組の主演コンビの方々と一緒に一つの作品を創るということは、
たぶんできないことだと思うんですよね。
お稽古場でも皆さんが、どういう姿勢でお稽古に向かわれるのかとか、
公演でどういうふうに変わっていくのかとか、
そんなところを私も見てみたいなあと思ってすごく楽しみにしているんですが、
本当に90周年の幕開けを担当させていただくということで、
気を引き締めて頑張っていかなければいけないなあと思っています」

ふづき「今春野さんもおっしゃったんですけれども、
90周年の幕開け、第1作目が花組、そういう年に(舞台に)立たせていただける、
本当に身の引き締まる思いですし、
各組のトップ…主演の方々(わざわざ言い直さなくちゃならないのね…(T_T;)と
ご一緒させていただくというのも、
私も主演をさせていただいてからまだまだ日が浅いですので、
皆さんがどういう意気込みとか、どういう感じで演っていくのかということに
すごい興味があるので、
そういう意味でも自分自身とても勉強になると思いますし、
気を引き締めて、頑張りたいと思います」

瀬奈「お二人の言った通りなんですけれども(笑)、
まず90周年という年に自分が宝塚にいられたということがとても幸せに思いますし、
ましてや一回目の公演をできるという、
しかも各組の主演コンビの方々が出られるということで、
私自身、こんなチャンスはめったにないと思うので、
本当に勉強させていただこうと思ってます。頑張りたいです」

…このときは、本当にまだ内容もなにも知らなかったのよね。
まさか自分の役名がペスカトレだとは、アッサーラだとは思いもせず…(T_T;。
いっそ知りたくなかったわね(爆)。
ああでもきっと、
みなさんの頑張りでそんな名前も気にならない楽しいお芝居になることまちがいなし!
いえ〜〜〜〜!!(半分自棄?(爆))

それから、私たちが行きの飛行機の中で悩み抜いた質問の中からいくつかを
司会者さんが読み上げ、彼らが答えてくれました(*^ ^*)。

――まず、皆さま三名の方にお伺いしたいと言うことですが、
(この方は)匿名希望さんということですので、お名前の方は伏せさせていただいて。
(…と言われたとき、私の心の中では
「うそ! 私、思いっきり名前書いちゃったよ!!
頑張って書いたけど、読まれたくないじゃん!! 読まないで!!!」
と動揺が走りました(>_<))
『不滅の棘』にちなんでのお話だと思うのですが、
「もし自分が不老不死だったら、どうしますか」という質問なんですけれども。

春野「前も聞かれたことがあるような気がするんですが(笑)、
…自分が不老不死だったら、辛いですよね。
どうするか? どうするか。…どうするんだろうなあ(笑)。
どうしよっかなあ(笑)。
すごい悩むよね〜(笑・と助けを求めるようにあさこちゃんを見る春野サマ(*^ ^*))。
ん〜〜〜、そうですね〜〜〜(^ ^;;。
でも変わりゆく世の中をずっと見続けるんでしょうねえ。
淋しいよね〜、一人取り残されてねえ〜。
うん、でも変わっていく様子を見ていたいなあ、と思いますね」

瀬奈「こんなありえないこと考えるの難しいですよ(笑)。
私は、今の私と同じように普通に生活…したいと、思うと思うんですけど、
なかなかきっとできないんだろうな〜、とも思うんですけど、
努めて普通に生活するようにすると思いますね」

ふづき「不老不死という、絶対ありえないですし、
もし自分がそうなってしまったとしたら、
隠しながら、でも(笑)いろいろなところをさまよっているんではないかなと思います。
想像つかないのですが(笑)」

この質問ねえ、『不滅〜』がコメディだったらまた違った答えになったろうけど、
ちょっと難しいよね――って、公演中から思ってました、実は(爆)。
司会者さん的には、このあとご自分で言った
「ぜひ宝塚大劇場300周年記念の舞台にも上がっていただきたい」
というような答えを期待してたのでしょうが(笑)。

――春野さんは、海外には何度も旅行されたと思いますが、
初めての時に感動したこと、また失敗したことがありましたら教えて下さい。
(気づいたらこの時にも名前を読み上げてなくて、よかった(笑))

