2009年5月22日 15:00開演
5月23日 11:00開演/15:00開演
月組公演『 エリザベート 』
於 宝塚大劇場


新型インフル問題で厳戒態勢の兵庫県。
伊丹空港に降り立つと、その瞬間から多数のマスクマンに囲まれ、
自分もマスクをしていないと怒られそうな雰囲気。
ああ、持っていって良かった…。

こんなに物理的に初日の幕が開くか心配した公演もないでしょう。
入り出のガードはなくなってしまったけれど
(それはそれで朝が楽…(爆))、
無事に初日が開いて良かった!
客席は9割5分がマスクマンだったけど!
(ルキーニの真咲ちゃんがキッチュのシーンで、
「マスクで(顔が)見えねえや」などと言っていたけど、
本当に舞台から見て異様な光景だったんじゃないのかしらん)

ともあれ無事に初日の幕が開きました。
初日、そして二日目の公演を観てきたので、
とりあえず今、書き残しておきたいことだけさっくりと連ねてみます。
ネタバレもあるから、
あんまり情報を入れたくないあなたはご自分の観劇までお待ちアレ。

…と言いながら、
公演の感想に入る前に一つだけ前置きを。
実は私、4年前の月組『エリザベート』以降、
『エリザベート』と名のつくものを観ていないのです。
雪組のも、東宝のも。
それはなぜなら、4年前、
私がイタイあさこファンだということもあって、
私の中であさこシシィが一番、と思いこんでしまったのです。
なので、いいにしても悪いにしても、
「あさこちゃんのシシィはこうだった」と比較したくなくて、
じゃあもう観るのやめよう、と。
その公演で、もう一生分に当たるだろうくらいの回数を
見尽くした、ということもあるんですが(爆)。

そんなこともあって、今回『エリザベート』を月組でやることが決まったときには、
正直ブルーでした。
もう『エリザ』はお腹いっぱいだけど、
瀬奈サンが出るなら、
しかもそろそろ終わりが見えそうなこの状況でやるなら、
観るしかないじゃないか、と(^ ^;;。

シシィの配役も微妙に不透明だったしね。
あいあいの、しずくちゃんの、みりおちゃんの、いったい何が駄目なんだと思いつつ、
それでもそれなりに楽しみにもなってきて、
初日が来るのを待ち望んでおりました。

そして初日が開けて。

…正直言うと、初日は「うーん…」と思いました(^ ^;;。
これは緊張? みんな初日で緊張してるからなの?
それぞれ頑張っているとは思うんだけど、
なんか声もちゃんと出ていなかったりなんだり、
いろいろ咬み合ってなくて、
語弊を恐れずに言えば「これって新公エリザ?」みたいな、そんな印象(爆)。
ああ、月組って若いんだなあ…考えてみれば瀬奈サンが一番上なんだもんなあ…とか
いろいろ考えてしまいました。

だけど、翌日。
初日が開けて緊張がほぐれたのか、
あるいは初日のダメ出しをいっぱい出されたのか、
見違えるようにカンパニーとしてまとまってきて
とても素敵な、迫力のある『エリザベート』になっていたのです。
もしかしたら、物理的に音響効果のバランスが変わったのかもしれない。

というわけで、
私は2日間しか今のところ観てませんが、
これからどんどん良くなっていくのだろうなあと思いつつ、
キャストごとの感想を連ねていくことにいたしましょうか。

…瀬奈サンはラストに取っておいて(爆)、
じゃあ、主な配役順でフランツから(いや、
ホントにフランツの名前のほうがシシィよりも先に来てるのよ。
ウチの相手役はやっぱり霧矢サンなのね(笑))。

■フランツ・ヨーゼフ(霧矢大夢)

