しみじみ、コンビってこういうものだよね、と思いました…(笑)。
『マノン』のときあさこちゃん(瀬奈じゅん)と組んだ
かなみちゃん(彩乃かなみ)もとても可愛くて、
いいじゃんいいじゃんこのコンビ(*^ ^*)
(ただしもそっと痩せようね、一緒にがんばろ!)と思ってたのですが(笑)、
ま、負けた…。お似合いでした。
だって、水くん(水夏希)のお顔の大きさも気にならないし(^ ^;;、
かなみちゃん、もしかして少し痩せた? ぜんぜん気にならなかった。
とても可愛らしいカップルでございました。
お話はまさしく『フィガロの結婚』と『セビリアの理髪師』を足して2で割り、
タカラヅカパロディーを添えてみました、ってな感じ。
オープニングからフィガロの序曲がかかり(そうだよね?)、
アリアを歌ったりもして(和音美桜ちゃんだと思われる。とても上手かった!)、
モーツァルトな気分も出しつつ、
そこかしこに出てくるギャグは、言葉遊び・駄洒落の他に、
タカラヅカのパロディー…。
『ベルばら』の名言 「少しも早く」(笑)とか「しずかになさい」とか、
「わたくしはボリビアの女王…」とか、
水くんが「市民諸君!」とオスカルばりに周りの人々に演説始めたりとか、
『ロミオとジュリエット』を以前演じた二人だと言うことを鑑みて(?)、
かなみちゃんが「ああフィガロ、あなたはどうしてフィガロなの」とか(笑)。
私が今思い出せるのはこれくらいだけど、
昔から見てる方にはもっと面白い部分があったんじゃないかしらね。
とりあえず騒がしい(とくに1幕)お話ではありましたが、
それなりに楽しめました(*^ ^*)
キャストの感想。
水くん。
まず開演アナウンスの声の高さにびっくりした(笑)。
まあ、こんな高い声出るのねって(笑)。
オスカルの時にも同じ驚きを持ったことを思い出したけど、
でもアナウンスが始まったらいろんなところでどよめきが起こってたから、
びっくりしたのは私だけじゃないらしいわ。
そして、動きの癖が妙にツボに入ってしまった。
とくにコメディのときの手の動きがちょっと宮尾すすむっぽかったり(笑)、
なんか腰が落ちているから私の腰まで痛くなったり(^ ^;;。
あと、私が見た回で、たぶん台詞を忘れちゃったんだと思うんだ(笑)。
女装して伯爵(箙かおる)と話しているところで突然
「次は何だったかしら?」と言ったあと、ちょっと歩き回り、
「ああ、そうそう…」と続けていたの。
私は初見だったから
台本だと言われたら信じちゃうくらいの自然な流れだったけど、
やっぱりないよね、そんな台詞、きっと(笑)。
かなみちゃん。
さっきも書いたけど、ちょっと痩せたかも(*^ ^*)
私も頑張らなくちゃ(笑)。
…というのはおいといて、さすがだな、といろんなところで思ったです。
ほんと、私はかなみちゃんに対してはとても尊敬の念を抱いているの。
だって「ロドリゴ怖いわ…お金がないの!」を真顔で言うんだよ?(笑)
私が家で一人芝居で遊んでいても、どうしても顔が笑っちゃうの。
スゴイです。ほんとに。
今回だって「ああフィガロ、あなたはどうしてフィガロなの?」を
もちろん笑わずに、しかもちょっと大根演技で言うかなみちゃんに乾杯!
あそこは芝居がかってウソっぽく言うからいいんだよな〜、
さすがだよな〜、かなみちゃん、と思いました(*^ ^*)。
まやちゃん(久遠麻耶)。
今まで麻耶ちゃんって女の子っぽさが抜けない感じがして、
うーん、と思ってたのですが、
今回、すごくよかった。コメディがうまいのね(*^ ^*)。
表情の崩し方とかが、もともと可愛い顔をしてるし、
愛嬌があってとてもとても面白かった。
あんなへなちょこな役ができるなんて(*^ ^*)
何より今回大活躍だったのが、箙かおるさん。
エルドラドの衣装まで着たり、
女好きな伯爵をコミカルに演じて大活躍(*^ ^*)。
それでもって決して下品にはならないからさすがなんだよね。
あと強く思ったのが、
宙組にもたくさん若手娘役っているじゃないか、ということ(^ ^;;。
今まで場が与えられてない人が多いから、
まだ押し出しが弱いようにも感じたけど
(だからこそ、かなみちゃんの表情の豊かさに惹きつけられた、とも言える)、
でも美風舞良ちゃんとか、
私の好きな梶花空未ちゃんやめないで〜とか、
私の好きな芽映はるかちゃんとかが役をもらっていて、
とても嬉しかったです。
本公演でもみんなの活躍が見たいなあ…。
このあとの宙組本公演、本当に楽しみになってきました(*^ ^*)
fin
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