すべてはラッキョ大王に…(笑)。
今日は平日ですがOMC貸切公演が、
しかもとうこちゃん(安蘭けい)のウィンクも頭上を飛んでいってしまうほど
素晴らしいお席が当たったということもあり、
会社は有休を頂いて優雅な一日を過ごしました(*^ ^*)。
朝イチで東京都博物館のヴェルサイユ展に行き、
前星組トップ稔幸さんのツアーガイドを聴きながら
豪華絢爛なヴェルサイユ文化に浸った後、
現星組公演を観に行くという星組的一日。
このレポを書き終えたらやっぱりこないだWOWOWで録った
星組『サザンクロス・レビュー2』でも観なくちゃかしら。
ちょっと話は横道にそれるんですが、
ノルさん(稔幸)のツアーガイド、プロローグの第一声が
「本日はようこそお越し下さいました」と来たものだから、
思わず「星組の、稔幸です」と続くのを期待してしまったわ(笑)。
さすがにそれはなかったけど、
ノルさんのナレーションが、ところどころやけに感情の起伏があって
面白かったです(*^ ^*)。
これから3月いっぱいやってるみたいなので、
行かれる方、オススメ!
もちろんヴェルサイユ展自体もとても面白かったです。
平日朝はとても空いていてゆったり観られましたよん(^ ^)。
さてさてそんなわけで、本日の第二幕。
星組トップ香寿たつきさん、渚あきさん、他計8名(T_T;のサヨナラ公演です。
一応ワタシ的にはMY初日&MY楽、という想いでやってきたため、
あの人もこの人も目に焼き付けなくちゃ! という意気込みでした。
『ガラスの風景』
勉強不足なワタクシは、
このお話がサスペンスだということすら実は直前まで知りませんでした(^ ^;;。
(エリザでいっぱいいっぱいだったということで許して…)
しかも、
何度も言うけどとうこちゃんのウィンクが頭上を越していくお席だったため、
観ていてさえ「あ、この人がこんなとこに! あ、こんなとこにも!」を
繰り返していて
あまりストーリーが分かっていないみたい…(^ ^;;
後から雅壱さんに
「ローラ(渚あき)の旦那様はどうしてるの?
ジョーイ(香寿たつき)とこんなに幸せそうにしてていいものなの?」などと
超基本的な質問をしてしまう始末。
最後の方まで舞台もチューリヒだと思ってたし。コモ湖でしたか。
変だと思ってたのよ。スミマセン。
でも、一人一人は本当に素敵でした。
タータン(香寿たつき)&あきちゃん(渚あき)のコンビは
(ちょっと『プラハ〜』を彷彿とさせるものの)しんしんと胸に来る、
でも情熱的な大人の恋を素敵に描いていたし、
やはり皆様のおっしゃるとおり
ガイチ(初風緑)&そんちゃん(秋園美緒)夫婦もすごくいい味を出してました。
とうこちゃんの警部もカッコ良かったし、
ねったん(夢輝のあ)はあんまり印象に残らず
ラストにはちょっと役不足な感も否めませんでしたが、
かよこちゃん(朝澄けい)は御曹司らしい品のある青年姿、
まとぶん(真飛せい)も
ちょっと斜に構えた学生らしさが似合ってましたね(*^ ^*)。
ちかちゃん(叶千佳)より仙堂花歩ちゃんが目立ってたのは意外。
可愛かったですが(*^ ^*)。
あと、なるみん(鳴海じゅん)も相変わらず熱い視線でした!
そうそう、未沙のえるさんと鈴鹿照さんのコメディセンスも忘れちゃ駄目!