安心する。誰より安定してる。

シシィと出会うところはさすがに「若作りして〜☆」と思ったけど(爆)、
でも初恋(だよね?)のキラキラ感だとか青々しさだとかは
しっかり出てて。上手い。

あんまり「マザコン皇帝」っぽいへなちょこさはないけれど、
ひたすら実直な、誠実な皇帝サンでした(*^ ^*)。
とてもシシィのことを愛していましたね。

あと以前より低音が出るようになった?
4年前のルキーニのときに、
たぶん低音が出ないから「キッチュ」の調を半音分上げていた記憶があるんだけど、
今回、あのシシィの居室のシーンでの
「♪エリ〜ザベ〜〜ト」の一番低いレの音もしっかり鳴っていたので
「おお☆」と思いました(*^ ^*)。

ラスト近く、閣下との最終答弁も丁々発止のやりとりではくはくする。
二人とも音程がちゃんと聞き取れて、よし。

■エリザベート(凪七瑠海)

お稽古場風景をCSで観たときに
「こ、この子はもしや大根では…」との不安を抱いたのですが、
果たして…うーん、本当に大根なのか、
それともまだ緊張のまっただ中なのか…(^ ^;;。

それでも初日より二日目のほうが声が出るようになった分まだいいのだけれど、
ワタシ的には何よりも表情に乏しいのが残念…。
おかげでタイトルロールの彼女に
あんまり感情移入できないのですよね…(T_T)。
口元が良くないのかなあ…。
年を取った後の真っ赤な口紅がいけないのかなあ…。
少女時代は、なかなか可愛かったけれど。
表情筋をもっと動かしてくれい。

■マックス公爵(越乃リュウ)

シシィパパ。ものすごく、いいです。
シシィに対する愛情が良く見える。
結婚式の後、心配そうに見つめる瞳の優しさに、
実はこっそり泣きました。
東宝エリザだとこのあと(確か)パパとシシィのシーンがもう一つあるけれど、
宝塚エリザではここで終わってしまうのが残念。

そういえばCSのお稽古情報で話してた「愛人設定」の件。
バートイシュルに行くとき、
一行の一番後ろで家庭教師のすなおちゃんと
一瞬いちゃいちゃしてました☆
小池先生に却下されなかったんだ(笑)。

■スターレイ夫人(花瀬みずか)

あーちゃんは綺麗ですね。パンフの写真、とても品があって
こっそり「こちらがシシィでもいいのでは」と思ったことは内緒です。

ただ、もそっとできるかな〜。
私、前回月エリザのスターレイを末子さんが演っていて、
病院訪問のシーンで
あさこシシィが「♪あなたのほうが自由」と歌うのを聴いて
涙ぐんでいたスターレイがとても印象に残ってるのです。
シシィの一番近くに仕えていて、彼女の苦しみもよく知っているスターレイだからこそ
それを聞いて泣かずにはいられなかったんだろうなというのが伝わって、
よりシシィの切なさが増幅して伝わってきたの。
病院訪問のシーンは涙必須シーンだと思うので、
ぜひ観客を泣かせるための援護射撃をあーちゃんがやってくれるといいなあと
期待したりしています。

■ルドルフ
・22日 遼河はるひ
マザコン皇太子らしくて、へなちょこで、とても素敵でした(*^ ^*)。
とちゅう1回かましたけど、前半は歌も良くて、
おお! 頑張ってるじゃん! と思えて。
「闇が広がる」は瀬奈さんよりもとても大きいことがマイナスになっていて
ちょっと残念だったけど。
ていうか瀬奈サンを隠さないように、とか、
小さくなろうとしないでいいんじゃないかなあ。
足が余っていてもったいなかった。

でも本当に、
人のいい、あんまり能力はないけど(ゴメン)
でも明るい未来を信じられる優しい青年で、
ハンガリー国王を夢見てアチチュードとかしてるあたりの笑顔が
素晴らしかったです(*^ ^*)。

