ラグビー トップリーグ第10節
2004年1月11日 12時キックオフ
東芝府中ブレイブルーパス 35-24 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
サントリーサンゴリアス 28-7 三洋電機ワイルドナイツ
於 秩父宮ラグビー場
東芝府中
PG
DG

小計

前半
1
1
0
0
7
後半
4
4
0
0
28
神戸製鋼
PG
DG

小計

前半
1
0
0
0
5
後半
3
2
0
0
19
サントリー
PG
DG

小計

前半
3
3
0
0
21
後半
1
1
0
0
7
三洋電機
PG
DG

小計

前半
0
0
0
0
0
後半
1
1
0
0
7

 
我らがトップ様光臨。
――斉藤祐也くん(神戸製鋼)が帰ってきました☆

第一試合、神戸製鋼vs東芝府中。
今シーズンの初日にはベンチにも入っていなかったので、
赤いジャージ姿、私にとってはお披露目です。
こっちが見慣れないためか何となく違和感もありましたが(^ ^;;、
でもその働きはさすがでした(*T-T*)。
やっぱりカッコいいよなあ。
あんな風に片手で楕円のボールを掴んで自由自在に操って、
ガンガン突っ込んでいく姿に思わずため息。
後半30分すぎに足が吊って「斉藤〜! 運動不足だ〜!」と
野次られたりしていたときには、
思わずちょっと体操しただけで筋を痛めた自分のさらなる運動不足を思い、
妙な親近感さえ湧いてました(笑)。
がんばれがんばれ。

祐也くんにあんまり黄色い声援は飛んでいなかったけど、
やはりラグビー界一黄色い声援を背負う男・大畑大介(笑)。
私たちの3列前の女性二人づれがどうやら彼のファンらしく、
最初マークがきつくて全然走れなかった頃は分からなかったけど、
後半になって彼が左ウイングを怒濤のように走り始めた瞬間
「キャーーーーーーーーーーッ!!!」
うーん、分かりやすい(笑)。

さらにびっくりしたのが、東芝府中・バツベイへの黄色い声援☆
途中から出てきた彼にボールが渡った瞬間、
通路を挟んで斜め2列くらい前のほうから
「キャーーーッ! バツベイーーーッ!!」
…バツベイにも黄色い声援が飛ぶようになったのね(感涙)。
やはりトップリーグの意義はここに(爆)。

試合そのものも、ものすごく盛り上がった!
神戸製鋼が勝つとみんな思ってたものね。
なのに。
東芝府中の粘りがすごかった。
いくら攻め立てられてもぎりぎりのところで逃れて逆に攻め込み、
陣地を行ったり来たりの前半30分間。
34分にようやく祐也くんが初トライをあげました。
でも38分に東芝も追いつき、しかもゴールも決めて逆転して前半終了!

後半も追いつ追われつ。
大畑くんのトライもあってファンサービスも行いつつ(?)、
後半37分、東芝府中が再逆転!
でもその2点差を「守る」ことは考えていなかった東芝府中、
なんとロスタイムに入った42分に森大輔くんのトライ!!
(そういえばいつだったかのラインアウトの時、
「ダイスケ、大畑をみろ!」っていう声が聞こえて一瞬
どういう意味? と思ってたけど、
きっと森くんに向かって言っていたのね(*^ ^*))
ひたすら攻め続け、突き放しました!
いやあ、いい試合だった!!

それに比べたら第二試合の三洋vsサントリーのほうが
盛り上がらない展開だったかも(^ ^;;。

私の場合、
瓜生くん(サントリー)がベンチにさえ入っていなかったことが
テンションを下げた大きな要因なんですが。
やっぱり「元代表選手」だからなんでしょうか(爆)。
それとも、怪我しちゃってる?

試合そのものも思ったより三洋が粘ったとはいえ、
サントリーのDFの壁は厚くうち崩すことができなかったし、
うーん。
唯一のトライだって、
その前のタニちゃん…もとい栗原くん(サントリー)の
ノールックパス(ていうか、
囲まれて慌ててボールを投げちゃった感じ(^ ^;;)から
敵ボールになって…というのが原因だったしねえ。

でも私たち的には、
後半20分をすぎて、栗原くんや(山下)大悟(サントリー)、
そして今日初めて知った! 三洋に来ていた角濱くん!
彼らが出てきてからは楽しかったです☆
やはり大学時代から見てきている彼らの姿に会えるのは嬉しいものね。
角濱くん、大学時代は「情熱くん」と私たちに呼ばれていた彼ですが、
もうちょっと大人になってしまったかな?
でも190cmののっぽさんで、
ボールを持つととても目立っていて素敵でした。
あ、一応タニちゃんの活躍もご報告を☆
いつだったか三洋のどなたか(…ゴメンナサイ)が右サイドを
かなりな勢いで一人抜けていっちゃったときに、
後ろから駆けていった栗原くん、
ゴールまであと15mというところで相手の襟首をむんずと捕まえ、
そのボールを必死で止めたのです!
ああいうところがやっぱりスゴイね。

ラストもいい終わり方でした。
試合的にはどう見積もってもサントリーの勝ちだったけど、
両者とも試合を終わらせようとしないの。
ロスタイムに入って、
ボールが自分たちのものになっても絶対蹴ったりするようなことはなく、
ひたすらつないで前に持っていく。
サントリーだってタッチに出せばそれで終わりなのにそうしない。
さらにレフェリーさんさえ、
もしかしたら昨日の早稲田vs同志社戦のことが頭にあるのか、
42分を過ぎていても終わらせない。
そういう、試合に対する執着というか愛着というか、
それが見ていて心和みました(って、間違ってる?)。
まあ、終わりよければすべて良し。

さて。
トップリーグの面白さというのは、グラウンド上だけではありません。
今回も入り口のところでグッズ売り場があったり、
カンガルーのぬいぐるみをもらったり、
野武士と一緒に写真が撮れたり(笑)、
ほんとうに楽しいことが盛りだくさん。
これで自由席だと1,500円ですもの。
舞台よりも安いし、映画よりも安い☆
皆さん、行かない法はないよ(^ ^)。

fin