2003年4月1日 11:00開演 / 15:00開演
花組東京特別公演『不滅の棘』
於 赤坂ACTシアター


HAPPY BIRTHDAY! あさこちゃん☆

新しい年度が始まり、フレッシュマンが街にあふれた今日、
赤坂ではあさこちゃん(瀬奈じゅん)ファンが大集結しました(*^ ^*) 。

というわけで、まず最初に楽屋出の時に行った、
あさこちゃんのFCバースデイイベントについて簡単にご報告。

午後の公演が終わり、出待ちのために楽屋口のところに行くと、
FCのスタッフさんが一人一人に薔薇を一輪ずつ配ってました。
あまりにも多くのファンが集結したために、
大きな籠いっぱいにあった薔薇が途中で足りなくなって
近所の花屋さんに買いに行ったりもしてたみたいですが(^ ^;;、
それを受け取ってガードの列に並びます。

並んで待つこと数十分、
ハッチさん(夏美よう)、オサちゃん(春野寿美礼)、
ゆみこちゃん(彩吹真央)など主だったメンバーが出ていった後、
あさこちゃんが楽屋口から出てきました☆

一人一人の顔をちゃんと見て
「ありがとう」と言いつつ薔薇を受け取っていくあさこちゃん(*^ ^*)。
恐ろしいほどひたすら焚かれる後ろの人々のフラッシュに
まぶしそうに目を細めながらも、
ファンに向かっては笑顔で応対する姿にプロ根性を感じました…。
うう、ありがとう(*T-T*)。

そして、既に集めておいたみんなからのメッセージカードの入った箱が渡され、
声を揃えて
「お誕生日、おめでとうございます!
あさこさんへの愛は、永遠に不滅です!!」
…当然のように大きな声で言ってしまいました、私も(爆)。
でも、それを聞いて照れたようにくるくる回るあさこちゃん、
パンツ姿のくせにスカートをつまむ真似をして何度もお辞儀するあさこちゃん、
「…あんまりめでたい年でもないんですけど(笑)ありがとうございます!」
と、オレ様らしく突っ込みつつお礼を言うあさこちゃん、
それから帰りかけてふと思い付いたように振り返り、
「あたしの愛も不滅です!!」と
右手で胸元を押さえつつ言ってくれたあさこちゃん。
――この姿を思い出すだけで、
これから6月のまた会う日まで乗り切れるわ〜(*T-T*)。
本当に幸せです、ありがとう〜〜〜!

…というわけで、時間軸を戻しましょう(笑)。
今日はMY楽(でも二回観た(^ ^;;)でした。
いろいろ書き留めておきたいけれど、いつもの通り思い付いた順に。

まず、今日の二幕開演前の舞台掃除アドリブから。
一回目、幸美(杏奈)さんが「千秋楽は客席もみんな白を着てきたら」
なにげに煽ってます(笑)。
二回目、やっぱり幸美さんが
あさこちゃんのお誕生日について触れてくれました(*^ ^*) 。
「エロール(春野寿美礼)さんのショーの時、後ろに5つVIP席があるだろう?
高い、塔みたいな。
あのまん中にいたお兄ちゃん、つまんなそうに観てたけど、
今日は彼、お誕生日なんだってさ(場内大拍手!)。
お誕生席なんだよ。
でも大いなる疑問なんだけど、あの席でショーは見えるのかね」(笑)。

もう一つ、あさこちゃんのアドリブ(?)。
二回目、一幕でエロールが弁護士事務所にやってくるところで、
フリーダに興味を示したエロールからフリーダ(ふづき美世)をかばうように
エロールの前に立ちふさがりながらアルベルト、
「それでご用件は? マックスウェルさん」と
エロールのファーの襟を3回撫でてました(*^ ^*)。

それからハプニング。
一回目、二幕最初のほうでフリーダがエロールに
「♪私は〜あなたを〜愛しています〜」と迫るシーン、
喋りながらフリーダが迫っていくところでなににつまづいたのか、
フリーダのハイヒールが脱げてしまいました(^ ^;;。
でもそこでフリーダははき直したりせず、
右手で持ってそのままお芝居を続けたの(*^ ^*)。
かなり必死になってるシーンなので、それがとても自然ですごくよかった!
(あそこで靴をはき直したりしたら、
そんな余裕がどこに…って思っちゃうじゃない?)