・23日 明日海りお
…と22日には思っていたけど、
ホントあひちゃんごめん、頑張れ。
こちらこそが「ルドルフ」だ、と思ってしまいました(^ ^;;。

本当にみりおちゃんはお芝居のヒトなんだよね、
お顔の可愛さを補ってあまりある太い声で、
誠実に、オーストリー(そういえば今回「オーストリア」ではなく
「オーストリー」と読んでいたね)の未来を憂えていて。
しっかりいろんなことを考えていて、
でもトートの唆しなどもあって独立運動を動かしてしまう。
その、青年らしい野心や憧れが良く表れてました。
「闇が広がる」もとてもいい感じ。
ものすごく怯えています。トートに対して(*>_<*)。
そうするとトートの妖しさが増すんだよね。

あと、キュンと来たのは
「♪僕はママの鏡だから」と歌うときに、
ママに対して同意を求めるように笑顔を向けるんだよね。
その淋しそうな笑顔。
ああいう笑顔向けたルドルフって、今までいたっけ。
私が気づいてないだけ?

ていうか
(たぶんこれは瀬奈サン自身の問題なんだろうけど。2日目だし)
死のダンスから死の接吻への一連のくだり、
瀬奈サンの色気が凄くて息を止めて食い入りました(*>_<*)。うふ。

■黒天使(桐生園加)

香盤ではこうなっているのです。このあたりは学年順なのね。

ちょっと話をそらすと、
パレードの階段降りの順とか、銀橋での並びの順とか、
いっそ男役群舞の3人口と6人口の人選とか、
微妙に意図が掴みきれない…。

パレードはエトワールから
音姫すなおちゃん → マギー・しずく・園加 → るう・エルマー・シュテファン
→ ルドルフ → 真咲 → きりやん → るうみちゃん → 瀬奈サン
の順なのですが、
銀橋では私の覚えている限り(下手から)
しずく・みりお・真咲・るうみ・瀬奈・霧矢・あひ・もりえ・あいあい・組長・園加
みたいな、そんな順だったように思うのよね。
でも男役群舞の3人口は 園加・霧矢・あひ だったりして。

えーとともかく、
園加ちゃんは黒天使Sって感じで
お稽古場情報のとおりソロで踊ってたりもして、他の黒天使と一線を画してます。
とても効果的に格好いいダンスです。
そして目力が相変わらず素敵ね。
あ、パンフレットとはカツラが違います。
閣下と一緒に出ていることが多いから、まだあんまりちゃんと観れなくてゴメンね(^ ^;;。

■エルマー

・22日 青樹泉
スタイルがいいから軍服だったりフロックコードだったりが似合うのね。
ルドルフを観るのが楽しみです。

・23日 遼河はるひ
実はあひエルマーともりえシュテファンの並びがとても良くて、
本人的には不服だろうけどいいじゃん? って思いました(*^ ^*)。
おひげも似合ってるし。

■皇太后ゾフィー(城咲あい)

初日は若さが勝っているようにも見えてしまったけれど、
それこそ表情筋をたくさん使って、
ものすごい表情して、頑張ってました(*^ ^*)。
かっこいい。

お化粧も年齢を重ねると、目の下のクマやらほうれい線まで描いて。
こういった役がこれだけできると
今後の幅になるだろうから、
ぜひぜひ頑張ってほしいところです☆

お歌は、初日はやっぱりタキちゃんだとかそういったレベルを求めちゃいかんな、と
思ったりもしたけれど、
でもあいあいらしい、「美しく厳しい」皇太后として成り立っていて素敵でした。

■ルイジ・ルキーニ(龍真咲)

やっぱり太い声が出ることは重要だよね。
ただ、ちょっと線が細いかな…(^ ^;;。チンピラっぽい?
初日はやっぱり緊張からか、あるいは狂気を出そうとしてか
微妙に滑舌が良くなく、狂言回しなのに初見の人には分かりづらいかも…とか
思ってしまったけれど
(でもそれを言ったら、その昔のあさこルキーニも早口すぎた…(爆))、
でも2日目にはイイ感じになってきました。