春野「感動したこと。
初めて日本を離れて異文化に触れたわけですから、その文化の違い。
もう、目で見るものが違いすぎて、単純に、そこに感動。
最初に行ったところはヨーロッパだったんですけど、
ヨーロッパっていう国は(いや、国じゃないから…ってつっこんでいいかしら(^ ^;;)
こういう、こんなに大きなところなんだ、という感動がありましたね。
あと、失敗というか、
最初に海外に行ったときに、財布をすられてしまったんですよ、あたし(^ ^;;。
(ざわめく会場!)
地元の警察にも行きまして、一応届けを出して、
見つからないまま日本に帰ったんですが、
後になって、その地元の警察の方から連絡がありまして、
お財布が見つかったと(それもスゴイ!)。
で、手元に戻ってきたんですよね。
でもお財布は、自分がいたところからは遠く離れたところで発見されて、
ボロボロに引き裂かれていまして、
中身も現金だけを取られて、そんなに入ってなかったんですけど、
あと免許証とかも入っていたんですが、それらは全部ちゃんと帰ってきまして。
そのお財布とかは今でも何となく持ってます。
まあ、失敗じゃないですけど。…失敗ですかねえ?(笑)」
瀬奈「ある意味大失敗じゃない?(笑・あさこちゃんらしいツッコミ☆)」
春野「(笑)一番最初にそれをやられましたので、
次からはすごく気をつけるようになりましたね(笑)」
瀬奈「…でもこないだシャンプーお忘れになりましたね(笑)」
春野「あれは忘れた(笑)。でも(あさこも)石鹸忘れたよね」
瀬奈「はいはい(笑)」

――ふづきさん、クリスタルの人形とかを集めているんですか?
(ふーちゃん含め、「それってあさこちゃんじゃ…?」と思う雰囲気が漂った場内(^ ^;;。
ふーちゃんも「あたし?」という顔をしながら「好きです」とは答えてたけど)
このプラハはガラスが有名ですけれど、この旅で素敵な小物など見つけましたか?

ふづき「スワロフスキーとかクリスタルガラスとかけっこう好きなんですけれども、
今の旅行では、あの…(笑)。
けっこうだいぶ探してるんですけれども、そういうものはまだ買ってないですね」
春野「巡り会ってないんだよね〜クリスタルね(笑)」
ふづき「必死に探してるけど。そう巡り会えてないです。
ここのプラハが、けっこうそういうものが有名だとお聞きしているので」
春野「ボヘミアングラスとかね」
ふづき「ええ。なので、いいものに巡り会えたら、ぜひ、ご購入したいです(笑)」
春野「ご購入(笑)」

――瀬奈さん、今回の「名作の旅」にちなんだ作品が『琥珀色の雨にぬれて』、
そして『不滅の棘』。瀬奈さんは先日『二都〜』も演られてますが。
そのなかで瀬奈さんが大劇場で演られた役・ミッシェル、
それから東京のルイ、それから『二都物語』のシドニー。
この三役の中で、瀬奈さんがもし恋人にするなら誰がいいですか?

瀬奈「…(なさけなさそうな高い声で)三人とも嫌ですねえ〜(笑)。ねえ。
だってミッシェルは小粋なパリジャンだけど、さばけてるけど(笑)、
結婚しない主義じゃないですか。
ルイはねえ、…改心した後のルイがいいですね、じゃあ」
…シドニーは考えるまでもなく駄目?(爆)

――パリと言えばやはり『ベルばら』。
春野さんは初舞台が『ベルばら』ということですが、
実はお三方とも今まであまり『ベルばら』に縁がなかったということですけど、
もし演じるとしたらどの役を演ってみたいですか。

春野「私はフェルゼンを演ってみたいです」
瀬奈「………即答だ(笑)。考える振りとかないの?(笑)やる気まんまん(笑)」
春野「(理由を聞かれ)単純にフェルゼンという人を
舞台でできたら面白いだろうなと言うのと、
あと、スウェーデン出身なんですよね、フェルゼンって。
スウェーデンに旅行したときにスウェーデンの雰囲気がとってもよかったので、
…ま、ただそれだけの理由です(笑)」

ふづき「(男役女役にとらわれなくてなくていいですよ、という司会者さんに)
そうですねえ…う〜ん…アンドレ(笑)。分からないですね(笑)」
春野「できる(笑)」
ふづき「ぜんぜん想像つかないんですけど(笑)、なんとなく今思いつきで。
アンドレみたいな、陰から想う、みたいな役をしてみたいのではないかなあ、と」

瀬奈「私も即答でアンドレですね。
一回『グラフ』の扮装で、朝澄けいちゃんと演りまして」
春野「ああ、あったね」
瀬奈「(その時)なんかすごいね〜、
『ベルばら』って一回も出たことないのに来るって感じ。
すごい憧れがあるんですね」

――最後の質問です。
これはどなたにということではないのですが、
先ほどから話にも出ていましたように大変仲のいい花組の皆さんですけれども、
皆さんの帰りを心待ちにしている花組の方々には、
何かおみやげは考えていますか?