同じく一回目、二幕でカメリア(翔つかさ)とエロール(エドガー)が
フリーダの前で踊るシーン、
春野さんのベルトがいつの間にか外れてました…(^ ^;;。
リボンタイがほどけてるのはオッケーだし、
ベストのボタンが外れてるのもいいと思うけど、
やはりベルトは外さない方が…(爆)。

も一つ、一回目も二回目もそうだったので、
じ、実はわざとかもしれないんですが(…)、
二幕ラストのバスローブのシーン、
中に着てるシャツの襟が左だけ出ていたんです。
(そうそう書き忘れてたけど、
このシーンのネクタイなくなってホントよかった!(笑))
わ、わざとじゃないよ、ね?

お芝居の全体的な変化について。
今日はふーちゃんが本当によかったの!
実は29日に観たときは、「…あれ?」と思うところも多く、
大阪の時のがよかったな〜、声が出てないけどどうしたかな〜、
劇場が変わったから音響のせいなのかな〜、と思っていたのですが、
今日のふーちゃんは、本当に素晴らしかった(*^ ^*)。
声が出ている、音程がしっかりしてきてる、というのもあるけど(^ ^;;、
それだけでない舞台そのものに対する力強さとかはったりとかが出てきて、
本当にヒロインであるフリーダに感情移入して涙してしまいました。
特にラストシーンの「♪いいえ〜 愛は不滅のもの〜」の
確固たる意志に基づいた台詞まわしに、
気づいたらその直後のオサちゃんの「♪フリーダ〜」を待たずに
涙が胸元へ…(*T-T*)。
なにかあったのかな〜、と思うくらいの変化でした。

あさこアルベルトの変化についても。
大阪の頃のアルベルトくんは本当に「優しい人」という印象が前面に出ていて、
「君を守ってみせる」とか言ってても、
「いやあなた、見守ってるだけじゃなくてさ」と、
瀬奈じゅんファンとしては(笑)思ってたのね。
だけど東京に来て、
エロールに対する態度がけっこう強気になってきた気がします。
それがね、より大きな人に見えてすごい素敵(*^ ^*)。

そうそう、そんなわけでとても悲劇性が強くなってきたお芝居ですが、
どうしても突っ込まずにはおれないところを一箇所思い出したわ(笑)。
フリーダ・ブルスとエリィのシーンで、
エリィが「俺を追いつめるな」なんて
ずいぶんへなちょこなことを言ってるのに
フリーダってば、さらに「答えを…!」と追いつめてるじゃないですか(笑)。
それだけでもツボなんだけど、
さらにその直後、エリィが本当の心情を伝えた後のフリーダってば、
「あなたを苦しめたのですか」――いや、たった今苦しめてたじゃん!(爆)
とても好きなシーンなのですが(*^ ^*)、それとこれとは別(笑)。

最後は「♪バンバン!」にも触れておかねば(笑)。
頭をめぐって仕方ないのですが、…でもスゴイ歌だよね(^ ^;;。
二幕幕前のアドリブで幸美さんさえ「♪ババンババンバン〜」と
「全員集合」のように手を横に振って、ツッコミ入れてました(笑)。
やっぱり初めて曲を聴いたときには、皆さんのけぞったに違いない。

ショーで思い出した。
エロールの「オバQリップ」ですが(爆)、
東京に来てようやく意味が分かってきました。
あれは、女から男に戻ったことを意味してるんだね…。
口紅なんかつけてられない、というアピールなんだね…。
でもやっぱり、初見の方には分からないよね…。

ああ、楽しかった!
残念ながらもう観ることはできませんが、
噛めば噛むほど味の出る作品だったように思います(*^ ^*)。
本当に満喫しました。
しばらくはいろいろ反芻してしまいそうですね。
「♪お金が〜〜ほしいの〜〜〜!」とか(笑)。

 fin