個人的には「さ〜て翌朝、さっそくおいでなすった」と皇太后の一群を見て、
こっそり忍び足で逃げていくところがイイ感じ☆

■シュテファン

・22日明日海りお
みりおちゃんのおヒゲ姿…可愛い☆
やっぱりみりおちゃんのお芝居は誠実だね。

・23日青樹泉
3役は大変だろうけれど、とてもエルマーと信頼し合っている革命家らしくて良かった。
あとは声が低くなるといいねえ。

■ルドルフ(少年)(羽桜しずく)

可愛い!
子ルド娘役推進委員会のワタクシといたしましては
嬉しくて仕方ありません。
しずくちゃん、可愛いなあ。
そして博多座サリーや浮舟のときよりも歌が安定してきた。
声量も、声質は細いままだけれど、だいぶ出てきたし。
ていうか、その線の細さがルドルフの危うさに繋がって
とてもはまってました(*^ ^*)。

どうでもいいけど、
「♪き〜のうも〜 ねこを殺した〜」と歌ったときの
トートの反応がツボです(爆)。
あと、ルドルフと目が合う位置にいるときにはとても優しい微笑みなのに
後ろから襲いかかろうとしてる?のも(*>_<*)。
曲のラスト、背中から両腕をぎゅっと掴んで、
でもルドルフが嬉しそうに見上げると、慈しむような微笑みを見せるのが
こわーい(笑)。

しずくちゃんと言えば、
親戚一同の中にいて、
「♪う〜ちのむす〜め も〜っとキ〜レイ」と言われる女の子なのですが、
ゴメン、「確かに」と思っちゃいました(爆)。
そしてよーく見ると、
一色瑠加ちゃんのお父さんとあーちゃんのお母さんの娘で、
そして自分が可愛いことをよく知っているイヤな感じの女の子を演じていて
面白かった☆

…と、主な配役はここまでか(inパンフレット)。

そのほか記憶に残った人についても少しずつ残しておきますかね。

■ルドヴィカ公爵夫人(美鳳あや)

シシィママ。
上手いです。へレネのお見合いを親戚に話すときも、
そしてシシィの結婚式でも
とてもとても無邪気に嬉しそうでキュートで、
ああ、こういうお母さん、いるよなあ、って(*^ ^*)。
結婚式のラスト、越リュウパパが心配そうに見つめるその隣で
本当に無邪気に見た目素敵なカップルをとても喜んでいて。
その対比があるからこそ、余計パパの心配が際だつようになってるんだよね。
素敵でした。

■グリュンネ伯爵(研ルイス)

「♪同盟は むずかしい〜」の「か」の子音が
こっそりツボでした。スミマセン。

■シュヴァルツェンベルク公爵(星条海斗)

マギー、ヒゲ似合いすぎ!
そして軍人らしい歌いっぷりが素晴らしいです。
いい役者になったね。

■リヒテンシュタイン伯爵夫人(憧花ゆりの)

マートル(『グレート・ギャツビー』)だったりこういう役はハマるね。

■死刑囚の母(妃鳳こころ)

初日、実は芝居として涙ぐんだのはこのシーンのみ、でした。
素敵だったよ。
(欲を言えば、その後の霧矢フランツが、
もそっと、「母に言われたから」却下した感が出るといいなあ、と思ったり。
ガイチフランツだったっけ。
連れて行かれる彼女を見て、痛ましそうな表情をしていたの。
あれがすごく心に残ってます)

■へレネ(萌花ゆりあ)

今までのへレネよりかなりコミカルな役作りになってます。
(あ、雪組は観てないので、もしかしたらそこから変わってるのかもだけど)
出てくるなり転んだり、
とにかく「皇帝陛下とお見合い…結婚、するなんて! 私が!」という
プレッシャーでいっぱいいっぱいになっている姿がとても愛らしいの。
フランツが彼女でなくシシィを選んだ瞬間の「あ?」という声にも
笑いが起きちゃうくらい☆
とても、いいです。

