2002年10月14日 11:00開演/15:00開演
10月15日 13:00開演

花組『エリザベート』(2)
於 宝塚大劇場

    
そんなわけで、つづきです。

ACT.2

第1場A キッチュ

一度でいいからあさこちゃんに写真を撮ってもらいたい〜、
と思ってたワタクシですが(笑)、
お茶会で聞いたところによると、
あのシーンはライトが眩しくて、実は客席は見えないんだそうな。残念。
でも15日の公演では、
額に手をかざして客席を探すあさこルキーニが見られました(*^ ^*)。
「…あーっ、チャーリーガールがいるぜ〜〜〜っ!」
そう、なんとタモさん(愛華みれ)がご観劇だったのです☆
かなり明るい茶髪のストレートボブスタイルのタモさん、
2列センターでご観劇でした(*^ ^*)。
フィナーレの幕がほぼ閉まりかけのときに、
手を高くあげて拍手していたのが愛らしかったわ。変わらないね。

第1場B 戴冠式

宙組の時と今回では本当に私の視点が違うので(笑)、
今まで知らなかったことも多数ございます。

たとえばこのシーン、
エリザベートに戴冠する瞬間をカメラに収めようとしているルキーニとか、
さらに戴冠している大司教がトートだと知って、
彼をも激写しようとしたのに民衆に阻まれて「どけ!」と言ってるルキーニとか、
今まではまったく存じませんでした(^ ^;;。

第1場C 私が踊る時

この公演から(正確には去年のドイツ公演かららしい)加わった、
トートとエリザベートの銀橋デュエット。
とても素敵な曲なので、少しも早く覚えたいのですが(*^ ^*)、
やっぱり気になるのはトートの歌詞、
「♪お前には俺が必要なんだ」
…だから、その自信はどこから来るのですか(笑)。

第2場 ラビリンス

少年ルドルフ(望月理世)とトートのシーンですね。
男役さんにしてはとても可愛らしかったのですが(*^ ^*)、
私の中ではやっぱりグンちゃん(月影瞳)に叶うものはないってかんじです。
でもオサトートが、やっぱり最初はあんまり興味なさそうだったのに、
「♪猫を殺した〜」のあたりから少しずつ変わっていくのが素敵。

第3場 ゾフィーのサロン

はっぱさん(真丘奈央)のラウシャー大司教のラストの台詞、
「お・ま・か・せ・あ・れ(ハート)」が、けっこう好き(*^ ^*)。
いろんなシーンで使えそう(笑)。
ゾフィーは相変わらず怖いです。

第4場 食堂

マデレーネ(舞城のどか)が、愛らしくも色気があって素晴らしいの!
このままダンサーとしてだけ使われるのはもったいないわ〜〜〜。
お歌を聴いたことがないのですが、どうなの?
このときはマデレーネに目が釘付けになってしまうので、
実はいつルキーニがカメラを構えているのか知らないのよ〜(^ ^;;

でも、マデレーネがバスタブから出るとき、
ルキーニが泡を寄せて、出るお手伝いをしてるのは初めて知りました(笑)。

それからラストで
マダム・ヴォルフ(幸美杏奈)がルキーニにキスをするのですが、
今までは頬にしていたのが、
身長差の関係なのか、首筋にしていたのがなんだか気になる…(笑)。

第5場 運動の間

幕前からリヒテンシュタイン公爵夫人(絵莉千晶)が
部屋の中にいるエリザベートに呼びかけるときの
エリザベートの返事がとても低くて、
ちょっとゾフィを思い出させます。
その後の、ドクトルゼーブルガーとのやりとりも。
みどりちゃん、娘役なのに(笑)。

第6場  安らぎのない年月

ここも、ルキーニがエリザベートの激写について、
一回目は成功してたけど二回目は失敗して「チッ!」とやってたのとか、
まったく知りませんでした(^ ^;;。深いよ、エリザ…。

どうしてもツボに入るのは、
「♪皇后様は ひとときも 休まず 歩き続けられる」
と侍女達が上手花道で歌ってるときの、子ルドの動き!
足を揃えて、上手から下手へ二拍ずつずっていくのですが、
姿勢が良くて妙に可愛らしいの(*^ ^*)。

第7場 病院

ヴィンディッシュ嬢(遠野あすか)、上手かったです。
今までの陵あきのちゃんとは違う演じ方をしてたけれど、
これもありだなって思う。
特に「♪この人嘘をついてる!」と叫びつつ
エリザベートの肩を扇で打つところとか、泣けた。
でもやっぱりお姫様ではないよね…。

15日の公演でエリザベートが
「♪ああ あなたの〜魂は自由だわ」と歌うべきところを
「♪ああ わたしの〜」と歌ってしまい、
ど、どうするんだろう? 歌詞変えるのかしら? と思ったのですが、
そのまま何もなかったかのように「魂は自由だわ」と続けてました(^ ^;;
タモさんが来てたからちょっと緊張しちゃったかな?

