ワタシ的に素敵すぎる並び…(*^ ^*)。
「あさこちゃん(瀬奈じゅん)のトークショーがあるよ」と
きりんさんが取ってくださった
チケットは(きりんさん、本当にありがとうございました(*T-T*))、
二重の意味でしあわせでございました(*^ ^*)。
平尾誠二さん。
ミスター・ラグビーと呼ばれる彼のことは
私は実は高校生の頃から好きで、
いつも「アルセーヌ・ルパン」のような人だ…(*^ ^*)、と思っていたのです。
ダンディなお髭。ハンサムなお顔だち。
京都弁ではんなり喋りながらも、グラウンドではスマートなプレイ。
なんて素敵(*^ ^*)。
日本代表の監督になってからは秩父宮のスタンドでお見かけするたび、
「素敵…ダンディ…」と声に出して呟いちゃうくらい(笑)、好きでした。
瀬奈じゅんさん。
オレ様と呼ばれる(笑)彼女のことは
このHPを観て下さってる人には今さら語るまでもないですね(笑)。
この二人が対談をすると聞き、
いったいどんなことを喋るんだろうなあ、ラグビーと宝塚の共通点とか?
それとも「ダンディズム」について? (笑)…と、
とてもワクワクしながら会場に行った私とノンノンさん。
全席自由ながら整理番号順の入場、ということで、
689番まで歩いていく途中、
かなり何度も見知ったお顔に出会って挨拶を交わし、
…いつのまに私ってばこんなにお友達(みんなあさこちゃんのファン仲間)が
できていたのかしら、と、とてもおかしくなりました(*^ ^*)。
入り出の時などにどんどん仲良くなっていくのよね。
皆様、博多でも会えるのを楽しみにしてま〜す(*^ ^*)。
会場内は立ち見まで出るほどの大盛況。
私たちは最後列を何とかゲットしました。
始まるまでに質問やアンケートなどに答えたりして。
そしていよいよ開演。
とつぜん女の子二人組が歌って
踊り出し(しかもあんまりお上手とは…)た時には
そのいきなりの展開に呆然としてしまったです(^ ^;;。
ともあれその後司会者さんが出てきて、
瀬奈じゅんさんから先にご紹介。
あさこちゃんは黒いワンピース(ウエストがハイウエスト位置から
絞ってあるタイプ。
裏地のサテン地の水色が袖口や裾からちょっと見えてました)
の下に黒いパンツ、濃いベージュのブーツ。
首にはお茶会の時につけていたプレートのようなネックレスをつけ、
左手首には皮のチョーカーのようなブレスレットをぐるぐる巻きにし、
右手の人差し指と小指に銀の指輪を嵌めてました。
司会者さんから「手術着のような…」と突っ込まれてうははと笑ったり。
アンニュアージュトーク初出演のあさこちゃん、
「こういう雰囲気はいかがですか」と問われ、
「こんなに大きい会場だとは思わなくて…スミマセン(^ ^;;」
そして「ラグビーの世界ではカリスマの方です」という紹介で現れた平尾さん。
紺のスーツに、胸についてた赤いバッジは
神戸製鋼の社章でしょうかねえ。スティーラーズ?
お仕事の帰りだそうです(*^ ^*)。
お互いの印象を聞かれて、
あさこちゃん「資料を頂いたときに(ということはそれまで知らなかったのね)
ああ、素敵な方だなあ、と思ったんですが、
本物を見たらもっと素敵で。…なんかあとで下さい(笑)」
…あさこちゃん、初対面の人にまでアナタ(笑)。
平尾さん「宝塚のことは、家は近いんですけど観たことがなくって、
今回、ビデオを観させていただいて、
(瀬奈さんは)男役でいらっしゃるんですけど、
綺麗だな、と思ったんですね(*^ ^*)。
それでとても楽しみにしてきたんですけど」
というところで司会者さんが出ていってしまい二人きりに残されて、
最初のうち緊張してる二人(*^ ^*)。
平尾「お見合いしてるみたいですね」
瀬奈「そうですね(笑)…でも、ご結婚されてるんですよね?」
平尾「残念ながら(笑)…っていうのも何ですが、もう14年になります。
もう子どもも中学生で」
瀬奈「中学生!…(奥様との)出会いは?(笑)」
台本には全くなかったらしいのですが(笑)、
興味あるんで、と突っ込むあさこちゃん。
でも平尾さんも「人に紹介していただいて」と律儀にお答え(*^ ^*)。
さらに「私にも誰か紹介して下さい(*^ ^*)」というあさこちゃんに、
「いやあ、瀬奈さんにはバランスが取れないですね。
下品で大きなやつは多いんですけども、お洒落な奴はいない」と平尾さん。
「あ、そうですか。残念ですね(笑)」とあっさり引くあさこちゃんも可笑しい。
「今日のためにビデオを観させていただいた」という平尾さん、
「男役の方、みんな同じ顔に見えてしまったんですが、
あれはメイクの加減なんですか?」
こういう質問をからかってるふうでなく真面目にされるんです(*^ ^*)。
なのであさこちゃんも比較的(?)真面目にお返事。
「初めて観られる方はみなさんそうおっしゃいますね。
みんな女なんで、男役として作ろうとするじゃないですか。
そうするとだんだんメイクが濃くなっていって、
遠目から観るとみんな一緒に見えるみたいですね」
本当に、平尾さん、誠実に語ってくれてるんですが、
「こうやって実物にお会いすると、すごくいいですね」
でも照れるあさこちゃんに向かってさらに平尾さん、
「舞台ではすごく濃い顔じゃないですか」と言うものだから、
あさこちゃん「あたし(本当は)薄いんですよ(笑)」と大笑い。
「いや、薄いとかじゃなくて、綺麗だなあ、と感動したんですよ」と
一生懸命誉めてくれる平尾さん、ありがとうです(*^ ^*)。
