2008年5月31日
全日本空手道連盟和道会が国際障害者武道協会より依頼を受け、
5月16日〜18日のトレーニングキャンプに、奥町道場師範、奥町弘二がスウェーデン・ルーレオ市における指導に派遣されました。
今回のトレーニングキャンプは、自身も生まれながらに足の障害を持つポンタス・ヨハンソン先生の主催。
和道流空手のみならず、合気道、剣道、薙刀などもこなす武道家です。
以下は、奥町弘二からのトレーニングキャンプのレポートです。
飛行機の乗り継ぎと所要時間成田〜コペンハーゲン : 11時間
コペンハーゲン〜ストックホルム : 1時間10分
ストックホルム〜ルーレオ :1 時間15分
写真は、ルーレオ・カラックス空港
空港のあるルーレオ市からボーデン市のポンタス(今回のトレーニングキャンプの主催者)の自宅まで車で約1時間。
畑や牧場がつづく田舎だ。ポンタスは生まれつき足が不自由で、車は彼仕様で、手だけで運転できるようになっている赤のワーゲンを使っている。
自立歩行はできるが非常にゆっくりなので長い移動には車椅子を使っている。体が大きく上半身は水泳をやっていたこともありかなりでかい、だがちょっとメタボっている。
口数は少ないが陽気な男だ。家は平均的な広さの平屋建て、かなり広いリビングダイニングのほかに4部屋、サウナとガレージ、お父さんが建てたとのこと、ひとり住まいである。
翌日、晴れていたのが朝飯の途中から雪が降り出し吹雪いてきた。その後天気が回復し、市街地を少し見た後、市営のプールで泳いだ。
もちろん温水でジャグジーやサウナ、プールも大小いくつかあり滑り台などもあり子どもも楽しめる、コンパクトでとてもいい造りだ。
ここで昼飯を食べた。普通の定食といった感じでステーキとじゃがいも、温野菜サラダ、ステーキのソースは甘いクリームのようなものだが味は悪くない。
滞在中の食事ではこのときのものが一番ましだった。ポンタスは自分では料理らしきことはほとんどしない。台所は普通の高さなので長時間立っているのもつらいし、車椅子だと自分が低すぎてうまくできないのである。
聞かなかったが、もともと料理するのが嫌いなのかもしれない。なので、彼の普段の食事はインスタントラーメンや買って来たハンバーグを焼いて食べるなど、野菜はほとんどない。
メタボるはずである。改善策はやはり奥さんを見つけるのがいちばんいいと思うが。つづきはこちら
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