き、来た! 私の頑張った質問(笑)!
しかも「皆さんの帰りを心待ちにしている」の部分、そのまま(笑)!!
思わずガッツポーズをした私たち☆

春野「もう買いましたよね(得意そう(笑))」
ふづき「はい」
春野「もう……」
瀬奈「…メモ持ってくれば良かった(^ ^;;」
春野「ね〜!…メダイアン教会?」
ふづき「メダイアン教会」
春野「メダイアン教会、というところがパリにあるんですが、
そこにマリア様が現れたらしいんですね」
瀬奈「それを修道女の方が見て、
ここでこの場所でメダルを作って…」
春野「皆さんに」
瀬奈「幸せを」
春野「分けてあげなさいってことで、
そこのメダルが記念メダルみたいな感じになって、
売られているんですよね。
瀬奈「それに願い事をすると叶えてくれるというメダルなんです」

――素敵なおみやげだわ(*^ ^*)。
だけど、素敵だけど、もうパリには戻れない…!(爆)
つまりもう買えない!
…勝ったかと思ったのに、ちょっと負けた気分でした(笑)。
誰か今度パリに行ったら買ってきてください☆

というわけで、最後に抽選会が。これも放映されちゃうのかな?
ボヘミアンクリスタル小皿にサイン入りで計3名、
超ドキドキの4ショット写真(笑)が計3名、
花組大劇場公演S席ペアチケットが1名、に当たりました(*^ ^*)。
当たった方、おめでとう〜〜☆

楽しいときはあっという間に過ぎるもの。
最後のご挨拶です(*^ ^*)。

瀬奈「こんな外国の土地で(笑)、
皆さんとこうやって交流を持てたことをとても幸せに思いますし、
そして何より、自分が出れた作品の『名作の旅』、
そういうものに参加させていただけたことを本当に幸せに思います。
これからも皆さんに名作と思っていただけるような作品づくりを
していきたいと思ってますので、
これからも花組をよろしくお願いいたします。
そしてCSもよろしくお願いいたします(笑)」

ふづき「本日は短い時間ではございましたが、
とても皆さんと楽しいひとときを共に過ごせて、私自身とても幸せです。
そしてこのプラハで、パリ、イタリア、マジョレ湖、
自分の携わった作品のゆかりの地を訪ねることができて、とても幸せです。
これから次の大劇場公演も精一杯頑張って参りたいと思います。
本日はありがとうございました!」

春野「このツアーの募集を始めたのがけっこう遅かったと思うんですが、
聞いたお話によりますと、かなりたくさんの方が応募してきてくださって、
枠を広げて、皆さん参加してくださったということを聞いています。
私たちも最初、このツアー行けるかなってちょっと心配に思ったんですが、
皆さんがたくさん来てくださって、実現することができました。
本当にありがとうございます。
そして、自分が携わった作品をより一層深めるために、
この土地に来て、いろいろなものに触れて、
そして皆さまにもまた、この作品を親しんでいただくために、
この土地に触れていただいて、
本当にこんなに素晴らしい機会はなかなかないのではないかなと思います。
また、このCSで海外の『名作の旅』(笑)、
私たちがとは言いませんが(笑)、ね(笑)、
本当にこのCSでこの番組がどんどんどんどん素晴らしいものになるように、
私たちも頑張っていきたいと思っております。
皆さま、本日は本当に、チェコ・プラハで、どうもありがとうございました!」

大きな拍手と『不滅の棘』のカラオケ(笑)の中、
三人は会場を出て行かれました(*^ ^*)。

ちょっと(だいぶ?)よそ行きのお喋りではあった気もしますが、
ちゃんとあさこちゃんのツッコミも入りつつ(笑)、
しかもふーちゃんのあさこちゃんに対するツッコミもけっこうキビシく(笑)、
とても楽しいトークショーでございました(*^ ^*)。
ホントこんな機会はなかなかないし、…来てよかった☆(←最後はそれ)。
皆さまここまでお付き合いくださり(お疲れさま(^ ^;;)、
本当にありがとうございました!

fin