それに対してあさこちゃんからの平尾さんの印象は、
「先ほど打ち合わせをさせていただいたときに、
手を見て、あ、小さいな、って思ったんですよ。
ラグビーされてるすごい方だから、もっとゴッツイ手を想像してたのに、
とても綺麗な、繊細な手をしてらして(*^ ^*)」
でもね、ラグビーの世界では手はやっぱり大きい方がいいんだそうです。
確かにサントリーのNo.8、斉藤佑也君が片手でボールを持って、
もう片方の手で人を押しのけながら走っていく姿とか見てると、
片手でボールが掴めちゃう方がおトクだよね(笑)。
それを説明されて感心してたあさこちゃん、
「…あたしはちょっと大きいんですよね〜(笑)」
平尾さんも「ちょっとそう思ってました(笑)。
言ったらダメかなと思って、触れずに置こうかと思ったんですけど(笑)。
でも細い、繊細な手をされてますよね」と誉めてくれて、
「あ、ありがとうございます」と手を頬に当てるあさこちゃんに、
平尾さんも笑ってました(*^ ^*)。
それから、ようやく台本(?)の話へ。
あさこちゃんが東京の『琥珀〜』で急に代役をすることになった、
というお話から。
平尾「すごく大変なことじゃなかったですか?」
瀬奈「すごく大変でした」
平尾「じゃあそれはどういう風にされたんですか?」
瀬奈「…集中力ですね。何事もそうですが。
あとは、組単位で行動するじゃないですか。
自分だけじゃなくって、みんなのために台詞覚えなきゃいけない、
っていう責任感で、がーって集中しましたね。
一日で台詞全部覚えました」
平尾「すごいですね。一回で覚える量ってどのくらいあるんですか?」
瀬奈「役にもよるんですけど、今回はすごいたくさんありましたね。
でも、その前に『風と共に去りぬ』というお芝居をさせていただいたんですが、
その台詞の量がすさまじかったんですよ。
それを一回経験したあとだったから、
こんなのちょろいちょろいって思って…覚えることに関して言えば」
真面目に感心する平尾さん。
「すごいですね。僕らからすれば、活字だけじゃなくて
周りの状況とかも含めて全部覚えて行かなくちゃならないじゃないですか。
それはすごいと思う。いつもミュージカルやお芝居を見るときに
驚かされることなんですが」というと、
あさこちゃんは
「あたしは逆にラグビーとかね、そういうスポーツを見てて、
自分じゃ決められないじゃないですか。ここでこうしようとか。
それをとっさに判断して行動できるっていうことの方が、素晴らしいと思います」
だけどね、平尾さんが言うには、
「それが向いてる人間と向いてない人間と、特性というのがありますね(笑)。
ラグビーは、全部アドリブでやらなくちゃならないんですね。
それが得意な奴がいるんです、でもそいつは台詞が覚えられない。
逆に台詞を覚えるのは上手だけれども、
アドリブがぜんぜんきかないっていうタイプがいて」
あさこちゃんも「ありますね」ととても納得してたのですが、
「すっごくアドリブが上手なのに台詞覚えられない人とかいますもんね」
…はてさて誰のことを思ってたんでしょう?(笑)
ともあれ、ラグビーの世界ではアドリブが得意な方が「センスがある」と
一般的に言うそうです。
「(日本代表の)監督をされてたということですが、
そういうときって生徒…じゃなくて選手たちを(笑)
客観的に見てるじゃないですか。
それで、ここ、こうしろああしろって思うときって
どういうところで判断されるんですか?」
と聞くあさこちゃん。私がユニフォームのことを「お衣装」と
言ってしまうような間違いをあさこちゃんも…と思ったら
嬉しくなっちゃったわ(笑)。
平尾さんのお答えは「…ほとんど勘ですね(^ ^;;」
そこからサッカーの監督の話に。
サッカーの監督がよくフィールドの外側を走ってるけど、
それは意味あるのか、という話を
岡田武史さん(漢字合ってる?)としたときに、
彼はず〜〜〜っと考えて「意味ないなあ」と言ったそうなんです(笑)。
でも「選手との一体感がある」って(笑)。
選手の方も「ああ、監督もようやってるなあ」と思って頑張れるって。
でも平尾さん的には「じっくり座ってみてるのが一番」だって(*^ ^*)。
「監督として選手を育てるときに心掛けていらっしゃることは何ですか」
と聞くあさこちゃん。
「選手のいいところを引き出す、ということですね。
ミスを怒っても、実はあんまり良くならないんですよ」
「さすがですね(*^ ^*)」とあさこちゃんが言うと、照れた平尾さん、
「いや、それは理想型で、実はよう怒ってますけど」(笑)。
「誉められて伸びる人とけなされて伸びる人といるじゃないですか」と
いうあさこちゃんに、平尾さんは「瀬奈さんはどちらですか」と尋ねました。
「あたしは、けなされようが誉められようがあまり関係なく(笑)、
自分が納得しないとダメなんですよ」
それを聞いた平尾さん「じゃ、道を究める人ですね」。続けて、
「今ものすごくいい表現をしたと自分でも思うんですけど(笑)、
道を究める人って、みなさん、相対的な評価でなく、
自分の中での価値観、目標を絶対に崩さないんですね。
それってやっぱりすごいと思いますね」
あさこちゃんが「それが悪く出ちゃうときもありますけど(笑)。
「こんなに言ってあげてるのにそれを直そうとしない」って
思われちゃったりとか」と照れながら言うと平尾さんは、
「そうだとすると、達成感とかは感じられます?
たとえば「今日はいい出来だなあ」と拍手をもらっても
自分では納得行かないとか、あるでしょ?