■ラウシャー大司教(綾月せり)

今までの司教様たちより、ずいぶん若いよね。
初日に「月組若いな」と思ったのは、こういったあたりの配役かも。
でも鳥と魚の(?)宅配を思いつくあたり、とてもうまくコミカルに演じていて
イイ感じでした。

■ヴィンディッシュ嬢(夏月都)

シシィと扇を交換するあたりの動き、
シシィに扇を取られてびっくりしたら美しい扇を差し出されうっとりするあたり、とか、
けっこういいんだけど、
まだまだ、いけるかな☆
ぜひ場をさらってください!

■黒天使(マデレーネ)(蘭乃はな)

可愛い。予想通り。
そして可愛いながらも陛下を誘惑していて、まるで小悪魔ちゃん☆
こっそりもっとオトナの色気で迫ってほしかったりもするけれど、
小悪魔ちゃんも可愛いからヨシです。

■マダムヴォルフ(沢希理寿)

いいじゃないですか。初日はちょっと固さも見られたけど、
でも歌えるし、色気もあるし。

そういえばどうでもいいけれど、
そのマダムヴォルフのコレクションのときの女の子たち、
マイクなしでいろいろ言ってるのが小さく聞こえるんだけど、
もそっと聞こえるようにしてもらえると嬉しいなあ。
「Willkommen!(ドイツ語で「ようこそ」)と言ってる子が誰か
知りたいです〜☆

…と、そのほかの黒天使ちゃんたちだとか、
エーヤンの歌手さんだとかも頑張っていたけれど
もそっとしてからまた改めて書くとして、
うーん、トート閣下の感想に、行きますか。

■トート(瀬奈じゅん)

ここまで書いてきて
結局、初日は観る方の私たちも
「ここはどういう風に演るんだろう」という観点でしか見ていなかったがゆえに
芝居そのものに入り込んでいなかったのかな、という気がしてるんだけれど、
そういう意味では初日のトート閣下に対しても、
あんまり共感だったりとかはできなかったのデス。

それよりなんだかツボっちゃうことのほうが多くて
(スミマセン。これでもファンです)。
一番は(3回とも笑っちゃったのでツボシーンだと思うのだけれど)
『ミルク』のシーンの、
群衆「♪ミルク風呂に入ってる 皇后!」
閣下「Sou!」
でしょうか(爆)。
なんだかやけにそこだけ突き抜けてて、
しかもなぜかまるでドイツ語の発音のように口の奥を縦に開けて言うものだから、
肩を震わせずにはおれませんでした(これでもファンです)。

初日はそこ以外にもいろいろ頑張っちゃってるシーンもあって、
「エリザベート」ってこんなに笑う話だったかしら、と思ったりしたものですが
(あ、でも春野サマの思春期トートにもいろいろツボがあったかも…)、
でも二日目は私たちも落ち着いて、
でもカフェのシーンで閣下の出てくる方向を見つけられなかったりとかしたけど、
観ることができました。

・登場:
黒いカラスの羽根…重そうね。
やっぱり真上からライトを浴びるとしろくまさんに見えてしまうのですが(爆)、
ポスター等と口紅の色やアイシャドウのあたりが少し異なっていて、
目の周りがキラキラしたりもしていて、
なんていうか、とても綺麗、でした。
よし、ビジュアルOK、みたいな。

そうそう、最後の
「♪エリッザベ エリッザベ」(分かる?(爆))に被せるルキーニの
「♪エリ〜ザベ〜〜」 について、1個目と3個目を閣下が歌ってましたよ。
これは雪組ver.でもそうだった?