第8場 ラビリンス

『月の燈影』よりこのかた、クールビューティーとして
私の中で株急上昇中のゆみこちゃん(*^ ^*)。
このルドルフもとても素敵なクールビューティーでした。
「闇が広がる」も本当に聞き応えのある二重唱です。

私の中で特にお気に入りは、
銀橋のセンターでトートからキスをされそうになり、
「ああ…っ!」と逃れるシーン。
今までのルドルフって、声を出してなかった気がするのですが(*^ ^*)。

第9場 独立運動

あさこルキーニが「おいオヤジ!」と呼ばれるのに違和感を感じつつ(笑)、
蘭とむエルマーが「♪救世主になれる!」とゆみこルドルフの手を取るのに
思わず心の中で「さっちゃん!」(『月の燈影』)と叫び(笑)、
でも蘭とむエルマー、顔は充分オジサマ(爆)なのに
声が高くて若いのでびっくりし、
ハンガリー国王の戴冠式では黒天使の動きに魅入り、
とまあ、けっこう忙しい独立運動(笑)。
でもやっぱり独立運動に失敗して意気消沈しているルドルフが
声を上げて泣いている姿に、ちょっとときめいてみたりして(*^ ^*)。

第10場 控えの間

ルドルフが自分より背の低い母・エリザベートの
帽子のヴェールをあげる仕種がなんともかわいこちゃんで、私のツボ(*^ ^*)
…って書いても、なかなか分かってもらえなそう(^ ^;;

第11場 鏡の間

死の舞踏ですね。
やっぱり「ルドルフ、なぜ上着を脱ぐ?」の謎は解けませんが(笑)、
とても素敵なシーンです。
どうしても黒天使のさお太さん(高翔みず希)に目がいく…。

そして、最後の死の接吻。
14日の1回目公演の時にトート閣下ってば、
キスする直前に客席を向いてニヤリと笑ったんですよ〜〜〜〜〜(*T-T*)
な、なんて挑発的!!
思わず肩を震わせてしまいました(まちがい)。
その他の時にはさすばにニヤリはなかったけど、
口元が少しあいていて…なんだか官能的なのです。

第12場 葬儀

ここは宙組の頃から私にとって涙ポイントの一つだったのですが、
エリザベートが棺を撫でる仕種が
どこかで読んだ
「一晩中、棺のある部屋からはシシィのすすり泣く声が聞こえていた」
という史実を思い出させ、より泣かせますね。

でも、
「♪死な〜せて〜〜〜!!」とトートにすがりつくエリザベートの
慟哭はあまりにもものすごくて、
一瞬みどりちゃんのものだとは思えませんでした(^ ^;;
まあ、それだけ本物の慟哭だと言うことで。

そして、このエリザベートを「死は逃げ場ではない!」と拒み、
銀橋に出てくるオサトート…。
上手花道の壁に手を付く瞬間から、もう涙が止まらなくなります。
本当に、オサトートがエリザを想う気持ちが伝わってくるの。
切ないです。

第13場A ウィーンの街角

マグカップを売るルキーニ。
なにげにこのお衣装のあさこルキーニ、好きなんです(笑)。

第13場B レマン湖畔

「夜のボート」も、本当にいい曲だよね〜。
宙組の時と違って「♪近づくけれども」のところで
すでにすれ違ってます。わざとなんだろうけど。
でもほんとうに素晴らしいデュエットです(*T-T*)。

第14場 霊廟

トート閣下と皇帝陛下の最終答弁。
今までだったらフランツが「♪エリーザベーーーート!」と歌った後、
トートがオクターブ下で「♪エリーザベーーーート!」と歌っていたのですが、
なくなっていたのは低すぎて聞こえないから?
それとも…ゴニョゴニョ…
(オサちゃんがナイフを取り出すのに時間がかかるから…?(爆))

そんな(?)トート閣下からナイフを渡されたルキーニが
狂ったように笑った後、
ナイフをジャケットの内ポケットにしまう仕種が
いかにも挙動不審でイイ感じ(*^ ^*)。