つねにそういうのに付きまとわれてると思うんですが、
そういうのにストレスたまったりとかしないですか?」 と。
「あんまり溜まらないですね。そういうことに関しては。
人に「今日よかったよ!」と言われても、
今日あたし具合悪くてやる気なかったんだけどなっていう時って
意外とあるじゃないですか(笑)。自分しか分からない。
だからホントに人の意見ってあんまり関係ないんですよね(笑)。
みんなは誉めてくれたけど、今日はあたしぜんぜんダメとか、
みんなはけなしたけど、今日はあたしサイッコー! とか(笑)」
ガッツポーズをつくるあさこちゃんにやられました。
…それでこそオレ様(爆)。
平尾さんもうなずいて、
「僕らもゲームに出るときに、集中の度合いがその日によって違いますね。
僕らなんかフィールドに入ったら試合相手とボールのことばっかり見て
お客のことを気にしちゃいけないんですけど、
やたら客が気になる、客の仕種まで分かってしまうとか。
それはぜんぜんダメなんですよ。だって集中してないんですから。
だけどそんなゲームの出来がよくないかっていうとそうじゃない」
だんだん話の密度が濃くなってきます。あさこちゃんが
「私の場合は、お客様を相手にするお仕事なんで、
客席と一体感を持ちたいと思うんですね。
だから、私が一生懸命、だけじゃダメなんですね。
余裕を持って楽しませる、ということが必要になってくるので、
自分だけに集中しちゃいけないということが頭にあって」
というと平尾さん、
「とすると、さっきの台詞を覚える集中力と
今の余裕とのバランスはどうなんですか」とツッコミ。
「そこなんですよね〜。
ずっと余裕なく、自分がしなくちゃいけないことに対して、
ただがむしゃらに頑張ってた時期っていうのがあって、
で、ふと自分の姿を見たら、ただ自分が頑張ってるだけしかないじゃないかって。
だから反省をして、
ここ一年の目標は「余裕を持ってお客様を楽しませる」ということなんです」
…本当に今回の公演、たくさん楽しませていただいたわ(*T-T*)。
平尾さんも「僕らもそういう余裕を…僕らは「遊び」って言うんですけど、
遊びが必要なんですよ。
スポーツではその遊びの部分がクリエイティビティって言うか、
創造力の高さに繋がってきて、
遊びのないくそ真面目な人って言うのは創造力を感じさせないんですね。
もちろんそれにはバランスが必要で、
初めの登竜門としては一生懸命ず〜〜〜〜〜〜〜っとやった中で
それを感じないとダメですね。
勘違いする子がいるんですよ(笑)。
やることやらないで遊びから始まる、とするとぜんぜん上手くならない、
っていうのもいたりしますんで」
あさこちゃんも「やっぱりがむしゃらにやる時期っていうのは必要ですよね」と。
――深く考えさせられました。
私自身は欲張りすぎてあれもこれもやってみたくて、
すべて中途半端になってしまうタイプなので(^ ^;;。
それじゃモノにならないのもさすがに分かってるんだけどね。
一つのことをずっと続けられる、突き詰められるのって本当にすごいと思う。
さて、お話はがらっと変わって子どもの頃の話に(^ ^)。
平尾「瀬奈さんは資料によるとずっとバレエを習ってたということなんですが、
それはやっぱり基礎になってるんですか?」
瀬奈「幼稚園の頃からずっとやってるんですが、
それが上手くなった上手くならないということはどうでも良くて、
あたしの中では小さい頃から一つのことを
持続させたっていうことで満足なんですけど(*^ ^*)、
本当にバレエ大好き人間でしたね」
平尾「今でも好きですか?」
瀬奈「今でも好きですね(*^ ^*)。
なかなかトゥシューズなんて履く機会はないですが(笑)」
平尾さんは、去年初めて熊川哲也氏のバレエを観に行ったそうなんです。
「熊川君と友達なものですから、
本当は、バレエを観に行くのって女性ばかりで浮いてしまうので、
観に行きたくなかったんですけど(笑)行ってきました」。
「こんな風貌でバレエを観に行くのなんて可笑しいじゃないですか」と
言われたあさこちゃん、「そんなことないですよ」と言うものの、
「どう見たってバレエやってないじゃないですか」と言われ「確かに(笑)」。
でも平尾さん、実際行ってみて、すごく綺麗だと思ったそうです。
「指の先々まで気がいって、表現しているということにすごい感動した」と
語る平尾さん。
あさこちゃんも「台詞もなくてすべて身体で表現して、芸術ですよね」と。
平尾さんは子供時代、野球をやっていたそうです。
すごい野球が好きだったのにどうしてラグビーを始めたかというと、
「たまたま入った中学にラグビー部があった」からなんだって(^ ^)。
ラグビーは「自由度の高い競技」
=ボールを持ってどこまで走っていいっていう制限がない、
というところに惹かれたとのこと。
それに対してあさこちゃんは、中学生の頃、
成城学園のラグビー部にいたお友達の試合を観に行ったとき、
プレイがすごい激しくてびっくりしたんだって。
本当にぶつかったりするのが。「すごいですよね〜。怖い(^ ^)」
平尾さんもその激しさに触れて、
「プロレスで流される血が本物じゃないなんて言いますが、
ラグビーのは本物の血ですね。
こんなこというとプロレスの人に怒られるかもしれませんが」(笑)。
そこから「スクールウォーズ」の話に。
…私、トークショーの前にノンノンさんから聞くまで
平尾さんたちがスクールウォーズのモデルだったとは知りませんでした(^ ^;;。
(もしかしたら聞いても忘れてたのかもだけど)
「あたし、スクールウォーズって大好きだったんですよ(笑)」
と、突然切り出すあさこちゃん。
山下慎司さんの役のモデルとなった山口先生という先生がいたそうなんですが、
実際はもっと激しかったそうです。
それを聞いてあさこちゃん、「そうなんですか。
『イソップ、歯を食いしばれ!』(とひっぱたく真似(*^ ^*))とか、
やってたんですか? もっとすごいんですか」