・愛と死の輪舞:
新演出のシシィとの出会い。
シシィが木から落ちると、閣下がゴージャスな椅子に乗って下手からせり上がります。
足を組んで、顎に手をやって、物憂げな閣下。
本当に美しいです。絶賛調でゴメンナサイ。
そして椅子が完全にせり上がり、音楽とともにその椅子が盆に載って
上手に回っていくのですが、
そのままだと客席から見えなくなってしまうよ? と思った瞬間!
その椅子が突然ぐるん! とこちらに向き直りました!!
いったいどこのディズ●ーランド!(爆)

てか、たぶんそこで笑ってしまったのが、初日の私の敗因です。
そこから先、ツボ探しに走ってしまったのかもしれません。

「私を帰して!」と訴えるシシィにはっとなり、
一目惚れをし…ているはずのトート。
(ホント言うと、どうしてそこで一目惚れできてしまうのかが微妙…。
黄泉の国に自分の分身である黒天使たちと一緒に暮らしていて、
みんな自分のイエスマンでしかなくて(?)、
ちょっと淋しかったのかしらん…とか思っちゃった…)

「愛と死の輪舞」も、イイ感じに歌って。
本当に上手くなったなあ、と研10からのファンとしては痛々しくそう思います。

・「嵐も怖くない」二人を見送るトート:
フランツに見初められて婚約するシシィ。
ああ、誰か言えるものならるうみちゃんに、
フランツとキスするときに口をとんがらせなくてOKよ、と言ってあげて〜〜(爆)。

それは閑話休題として、
えーと「嵐も怖くない」と歌い終え、銀橋を渡り終えたところで
再度唇を重ねる二人を銀橋の上から見て、顔を背ける愛らしいトート閣下。
そのあとの「予定が狂うのは俺じゃない ハプスブルク家だ!」も
が、頑張ってます☆

・結婚式:
なんていうか強がりにしか思えなくて可愛いのですが、ここのトート。
「不幸の始まり」の曲中で
歌ってないときもリズムを足で取ったりして(他の閣下も取ってた?)
なんだかノリノリ。

どうでもいいのですが、この最後に重なってる笑い声、
あさこちゃんの声、じゃないよね…?

・「最後のダンス」:
最高です。格好いいです。大好きです。
このシーン(だけじゃないけど)で通えます。ファンとして。

・「私だけに」:
「♪追い詰めよう〜」と言いながら後ずさりするのは
やっぱり面白いです。

・「闇が広がる」:
最初の、ハンガリー訪問の後のシーンです。
エルマーたちを「ウィーンに行け」と煽動するシーン。
以前の公演ではエルマーのピストルを受け取っていた記憶があるのですが、
あさこトート、受け取ったっけ?(爆)

・ウィーンのカフェ:
オサちゃんやさえちゃんのトートは
確か上手から新聞を持ってカフェに入ってきていたように思うのだけれど、
瀬奈サンは「♪いつか会ったはずの人にも再会できるよ」の直前で
下手のドアからカフェに入ってくることが3回目の観劇で
確認できました。
このあたり舞台稽古で変えてきたのかな。
お稽古場風景と、革命家たちとの円陣組みの立ち位置も違うような気がします。
しかもエルマーとしか握手してない?
あひエルマーが閣下と握手した後、離れていく閣下の後ろ姿を
とても嬉しそうに追っていたのデス☆

・シシィの居室:
シシィがフランツに最後通告を渡した後、
下手の戸棚 (?)から現れるトート。
あさこトートも手首をくるくるいろいろやってるのですが、
惜しむらくはライトが上手く当たってない…?