第15場 エピローグ

今までしょっちゅう、
私だったら一番最初にトート閣下が現れたときにそのまま
「♪つ〜れて〜い〜って〜」って歌っちゃうから
その後2時間30分フィナーレだわ、とか、
私だったらフランツが「♪あけてく〜れ〜」と言われて開けちゃうから
それから1時間30分フィナーレだわ、とか、
そんな会話をいろんな方と繰り広げたのですが(笑)、
この公演は…私がエリザベートだったら、
このシーンまで死ねません(笑)。
ルキーニに殺されなくちゃ!(爆)

ちょっと気づいたこと。
この作品の中でルキーニが何度か「グランド・アモーレ!」と言うのですが、
あさこルキーニは、毎回言い方が違うのね。
どんどん激しく、狂気のある言い方になってきているの。
お芝居のクライマックスに向かってテンションを変えてるのかな、とね、
あさこファンとしては思いました(*^ ^*)。

そして昇天するトートとエリザベート。
やっぱり黒天使の張りつけはいらないと思うんですよ(笑)。
このほうが美しいもの!! うっとりです。
二人で「♪あなーたのー(お前の)愛〜〜〜!」と歌った後、
オサちゃんがみどりちゃんの手首にキスをするのがとても素敵(*T-T*)。

第16場A フィナーレ

樹里ちゃんの銀橋ソロ「愛と死の輪舞」。
これがないとエリザが終わった感じしないよね(笑)。
樹里ちゃんらしい笑顔が、嬉しいです。

第16場B フィナーレ

「キッチュ」によるロケット。
みわっち(愛音羽麗)がいるのがびっくり!
まだこっちなんだ。
しかも別にセンターなわけじゃないの。
でもやっぱり目立ってたわ(*^ ^*)。

第16場C フィナーレ

トートと娘役達の大階段でのダンス。
曲は「私が踊る時」のボレロバージョン。
オサちゃんが大階段を下りきってくるくる回りながら前に出てくるとき、
なんだか拍手をしたくなるんだけど…私だけ?

第16場D フィナーレ

「闇が広がる」での男役のダンス。
噂のオサアサデュエット(*T-T*)。
えんじ色の燕尾。
なんかね、二人の醸し出す雰囲気がずいぶんと大人っぽくなって、
「…マミリカ? マミリカ狙ってる?」と思ってしまいました。
樹里ちゃんには申し訳ないけど、超シアワセ(*T-T*)。
ていうか、当分あさこちゃんの組替えはないだろうな〜、と安心したというか。
オサアサで売っていこうという現れだろうな〜、と思ったのです。

三回とも結局あさこちゃんばっかりオペラで追ってしまっていたので、
樹里ちゃんがいつ出てくるのかとか、
おさちゃんがいつ捌けるのかとか、
知らないことがいっぱいあります(笑)。

でもあさこちゃん、本当に素敵なの(そればっかり(笑))。
いつもの、噛みしめるような表情も健在(*T-T*)。
ウィンクこそないものの(あ、気がついたら一度もしてなくない?)、
いろんな方向に自在に視線をやり、
その方向にいる人のハートを掴んでしまうのですよ〜〜〜(*T-T*)。
たすけて〜〜〜〜。

第16場E フィナーレ

オサみどりのデュエットダンス「最後のダンス」。
…まさしく、みどりちゃんの
「♪最後のダンスは俺のもの」でしたね、オサちゃん(*T-T*)。
とても色気のある優美なダンスなのですが、
大階段を降りきった後、
0番に立って右手でみどりちゃんを抱きかかえたオサちゃん、
なななんと、正面を向いたまま左目で特大ウィンク!!!
オペラグラスを使わなくても分かるくらいのウィンクで、
思わず動揺して肩を震わせてしまいました(また間違い)。
素敵でしたわ〜〜〜。
聞くところによると、14日から始まったものらしい!
このあと観に行く皆様、とくとご覧あれ!!

第17場F パレード

15日には修学旅行生(?)がいたのですが
(作品が良かったからか、みんな静かに見ていて好感が持てた)、
オサちゃんが大きな羽根を背負って出てきたときに
「わ〜、すご〜い(*^ ^*)」という歓声が聞こえました(*^ ^*)。
…私にもそんな時代があったなあ(笑)。

なんだかまだ書き足りない気分も致しますが(笑)、
読む方も疲れてしまうと思うので、この辺で(*^ ^*)。
ご静聴(?)ありがとうございました☆

つぎに観に行くのは一ヶ月後。
それまでこの思い出を胸に、お仕事頑張ろう…!
(他の観劇とかもあるけどね(笑))

fin