「そんなもんじゃないです。そんなん言ってる間に手が出てるというか(笑)」
でも平尾さん、
もっとえげつないけど、もっと優しい先生だったっておっしゃってました(^ ^)。
阪神の星野監督的な雰囲気だったそうです。
「あたしは「スクールウォーズ」がもっと誇張されてるかと思ってたんですよ」
とびっくりするあさこちゃんに対して平尾さん、
「僕から見ればもっと凄いですね。
3年間で何発殴られたかって、多い奴なら3ケタは行ってますね」
怖くなってきたらしいあさこちゃん(笑)、
「それでも続けたって言うのは、やっぱりそこに愛があったからですよね
…ということにしときましょう(笑)」
でももうちょっと続く「スクールウォーズ」話。
「イソップのモデルも本当にいたんです」と平尾さん。
「僕なんかよりも上の方、会ったこともない方だったんですけど、
本当に脳性腫瘍で亡くなられたんだそうです。
まあ、それを話的に誇張はしてると思うんですけどね」
それを聞いて「One for all, All for one、ですよね?」と
つぶやいてみるあさこちゃん(笑)。
「ラグビーはやっぱりそういうことなんですか?」と聞くと、
平尾さんからも「宝塚もそうじゃないですか?」と反対に問われ、
「あ、そうです(笑)」
「集団競技というのはそういうことがわからないとちょっとできないですよね」
と平尾さんが上手くまとめました(*^ ^*)。
またそこであさこちゃんが、
「話はちょっと戻っちゃうけど、さっきの台詞を覚えなきゃっていうのも、
それと同じですね。あたしだけじゃなくてっていう…」
というと、平尾さん、とても納得したらしく、
「なるほど、そういう責任感から来てるってことですね。
…僕らのチームでもサインプレーが覚えられない奴が山ほどいるんですよ。
責任感がないって言うことですね(笑)。
分かりました。そういうふうに注意します。いい話聞きました(笑)」
あらあら、神戸製鋼の皆さん、大変だわ(笑)。
これから神鋼のサインプレーがちゃんとできてたら
「あ、瀬奈じゅんさんのおかげね」と思いそうね(爆)。
話はまた変わって。
平尾「男の役をやるからには、理想の男性とか男の格好良さみたいなものを
持ってると思うんですが、普通の男性からなにか吸収することとかありますか」
瀬奈「宝塚の男役っていうのはみんなの理想の形であったり、
独特なものであったりするので、
そこらへんにいらっしゃる男の人を見てもね(笑)、
…あの、こんなふうに(と右足を高くあげて足を組み)
座るかってとこなんですよ(笑)。
もし平尾さんがこんな風に座ったら引いちゃうじゃないですか(笑)。
だから、そんな男の人なんて滅多にいないんで、
参考にははっきり言ってならないんですよ(笑)。
ただ、今日お話を伺ったみたいに、こういう考え方って素敵だな、とか、
内面的な役作りに取り入れたりはしますけど」
深く納得する平尾さん(笑)。
「僕もビデオ見て、やっぱりそういう風に思ったんですよね。
ちょっとやりすぎじゃないかって(笑)。
こんな風に酒飲まないだろうって(笑) 」
あさこちゃんまで「あたしも自分で演りながら、
こんな男いないだろうって思ったりしますけど(笑)」
なんて言っちゃうし(*^ ^*)。ホントに飾らない人だ(笑)。
あさこちゃん逆襲を試みます(*^ ^*)。
「でも男役だけじゃなくて、宝塚の女役…娘役の演技も、
こんな女いないだろうっていうのはあるじゃないですか。
そういうのはどう見られるんですか?」
…でも、どうやら平尾さん、
娘役に対してはとてもナチュラルに観てたらしい(笑)。
「ぜんぜん意識して観てなかったですね。
僕は瀬奈さんが主演された『マノン』を観たんですが、
マノン(彩乃かなみちゃんの役。ヒロイン)がキライになりましてね(笑)。
そんなことはどうでもいい話なんですけども(笑)、
完全にストーリーに魅入ってしまってるってことですよね」
…おかしい! あさこちゃんも大爆笑でした。
「あたしも演ってて、
誇張されすぎててこれはちょっとな〜って思うときもあるんですけど(笑)」
というあさこちゃんに、しみじみと平尾さん「そうでしょうねえ(笑)」。
「でもそれが演技力なんでしょうねえ」なんて、
フォローしてくれたりしてましたが(*^ ^*)。
「でも、ただ派手にするだけじゃなくて、
一歩引いて見てる部分ってあると思うんですが、
さっきの話に戻るけど、そのさじ加減って大変じゃないですか」
と尋ねる平尾さん。
「ここまで演っちゃうと気持ち悪い、こんな男いないっていう、
その限度がすごい難しいですねえ。
よくお芝居の先生がおっしゃるのは、
芝居をしている自分、を見ている自分、を見ている自分、くらいのところで
見ていないと、人には伝わらないって。
自分の中で一生懸命やってても、それを冷静に客観視している自分、
三番目の自分がいないと。
それを見て下さるお客様の価値観とかもあるので、
言い出すときりがないんですけど、そのさじ加減っていうのは難しいですね」
…私も合唱団などでよく言われてきたことなので身に染みます(^ ^)。
それに対して平尾さんは
「僕らの場合は、没頭しないとダメなんですね。
集中しないと勘っていうのは働かないんです」と。
だけど40分、40分の長いスパンを闘うためにはやっぱりマネジメントが必要で、
それには熱くなりすぎてはいけないのだそうです。
「だから、瞬間的な集中力も絶対必要なんだけれども、
大局的にゲームをどう観られるかというのが、
自分の中で瞬時に入れ替わってる必要性があるのかなって思うんですけどね」
…私なんかがスタンドの上の方から見て「右空いてるじゃん!」とか
思ってもそっちにボールが行かなかったり、
逆に思わぬ方向からボールが出て加速装置が付いたり(笑)、
というのはそのようなめまぐるしい判断力の賜物なのね。
「練習好きでしょ?」と聞かれてあさこちゃん、「はい」
「でも嫌いなことはしないでしょ?」と聞かれて、さらに「はい」(笑)。