シシィに
「♪イヤよ 逃げな〜い〜わ〜!」と拒まれたときの
あさこトートの固まりっぷりが好き☆

お部屋から出るときも、
たぶん舞台稽古で変えてきたのでしょう、
お辞儀をしてからドアを開けて出るようにお稽古場風景と変わってきてました。

ドアを閉めてそのドアにもたれるときに
「♪フィーバー!!」((c)SAUDADE)とか思ってゴメンナサイ(爆)。

・「ミルク」:
「Sou!!」には誰かツッコミ入れられないでしょうか、小池先生?
「今!」もかなりキてますが。
いや、その後の盛り上がりは本当に大好きです。

・鏡の間:
シシィにライトが当たるのと同時に
トートってば銀橋に座ってるので、
スミマセン、なかなかシシィの晴れ姿を見ることができませぬ…(爆)。
シシィが
「♪陛下とともに歩んで参ります」と歌うと
顔を横に背けるのが、
トートの受っぷり…もとい、切なさを表していて、素敵ですね。

あと、今回の演出で「ほほぅ」と思ったのが、
たとえばこのシーンで
シシィが「♪わた〜しだ〜けに〜」 と歌い、
トートが「♪あ〜いして〜る〜〜〜」と歌うときに
トートが左手を挙げて手首を返すと本舞台の紗幕が降りてくる、
みたいなことが何度かあって、
それが、この作品自体をトートが仕切っている、操っている、
といった感じを醸し出していて、
素敵だなあと思ったのでした。

・戴冠式:
戴冠式を操っている大司教=トート。
トート視点になったから初めて気づいたのだけれど、
この時のルキーニって、
普通に戴冠式の写真を撮ってるだけじゃなくて、
その二人の王様と女王様の後ろにいるトート閣下まで入れたアングルで
撮ろうとしてたのね…!

・「私が踊る時」:
シシィの戴冠式の衣装、あさこシシィのととても似ていたのですが、
プチミュージアムにあさこシシィの戴冠式の衣装が飾ってあったのをみて
別物だということに気づきました。

閣下も素敵なんだけど、
あさこシシィのこのシーンをもう一度観たいとか思ってごめんなさい…。

・ドクトルゼーブルガー:
長い銀髪をお医者さんのコートの下に隠しているので、
髪型がとても可愛らしいことになってます。
一瞬どこのモーツァルトかと思いました。

「これが彼の愛なんだ…」の言い方も、初日ツボっちゃってスミマセン…。
「死ねばいい…!」とかも。
なんだろう、お化粧のせいでキラキラしてるからなのかなあ、
微妙に可愛いのです。

でもそのあとのシシィとのやりとりは
前回の月エリザともまた演出が少し変わっていてとても素敵。

・「闇が広がる」(リプライズ)〜死のダンス:
前出しましたが、みりおルドルフの23日、
2日目で落ち着いたこともあってか
とても色気があって、俺サマで、…超カッコよかった!(爆)
萌えました。

・ルドルフの葬儀:
2日目3回目の時かな、
「死は逃げ場ではない…!」の言い方が、
まるで震えるかのようでとても素敵だった。
これ、回を重ねるとすごいことになりそうな予感。

ただ、
「♪死な〜〜せて〜〜〜」とシシィが来たときに口づけようとして
は! と気づいたときに
シシィの両腕を掴んで「まっすぐ」向くのが、こっそり個人的にツボだったりします。
だからといってどうしたらいいかは分からないのですが(^ ^;;。

あと、
「♪愛と死のろんど〜〜〜」となぜかラストにクレッシェンドかけるのも謎。
(それを言ったら話は戻るけれど
「嵐も怖くない」でフランツ・シシィともに
「♪愛という名の つぼ〜みを〜〜〜〜」もなぜかクレッシェンド。
どういう効果なんでしょう?)

・最終答弁:
前出したけれど、ここの霧矢フランツとのかけあいは本当にいいですね。
最終的には「ちがーう!」と逆ギレしてますが(爆)。

あと、たぶん初日、膝元からナイフを取り出したのですが、
2日目には胸元からナイフを取り出してました。ダメ出し?

