2009年5月31日 11:00開演
雪組公演『 風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア』
於 東京宝塚劇場


となみちゃんのサヨナラ公演。
ぎりぎり、前楽を観ることができました。
やっぱり1ヶ月公演はあっという間だね…。
残念ながら楽もそのあとのパレードも観ることはできなかったけど、
パレードの頃には雨も上がってて良かったね。
ご卒業おめでとう☆

というわけで、簡単にではありますが、
感想を綴っておきましょうか。

『風の錦絵』

客席に入ると両花道に提灯やらのぼりやらが立っていて、
なんだか歌舞伎座に入ったような気分。
そうだった、和物ショーからだったね。

…と思ったら、
幕が開けてみると
明治座「梅沢富美男歌謡ショー」でした(観たことないけど(爆))。

そうだそうだ、石田昌也先生の作品だものね。
とっても大衆的な作りで、
私はひたすら口角をあげた形で、
時には笑い声を上げそうになるのを抑えて(抑えきれないことも)
楽しく楽しく拝見しました☆

下手から上手に、あの、永谷園(?)の三色幕が走っていくあたりなんて
本当に歌舞伎座か新橋演舞場か明治座か。
歌舞伎座で歌った第九のことなんか、無意味に思い出したりして。

えーと、ツボポイントを羅列しておこうかな。

・「白波五人男」:下手から二人目(キムちゃん?)の傘が曲がってて可愛かった。

・歌い始めた水サン:「♪はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ん」(違うかも。てか、そういう歌い方)に
度肝を抜かれました。

・女目明し(白羽ゆり):ずいぶん愛らしいキャラ☆
ヒールのない、水サンとの身長差がとても良かったです。

・松本悠里先生:お化粧のせいかな、お年が…げふんげふん。
いつだったかの幼女の愛らしさが忘れられないのですよ、ワタクシ。

・ていうか、あの映像は何!
(それを言ったらZORROに続く!(爆))
毘沙門天が上がってきたときにはびっくりしたね。

・でも風林火山のダンスの振付はとってもとってもとっても格好いい!!
上杉軍・武田軍のお衣装は大王四神記、
足軽のお衣装はMAHOROBAと見ましたがいかが。
ていうか、ホントは扇や軍配じゃ倒せないけどね。ダンスだからいいの。

・義経と静御前。
いつだったか、大阪城のお庭で菊人形展を見たのを思い出した。
菊人形って微妙に怖かったりするよね…きっとこうやって動くからだ…(動かない動かない)。

・ネコと小僧さんのラインダンス。
緒月遠麻くんに脱帽。
ていうか、本当にジェンヌ魂ってすごい。感服する。
ところでネコの舞羽美海ちゃんは可愛いですね☆

・ソーラン節からさくらさくらへの流れ、
どこかで見たことあると思ったら
「ミレニアム・チャレンジャー」ですわね。
そういえばあれも石田先生だった。先生…。
振付は違ったけどもさ、確かあれって水サン出てたよねえ…。

・着物を羽織ったと思ったら、
まるでマントのように振り回したときには
「和物ショーってこういうことか!」と思いました。

・そういえば終わる頃にようやく気づいたんだけど、
ちゃんと両サイドの壁に演目も書かれてたんだね。

でもあまりにも面白くて頬の筋肉をたくさん使って、
前楽にしか来なかったことをちょっと食いました(^ ^;;。
30分だから、というのもあるかもだけど、
テンポが良かったよね。

『ZORRO 仮面のメサイア』

そういえば、こっちは谷正純センセだったね。
各所に谷節が聞いてて、
途中疲れちゃったりもしたけど、
水サンの格好良さと、となみちゃんの体当たり演技、
そしてゆみこちゃんの高笑い、
未沙サンの華麗なる二役、
しゃべらない役なので銀橋は走るだけという大変なワザに挑戦したキムちゃん、
そしてそのほか雪組の皆さんの頑張りに
胸を熱くしながら拝見しました(*^ ^*)。

でも考えてみたら「怪傑ゾロ」という名前は知ってても
実はどんなストーリーなのか知らなかった〜。
ので、ほうほうこんな話なのか、
(でもやっぱりすべてを口で説明するのはやめてくれい)と思いながら
観たですよ。

てかあれですね、
絶対演出のせいなんだとは思うけれど、
今となってはスカピンを自前で作りたかった的なストーリー?
ディエゴのへなちょこ発揮ぶり(パーシー)と
ゾロ(スカーレットピンパーネル)の二面性、
気の強いヒロイン、勧善懲悪的なストーリー。
これをたとえばキムシンが作ったら
また面白かったんじゃないかな〜なんて、ごめんね、
こっそり思ったりしてしまいました。
インディアンの民やメキシコの民が出てくるとしても。

しかしそうか〜。
1776年にアメリカは独立したと言っても、
そういえば今のアメリカ合衆国とはいろいろ違ったよね。
スペイン領だったのか〜、すっかり覚えてなかったよ。
とても勉強になりました。

以下、キャストの感想ひとことずつ。

・ディエゴ・デ・ラ・ベガ(ゾロ):水夏希

家がなくなって(てか、この展開すごかったね)
どうするのかと思いきや、
洞窟のなかに調度品があったときにはびっくりした。
しかもなかなかそれに気づかないディエゴ…。
ソファに座ってふかふかしてる姿が可愛かった。

そしてゾロではないと見せかけるために
お馬鹿(…というよりオカマ…?)の振りをしてるのも(爆)。

ゾロとしてはとても格好良かったよね。
フィナーレのどこかだったか、曲の終わりに銀橋で手を差し伸べて終わったとき、
「そこでウィンク!」とか思うようなあさこファンでゴメンナサイ。

・ロリータ(レディ・ゾロ):白羽ゆり

お嬢様はとても革命家で素敵でしたね☆
レディ・ゾロとしてはあんまり活躍できなかったのが残念でしたが(^ ^;;。
でも元気女の子で、とにかく可愛かった。

・メンドーサ大佐:彩吹真央

高笑いが上手かった!(喉が大変そうだったけど)
そしていろいろ可哀想な人(役として)だった。

・カルロス・デ・ラ・ブリド/レッド・ウィロー

酋長さんの頭がこんなに似合う人もなかなかいまい。

・ベルナルド:音月桂

「しゃべれない」のではなく「しゃべらない」のだったね。
最後にしゃべり出したときには
思っていたより高い声でちょいびっくりした(^ ^;;。
でも、トップさんの腕の中で息絶えましたよ…?

・夜の稲妻:愛原実花

すごいお名前。ベルナルドはベルナルドなのに(爆)。

…ていうか、ホントごめん。
現在6月6日午前1時05分なのですが、
このあと午前3時45分にはまた起きなければならないのです。
ムラに飛び立ちます。
あさこ閣下に会いに…。

というわけで、めっちゃ途中ですが、UPして寝ます。
おやすみなさい(シシィ風に…しかもあさこシシィ)。

 fin