「嫌いなことが、嫌いな部門があったら宝塚には入ってないと思うし、
やってないと思うんですよね」
平尾さんも「スポーツって言うと『根性』とか『やらされてる』っていう
イメージがありますが、上手くなった奴でそのスポーツが嫌いな奴は
一人もいないんですよ。
まず「好きである」ということが上手くなることの必要条件なんですよね。
いくら体が大きかったり足が速かったりしようが、
一番の才能は「そのことが好きである」ということだと僕は思うんです。
「好き」ということがあれば、多少のことは克服できると思うんですよね 」
あさこちゃんも
「本当にそうですね。私はまだ、その途中ですけど(*^ ^*)」とうなずいて。
平尾さん、本当にあさこちゃんを誉めてくれて嬉しかったのがこのあと。
「今日お話しさせていただいて、見方が変わったわけじゃないですけど(笑)、
我々の、いいプレイヤーと評価される人々と、
こういういいお仕事される方とは基本的に一緒だなー、という感じがしますね。
今日は本当にいいお話ができたな、という気がしています」
それを受けてあさこちゃん、
「先ほど、自分が何をしたいか、どうしたいか、って言われたんですが、
私も、1年ほど前に初めてディナーショーをさせていただいたとき、
ある先生から「何になりたいの?」「どうしたいの?」 って言われたんですね。
そのときに、それまではとにかくやらなきゃやらなきゃ、って思って
がむしゃらに突っ走ってたけれども、
「これをしたい」「ああしたい」っていう、
自分で自分をプロデュースすることが足りなかったことに気づいたんですよ。
でもそれに気づいたときに、考え方がすごい変わりましたね。
物事を大きく見られるようになったし、
いろんなことにアンテナを張って、いろんなことを吸収しようとする力が
ついた気がする。
そういう自主性が、今後の宝塚だけではなく、今後の日本にとって(笑)、
そういうことが大切なんじゃないかなって」
自分で言って自分で照れちゃうあさこちゃんに向かって、
でも平尾さんは
「素晴らしい! そういう感覚って僕は大事だと思いますね。
最近、そういう大局観を持つ人って少なくなっているけど、
そういう主体性を持つことが大切だと思います 」とべた褒め(*^ ^*)。
あさこちゃんも「平尾さんが同じことをおっしゃってたから、
私も、うん、頑張ろうと思えました(*^ ^*)」と。
そこからコーチングのお話に。
平尾「先ほど「好き」というのが一番大切だと言いましたが、
そうするといいコーチというのは「好きにさすことができるコーチ」なんですよ。
細々したことを教えるコーチって、もうこれからはいらないんですね。
っていうのはなぜかというと、
そういう情報はもうみんなが持つようになってきてるんです。
それよりもそういう意欲を持たせる、「よし頑張ろう!」と思わすコーチが
すごい必要になると思います」
あさこちゃんも、
「あたし、こと細かいこと言われても、それこそダメなんですよね。
そうじゃなくて、私の大きなビジョンに導いてくださる先生に出会えたので、
私は変わったんだと思うんです。
こうなったらいいな〜、っていう漠然とした考えをクリアにしてくれる、
こういう舞台人になりたい、とかっていう目標が具体的になるような。
そのために何をすべきか、っていうことを考えられるようにして下さった」
それを聞いて平尾さん、しみじみと「いい話ですね」。
「僕らも人を教えるときには、まさしくそれですね。
僕らがやらなきゃいけない仕事っていうのは頭に絵を描かすこと、なんですよ。
例えば練習こんだけやれって言ってやらすのはいとも簡単なことなんですけど、
やったあとに自分たちがどうなるかっていう絵を描かすことは
非常に重要なんですね。
きついことばっかり言うのは、僕はいいコーチじゃないと思ってますし。
だから瀬奈さんの会った先生もそういう先生なんでしょうね。
ビジョンが具体的になれば行動も具体的になるし、
何をしたらいいかということも具体的になる。
そうすると必然的に力がつくんですね」
今までこうならないためにこうしなきゃ、と考えていたのが、
こうなるためにこうしなきゃ、と変わった、と真面目に話すあさこちゃん。
プラスすぎていけないのかもしれないけど(^ ^;;、
とちょっと照れて自分ツッコミをしても、
平尾さんは「プラスなのはいいこと。
プラスがドンドン重なってもプラスにしかならないから」と
正面から答えてくれるので嬉しいよね。
「よく怒る方が誉めるより効果を発揮すると言われますが、
僕は反対だと思うんです」と平尾さん。
「もちろん、怒るべきところは怒るんですけれども、
それより誉めた方がいいですね。
怒られる側、誉められる側のやる気が、すごく違ってくるんですね」
あさこちゃんも、
「私ももう11年目になって上級生より下級生の数の方が多くなってきて、
やっぱり教えていかなければならない立場になって、
でも今まで自分に自信がないのと「あたしなんかが…」っていうのがあって、
教えるっていうことができなかったんですよね。
だけど「One for all, All for one」じゃないですけど(笑)、
みんなでいい舞台を作っていくために、
自分ができないくせにとかっていうのを取っ払って、
教えることも勉強だし、教えていこうって思って、
どういうふうに教えていけばいいのかなって思ったときに、
平尾さんと同じで、「ここすごくいい! ただこうしたらもっとよくなるよ」
っていう教え方をすると、どんどん変わっていくんですね。
表情が変わっていくのがすごい嬉しくて、
こうやって下級生が育っていくんだなっていうのが分かったので、
やっぱり誉めて伸ばすっていうのがすごくいいんだなって思いました」
それを受けて平尾さんがまたいいことを話されました。
「今、僕コーチングに凝ってまして、
そんなこと言いながら、今ラグビーを教えることはほとんどないんですけど」
(…そうなのか! ちょっと衝撃。GMって何やる仕事なの?)