お話が頭に入らなかったのは、
このような個性ある人たちが目に入ってくるたびにうっとりしたり、
でもこれで辞めちゃうのか…もったいない…と惜しがったりしてた
――上に、他の人は絶対に笑わないであろうところで
一人ツボに入ってしまっていたからかもしれません(^ ^;;。
その最たるものはクライマックス(爆)。
ネタバレになってしまうのであまり書けませんが、
ピストルを手にするガイチを見て
「どうしてこの人はこんなにナイフとか(月組『WEST SIDE STORY』、
月組『ノバ・ボサ・ノバ』参照のこと)ピストルが似合うの〜〜!」と
全くストーリーと関係ないところで悶えたり、
はいつくばるガイチを見て
「はいつくばるガイチ…! 似合いすぎる…!!」と
悶えたりしていたため、
なんということかストーリーの一番根幹に関わる部分を
聞き逃してしまったのです(^ ^;;。
なので実は、犯人が殺人を犯した理由が今ひとつ把握できてない…馬鹿すぎ…。
さらに、タータンとトウコちゃんが最後に和解(!?)して
握手を交わしたあと、
前に走り出てくるトウコちゃんを見て
「あ、トウコちゃん、照れてる…(*^ ^*)」なんてことを考え、
しかも照れ隠しに歌いながら捌けていかれた日には
いいシーンのはずなのに肩を震わせてしまいました。まちがってます。
(でも、そのあとの陰ソロ、本当に素敵だった…!)
そんなわけで、あまり内容には触れられません(^ ^;;。
謝珠栄先生らしい振付や盆を活かした舞台装置は素晴らしいと思いましたが。
でも、二階から観ると舞台の奥行きが分かって
より一層楽しめるらしいので…行きたいなあ…。
『バビロン』
荻田先生らしい詩情豊かなショー。
『パッサージュ』といい『バビロン』といい、
ちょっとおたくっぽいけど(爆)独自の世界を作り上げてるよね。
あんまりサヨナラっぽくはなかったけど、
それもまた新鮮で素敵でした(*T-T*)。
――だが!
私の心はある一点に占められています!!
それが冒頭にも書いた、ラッキョの精――もとい、ラッキョ大王!!!
噂にはいろいろ伺っていましたが、想像を遙かに超えてました!!!
黄金に彩られた世界の奥から一人現れた彼!
黄金の貫頭衣(というかマントというか…なんていうもの?)を着た
両腕を広げ、
頭には大きなラッキョ(型の黄金のかぶり物)!!
ガイチご本人は「ラッキョの精」とおっしゃっていたようですが、
とても「精」なんて可愛らしいものじゃありません!!!
大王だよ、大王!!!
しかも大王が前に歩み出てくるに従ってかかった音楽というか、太鼓の音――
♪デン ドン デン ドン デン ドン…
――じゃ、ジャイアン???
私は思わず顔を手で覆ってしまいました(爆)。
このままじゃ観られない! と気づいた私は
頑張って手を外し舞台を目に入れましたが、
満面の笑みで銀橋をお渡りになる大王をお見送りしていたに違いありません。
いや〜、すごかった。
これだけじゃなんなので、他の感想も。
本当に踊れる人には踊らせ、歌える人には歌わせる、を実践しているため、
どこを観ても安心して世界に入れるショーでした(*^ ^*)。
個人的には
トウコちゃんの黒い鳩とかよこちゃんの白い鳩の対比の美しさや、
そのシーンの群舞でぱたぱたと斜めに一人ずつ倒れていく振付や、
まとぶんの軍服の似合いっぷりや、
ねったんのオカマかと思ってたら女役だった(爆)マレーネや、
身体いっぱいに踊る礼音くんの豹柄の男(すごい役名)、
みんなに囲まれて踊るターあきにやられました(*T-T*)。
あと、バトンの素晴らしかった男役さん(名前伺ったのに忘れた…)も!
件のタータンとうこちゃん肩ポンシーンは
なんだか切なかったですが…。
あああ、
ターあきコンビの退団はまだ諦めがつくけど、
ねったんかよこちゃんなるみんそんちゃん…勿体なさすぎる(T_T;。
それぞれ、これから花開く時期だったというのに。
残念です。
まだまだ公演は始まったばかり。
トップコンビサヨナラ公演ということで、
これからチケットを取るのは大変そうですが、
――一度、二階席から観てみたいなあ。
(ダメダメ! これからDCもACTもあるというのに!!(笑))
fin
|