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道場生紹介

2011年10月29日

#002 奥山朝陽(6年生)

奥町道場の練習生の中では、すっかり古株となり、上級生となり、他の練習生の模範となった奥山朝陽。 筆者とも既に長い付き合い(?)となりましたが、いまだに私が思い出すのは、2006年の関東大会で初めて朝陽に会った時のこと。 まだ1年生だった朝陽が試合前に黙々とアップをしている姿でした。
朝陽が空手を始めたのは、小学1年生の時。男の子は誰でもそうであるように、「戦いごっこ」が好きだった朝陽。 幼稚園の園庭でいつも友達とそんな遊びをしていたということです。 お母さんが近くで空手の教室があることを知り、勧めてみると、最初は「まだいい」と尻込みをしていたそう。 「1年生になったらやる。」そして、1年生になって、奥町道場の門を叩いたということです。
朝陽は、瀬田空手クラブに属しており、家は世田谷にあります。 火曜日と木曜日の練習を瀬田で行い、週末になるとお父さんと一緒に毎週青葉空手クラブまで練習に来ていたのは、小学3年生くらいの頃だったでしょうか? 気付くとお父さんの付き添いなしに、一人で電車に乗って青葉までやって来るようになっていました。
空手で一番楽しいのは、「組手の試合で勝った時」。試合は形の方がプレッシャーがかかる。でも、組手の方が、(評価されるのを待つだけの形と違って)「自分で勝った気がする。」といいます。
朝陽は、奥町先生を尊敬しているといいます。理由は「強いから。」いつも多くを語らず、端的な言葉しか出ませんが、お母さんによると、朝陽が自分から、学校やその他の先生を「尊敬する」ということはそれほどないそうです。

2010年相和大会
お母さんの奥山美香さんは言います。「奥町先生は、朝陽の性格にとても合った先生だと思います。朝陽は引っ込み思案で、人見知りが激しいので、ああいう静かに浸透させるような教え方が合っていると思うのです。 たまに、もう少し厳しくてもいいでしょうと思いますが(笑)。」「でも、試合では子供たちがちゃんと賞状をとって帰ってきます。静かですが、本質的な厳しさがあるのだと思います。」

2010年昇段試験
朝陽は、奥町道場でも数少ない有段者ですが、昇段試験の受験のお許しは簡単には出ません。 上級生になって、学校が終わる時間が遅くなったり、勉強の時間が増えたりしながらも、朝陽は空手の練習時間を見つけて、取り組んできました。 来年5月には弐段を受験予定。目下の目標は、「二段を取ること」。勉強との両立もなかなか簡単ではありません。

お母さんの美香さんは、瀬田ママ空手クラブで練習中。親子ともども長く続けて行って欲しいものです。

奥山朝陽段位:初段
戦績(3位以上)
2007年和道会神奈川県大会1・2年生男子組手の部準優勝
2009年和道会神奈川県大会3・4年男子形の部3位
2010年相和大会3・4年男女組手の部準優勝
2010年狛江市大会5・6年男子組手の部3位
2011年世田谷区大会6年男子組手の部3位
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