「一番の原点は、自主性を促す、ということなんですね。
それに自分が取り組む意欲を高める、ということ。
手はこう動かすとか、ボールはこうするとか、そんなことは二の次三の次でいい。
本人の主体性を促すことができれば、それで80点ですね。
あとの20点は自分で取れっていうところで、
それだけで十分じゃないかと思います。
お母さんの「勉強せえ!」っていう声は聞き飽きたでしょ、皆さん(笑)。
それを聞いて勉強したところで、たぶん力は付かなかったと思います。
自分で「今日やらなあかん」と思ってやったときの方が、
たぶんすごい集中力を発揮すると思いますね」
――いろいろ考えさせられるお話です。
話はまた随分変わって、宝塚のイメージについて。
平尾「噂で、体育会よりもすごいシゴキがあるって、
ものすごい厳しい上下関係があるって聞いたんですが、実際どうなんですか」
瀬奈「実際ホントはそんなことないんですけどね(笑)。
当たり前の上下関係を教えてもらってるだけで」
平尾「先輩が手をあげるってことはあるんですか」
瀬奈「あ、それは絶対ないですね(笑)」
平尾「ホントですか」
瀬奈「ホントにないですよ!(笑)そんな叩かれた覚えもありませんし」
…女の子ばかりの職場なのに、そんなことがあっても嫌よね(笑)。
(ちょっとだけ、噂の「ぶんぶん殴り事件」とか思い出したけど(笑))
あさこちゃんが言うには、
宝塚の音楽学校には若いうちに(15歳〜18歳だものね)入るから、
そんなときに上下関係について教えられたときに、
言われてる内容よりその言い方とか環境に驚いて厳しいと思うかもしれないけど、
でも言ってることはごく常識的なことだ、ということでした。
捉え方の違いなのかもしれない、と。
(予科生は笑っちゃいけないとか、そーゆー謎なしきたりはどうなの? とも
思ったんだけどな、私(笑))
それを聞いて平尾さん、
「今日は僕の持っていた宝塚の謎も解けました。
宝塚は非常に民主的で素晴らしい集団であるということが分かりました。
神戸に帰りましたらみんなに報告いたします」
…なんか、こういうのを真面目に言っちゃうので場内爆笑!
「今日は大変勉強になりました」とまとめに入った平尾さん、
だけどちょっと言葉を濁して「このあとやらなきゃならないことが…(^ ^;;」
それはなんと、
『風と共に去りぬ』の1シーンを二人で演じる、ということでした!!!
あさこちゃんが平尾さんの素敵なお髭を見て、
「…あ、じゃあレット=バトラー演ってもらっちゃおうかなあ」と
お願いしたそうです(笑)。
もちろんあさこちゃんはスカーレット。
でももう台詞を忘れたらしく(笑)、二人ともカンペを見ながらのお芝居でした。
めっちゃくちゃ嫌がり続け、断り続けたけど結局押し切られてやるハメになり、
打ち合わせの最中もず〜〜っとそればかりが気になっていたらしい
平尾さんですが、
いろいろ言い訳をしながらも演りはじめると超ノリノリ!(笑)
素敵すぎました…(*^ ^*)。
演じたのは、有名な「くるみ割り」のシーン(のちょっと前)。
アシュレとスカーレットの噂をレットが聞きつけ、
帰宅したスカーレットを問いつめる場面です。
カンペで顔を隠し、めちゃくちゃ照れてる平尾さんに、
あさこちゃんが「じゃ、いきます……いきますよ!」と声を掛け、
「――何か御用?」と始めると、
ちゃんとしたまじめな声で「今夜の君は一段と美しい…」
――場内大歓声&大興奮!!!
しかも平尾さん、ぜんぜん棒読みじゃないの。
「…君は、僕の妻なんだ」なんてちょっと声を顰めちゃって、
まさしくバトラー(笑)。
さらにあさこスカーレットが彼の前を通り過ぎようとすると、
その腕をはっしと掴み「待ちたまえ!」場内大拍手!!
あさこスカーレットもかなり芝居心入ったヒステリックな声で
「離してください!」と手を振りきり、
下手袖に引っ込んでしまいました(笑)。
いやー、マジ素晴らしかったわ!!
あさこちゃんも、舞台に戻って来つつ「素敵! 素敵!」と大絶賛(*^ ^*)。
ワタシ的にはあさスカとの並びを本舞台で見たいくらいでした(爆)。
お衣装つけてね。お髭は自前で(笑)。見たい〜(*^ ^*)。
司会者さんも大喜びであさこちゃんに
「本当の舞台での轟悠さんのバトラーとの違いは?」なんて聞くけど、
あさこちゃん、「う〜ん、なんでしょうねえ」と
ちょっとトキメキ中で答えられない感じ(笑)。
そしたら司会者さん、「やっぱり男らしい?」
…いや、轟さんもあり得ないくらい男らしかったよ(笑)。
でもねえ、ダンディなお髭がバトラーらしくて素敵だったのよ、ホントに。
司会者さん、とりあえず突っ込んでみる。
「そのお髭はいつ頃から生やしていらっしゃるんですか?
もうずっと? 小学生くらいの頃から?」(笑)
でも平尾さんも負けてなかった!