・レマン湖のほとり:
紗幕の後ろから「エリザベート…」と手を差し出す閣下。
あの声って録音だったんですね。
瀬奈サンの声?(違うはずないんだけど)

ラストは、なんていうかもう幸せいっぱいな笑顔。
あんなに柔らかく、愛情のこもった笑顔であれば、すべて丸く収まります。
キスするとき、シシィも後ろ側向いてるし(爆)。

昇天するとき、
シシィは裸足であるにもかかわらずトートの前に跪いていて、
ああごめんね、と思いました(爆)。
でも、あさこトートの胸いっぱい幸せな笑顔が見られるので
ファン的にはいいのかも(?)。

・フィナーレ
あ、書き忘れてたね。
いつも通り、フランツが下手花道のせり上がりから登場、「愛と死の輪舞」を歌い、
「キッチュ」のロケットです。
黒天使の子も入っていたりして、たまーに白い顔の人が(笑)。
そろそろ私踊れるよ、この曲(足上がらないけど)。

そして瀬奈サンと娘役群舞。
薄い紅色から白へのグラデーションのドレスを広げた娘役さんが
まるで花びらのようにまあるくなっている真ん中にたたずむ瀬奈サン。
「私が踊る時」を歌い始め、一旦歌い終えてかけ声をかけると
曲調が変わります。
…のですが、そのアレンジが、なんていうか、なんていうか、
「魅惑の王子」((c)天使の季節)。
銀橋を歌いながら2ステップとか踏んじゃうし(*>_<*)。
いいの? いいの?
てか「♪踊るなら〜(中略)〜好きな音楽で」の
「好きな音楽」って、これなの?(爆)
ものすごい、いい笑顔で楽しげに踊ってる
(し、23日2回目の瀬奈の会総見ではそこで2ステップを踏みながら
2階の総見席を頑張って見上げてた)ので、いいっちゃいいのですが。
しかしアッサーラ閣下か…。

せめて、カツラがトート仕様でなければ、とも思ったりしたのですが、
それはそのあとの男役群舞(いつもの「闇が広がる」ダンス)のために
トートでいる必要があるのかもね。

こちらの群舞でもしばらくみんなと一緒に踊って
(ダブルターンとかもして)からはけていきます。
冒頭のあの、足を上げたまま方向転換して、それから足を伸ばす、という振付は
完成されたら格好いいのかもですが…頑張って(^ ^;;。

そしてラストはるうみちゃんとのデュエットダンス。
短髪がとてもとてもとてもとてもとてもとてもとてもとても格好いいです。
ああ、私、こういう瀬奈サンが好きなんだと改めて思う一瞬。
そして、そうそう、娘役群舞のアッサーラ閣下もなのですが、
なぜかたくさん腰を振っていらっしゃいます。
ファンサービス?(爆)

リフトも7回くらい回したり、
瀬奈サンは頬をつけるのが以前からお好きなのですが
(ルドルフを黄泉の国に連れて行くセリ下がりとか!)
だいぶ接近戦(?)のデュエットダンスで、
瀬奈じゅんファンのるうみちゃんには嬉しいことじゃないでしょうか。
大変だろうけど。
私としても色っぽい瀬奈サンが観られて嬉しいです(*>_<*)。

…という感じ、かなあ。
すでにずいぶん書いたし、一度上げておくか。

あ、初日ご挨拶はCSをご参照下さい。
越乃組長も瀬奈サンもインフルについては一言も触れず、
「また来い」ということをもっと柔らかく言ってました(笑)。
私は覚えてなかったのですが、
あさこちゃんによると4年前の5月22日は
ちょうど前回の月エリザ東京公演の千秋楽だったそうですよ。
…ということは、瀬奈サンがトップになって丸4年経った、ということか。ふむう。

ともあれ、
インフル祭も2週間後までにある程度治まってるといいなあ(^ ^;;。
そうでないとすでに
「♪マスク! 今日もまた品切れ! どうして!!」
「ないものはないんだ!」
という状況…。
舞台に立つ皆さんも大変だろうけれど、
ぜひ乗り切って素敵な舞台を見せてくださいね☆

 fin