「今日のために伸ばしてきました。レット=バトラーのために」(笑)
そのあとは司会者さんが加わって、
開演前に集められたお客からの質問コーナーなんだけど、その前に。
司会「瀬奈さん、スカーレットって、初の女装ですよねえ」
瀬奈「女装って、人聞き悪いんですけど(笑)。女役?(笑)」
…あさこちゃん、「人聞き悪い」もよく使うかも(笑)。
司会「ご苦労があったんじゃないですか? いっぱい質問があったんですが」
瀬奈「ご苦労ですか(笑)。
お稽古期間が短かったので、台詞を覚えることだったかな、一番は。
でも仕種とかもやっぱり大変でしたけど、
同じ人間を演じるにあたって男も女もないんで。
もとは女ですし(笑・胸に手を当てながら)」
司会「…ああ、そうでした!」(笑)
瀬奈「お忘れかもしれないけど」(笑)
――この司会者さんがとてもおかしいので、
これ以降、あさこちゃんも平尾さんも
ずいぶんリラックスして喋っているように感じました(*^ ^*)。
司会者さんが、平尾さんに「機会がありましたらご覧になって下さい」
と言うと、平尾さんも「今日でファンになりました!」と言ってくれたし、
大劇場で今後、平尾さんをお見かけしたら嬉しいなあ(*^ ^*)。
でも司会者さんが「また(風共の)再演もあるかもしれませんし」と言った途端、
あさこちゃんが遮って、
「ちょっと待って、再演?
いやもう、あたしはしないです。もういいです(笑)」
ときっぱり言い切ったのはおかしかった(^ ^)。こりごりって感じ?
それからは一枚一枚、質問用紙を読み上げていく感じだったのだけど。
『平尾さんへ。
サッカーW杯で、試合終了後に選手たちがユニフォームを交換しますが、
あれは最初はラグビーから始まったと聞きましたが、本当ですか』
平尾「あれはそうですね、ラグビーの方が早かったんじゃないですか。
自分と同じポジションの人間と交換するっていう、習慣ですね。
日本代表のジャージも、みんな他の国の人たちと交換してしまうので、
自分のは1舞くらいしか持ってないんです(笑)。
僕たちがラグビーを始めた頃にはそれはもう当然のことだったので、
いつ始まったかは分からないですが」
ここでサッカーW杯の話に。
ちょうどブラジルVSトルコ戦の日だったんだけどね、
平尾さんがずっと観ている、というのに対し、
あさこちゃんは「あたしはあんまり興味なくて…」とまた本音トーク(笑)。
でも私でさえ花組公演中はW杯ほとんど観なかったものね(笑)。
平尾さんは「トルシエ好き派」らしく、
「日本のチームってとてもしがらみが多くて、
小泉首相のように構造改革をしようとすると
抵抗勢力が無茶苦茶多くなるんですけど、
そういう意味で外国人監督だとそういうしがらみをばっさり断ち切れるので
ものすごいよかったですね」と。…なるほど!
通訳については
「あれはかなり自分の意見入れてますよね(笑)」と言ってましたが(笑)。
それに対してラグビーは今後どのように持っていけば…という質問に対し、
「僕に聞かないで下さいよ」と苦笑しながらも平尾さん、
「Jリーグのようにプロ化という話もありますが、
実際上手くいくのか、どうなのかなと思いますね。
他の競技は上手くいってないところがほとんどですからね」
と真面目な返答でした(*^ ^*)。
そこで司会者さんがあさこちゃんに、
「瀬奈さん、宝塚のように人気を出そうと思ったら、
かっこいい選手を揃えるっていうのはどうでしょうね」と振ってみるも、
あさこちゃん「…いや、それはどうでしょうね」と眉を顰める(笑)。
それがツボに入ったらしく、平尾さんが大爆笑していて楽しかったです。
『瀬奈じゅんさん、Dr.コパの占いでなんかいいことはありましたか』
瀬奈「風水なんですけど、君らしい家に住んでるねって言われました」
あさこちゃん、あんまり多くを語らず(笑)。
注意点も特になかったらしいし。
司会者さん、平尾さんに向かって「平尾さんのお家は大丈夫ですか」と聞くと、
平尾さん、また大笑いして「大丈夫です。地震でも大丈夫でしたからね」
『平尾さんに質問、というかお願いです。
そのダンディな髪のお手入れ方法とこだわりを教えて下さい』
――実はこれ、私の書いた質問だったの(笑)。
自分の名前が読み上げられたときにはドキドキしちゃったです(*^ ^*)。
――惜しむらくは、私は「髪」ではなく…「髭」と書いたのよ(爆)。
最近「髭」という漢字が書けるようになったからと言って
知ったかしちゃいけなかったわ!(^ ^;; ちぇ〜。
平尾「何もしてないですよ。ほんまもんの髪です(笑)。
髪の毛もね、洗うのがあんまり好きでなくて、
汚いでしょう、スイマセン(^ ^;;、2日に1回くらいですね。洗うのは」
――あたしはそんな話が聞きたかったんじゃないやい!(笑)
『あさこさんは実家が大好きとのことですが、
お母様の手料理で一番好きなものはなんですか?』
瀬奈「…聞いてどうすんでしょうね(笑)。
なすのささみとチーズ挟みフライ。…だから何?って感じですね(笑)。
それが一番好きです」
司会者さんが「ご自分ではなさらないんですか?」と聞くと、
あさこちゃん「宝塚の方では一人暮らししてるんで、たまぁに作ります」
…ま、負けた(笑)。一人暮らししてるけど、全く作らないよあたし(^ ^;;。
ちなみに得意なのは「豚の生姜焼き」だそうです(*^ ^*)。
しかも平尾さんも「これが意外にやるんですよね。
冷蔵庫にあるものをばばっとやる程度ですが」とのこと。
が、頑張らなくちゃ…。
『あさこさんにご質問します。
今日平尾さんと対談してみて、平尾さんは
(1)友達にしたい人 (2)お兄さんにしたい人 (3)恋人にしたい人
(4)ご主人にしたい人 どんな方でしたか』
瀬奈「え〜」と言いながらもきっぱり「4!」(笑)
そうよねえ、分かるわ〜〜〜(*^ ^*)
瀬奈「…でも残念ながら(笑)」と
左手の指輪を見せるようなポーズを取るあさこちゃん(^ ^)。
しかし、平尾さん、結婚指輪されてなかったんです。
それを指摘された平尾さん、「今日忘れました」(笑)。
司会者さんから「わざとじゃないですか〜」と突っ込まれてましたが(*^ ^*)。
『朝起きて、本当の男性になっていたら、
まずやってみたいことはなんですか』…あさこちゃん宛の質問でした。
瀬奈「なんかのアンケートにも書いたことがあるんですけど、
ナンパしてみたいです(*^ ^*)」
あさこちゃんにならされてみたい〜(*^ ^*)、
と多くのファンが思ったでしょう(笑)。
「あたし、ナンパされたことがないんですよ。
なので、ナンパしてる人を見たこともないんで、してみたいですね(笑)」
それに対して、平尾さんはナンパしたことはないそうです(*^ ^*)。
また「女性になったら何をしてみたいですか」と問われた平尾さん、
「化粧してみたいですね」(笑)。
お顔だちがはっきりしてるから、なにげに似合いそう(*^ ^*)。
司会者さん、
「お帰りにコーセーの化粧品をお持ち下さい」と勧めてました(笑)。
『お二人は17歳の頃、どのような夢を持ち、
どのような青春を送られてましたか』
…これはある意味愚問だよね(^ ^;;。
だって平尾さんはラグビーに燃えてたし、
あさこちゃんも音楽学校でタカラジェンヌになるべく頑張ってた、
そういう、進むべき道をすでに決めていた人たちだものねえ。
でも平尾さんが「時々、年に一度くらい、その頃の気持ちを思い出すのは必要」
と言ってたのに比べ、
あさこちゃんは「そのころのことを思い出すことは、滅多にありません」と
言いきってた、対比が面白かった(*^ ^*)。
『あさこさんは最近健康法に興味があるとのことですが、
なにかオススメの健康法は見つかりましたか』
瀬奈「いえ、見つかっておりません。なのであたしも教えていただきたいです」
とのことだったので、
平尾さんに「スポーツのプロとして健康法はありますか」と
振ってみた司会者さんでしたが、
平尾さんも「健康のためにスポーツやったことはないものですから」と
困り果ててました(笑)。しかも今はまったくスポーツしてないらしい。
でも「最近は歩くことが、じいさんみたいですが(笑)、
ウォーキングがいいなあと思って、暇があったらやってます」
とのこと(*^ ^*) 。
あさこちゃんは「歩く機会はほとんどないですね〜(^ ^;;」と言ってましたが、
「でももっと激しい運動を舞台の上で、嫌って言うほどしてますからね」
…それじゃあ健康法いらないじゃないっすか、あさこサン(笑)。
『お二人に質問します。
ドラえもんの道具で一つ欲しいものはなんですか』
…やはり「四次元ポケット」というのが定番でしょう!
と、私たちは待っていたのですが(笑)。
平尾「僕はどこでもドアですか。移動が結構多かったりしますので。
すぐに行けたらいいなあ、と思います」
瀬奈「…なにがあるんですかね(^ ^;;
タケコプターとどこでもドアしか知らないんですけど」
――あさこちゃん!!! 何言ってるの!!!!!
それ、日本の子どもとして正しくない!!!!!(笑)
…ちょっと衝撃でした。
私がドラえもんに詳しすぎる(笑)、というのは置いといても、
ドラえもんを知らないなんて、
彼女がいったいどんな子供時代を過ごしてきたのか、気になってしまいます。
本当にバレエ三昧だったのかなあ。うーむー。
別に「石ころ帽子」とか「ムード盛り上げ楽団」とか言わなくていいから!
「着せ替えカメラ」とか「ころばし屋」とか必要ないから! (笑)
ああ、でもできれば「ウソ8OO」くらいは知っておいて…(爆)。
司会者さんから「一番有名なのはそのあたりですね」と言われたあさこちゃん、
「じゃあ、どこでもドアですね(笑)」
『瀬奈さんも今後そういう立場になると思いますが、
平尾さんが監督としてチームをまとめるときに一番大切なことはなんでしたか』
平尾「まとめようと思わないことですね。多分これが秘訣だと思う(笑)。
というのはなぜかというと、まとまらないんですね。
そうすると、まとまらないときにはすごいストレスが溜まったりしますんで、
自然の形でまとまっていくのがいいと思ってるくらいのほうがいいですね。
それはさっきもちょっと話した、
個性を引き出す、ということにもなってくるんですが、
初めから「この形」と思ってると、非常に無理が出てくるんです。
出てきたものが「この形」だと思ってるくらいの方が、
気が楽でいいんじゃないかと思います」
というわけで最後に二人のスケジュールを。
あさこちゃんはこれから博多座ということで。
「新生花組が生まれる公演なので、ぜひ観に来てください」
役柄は、と問われたあさこちゃん、「…えっと、わかりません、まだ(^ ^;;」
まだ言えないのね…。
司会者さんから「平尾さんは」と振られて、大笑いする平尾さん。
「僕のを言ってどないなるんですか(笑)。
…ちょっとラグビーやるのもいいかなあ、って思ってます。
そんじゃ、やります、はい(笑)」
…また、現役に戻ってくれるってこと? それはないか(笑)。
最後は質問状を出した人の中からプレゼント抽選会。
コーセーの化粧品の他、
平尾さんの直筆(しかも宛名つき)サイン色紙、
あさこちゃんのサイン色紙とサイン入りパーソナルブック。
――あたし的には平尾さんの色紙、欲しかったなあ(*^ ^*)。
(あさこちゃんのPBは持ってるし(笑))
そうして二人は「ありがとうございました!」と深々とお辞儀をして、
あっさり去っていきました。
――めっちゃ長くなった(^ ^;;。疲れました〜。何日がかり?(笑)
でも、本当に楽しかったし、勉強になることもいっぱいあったし、
二人のことが、より好きになりました(*^ ^*)。
そういうのをできるだけ忠実に、
ここを読んで下さるみんなにお伝えしたかったの。
皆さんに楽しんでいただけると、とても幸せです(*^ ^*)。
fin
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