PIC製作集
緊急警報放送(EWS)受信機

装置(プロトタイプ)の外観。家にころがっていたAMラジオ
(高校のとき買ったナショナルRF1018)に外付けする形。
電池は停電時バックアップ用でふだんはACアダプタから電源を供給する。常時受信機を働かせる必要からこのようにした。
緊急警報放送の起動信号を受信するとPICが判定し、右の黒いリレーを作動させてラジオのスピーカをONにする。
緑のLEDはNHKで毎月1日正午前に放送される試験信号をうまく受信できると点滅する。赤のLEDは「本物」の信号受信中、黄色は警報があったことを示す。チューニングや音量調整のためスピーカを強制的にONするスイッチもついている。

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ゆくゆくは、左のような安いラジカセに組み込んでしまうつもり。
(単体のAC電源式ラジオよりもラジカセのほうが安いのです。)
某ホームセンタで2680円で買いました。もっと安い店がある
かも。


回路図およびPICのプログラムについてはこちらのサイト
ご覧ください。

緊急警報放送に関してはこちらのサイトが非常に詳しいです。
補 足
で、結局組み込んだのは前述の安いラジカセではなく、写真のステレオCDラジカセ、Panasonic RX−DS15。
10数年前に流行したデザインだが大きすぎて使いにくく、長らく物置に眠っていたもの。CD、カセットともちゃんと作動するがレーザーの出力が弱くなったせいかCD-Rの再生ができない。
このラジカセは、ロッドアンテナを折ってしまってからFM放送が聞こえず、使う機会がなくなっていたが、元々FM電波が弱い地区なので、外部アンテナ(CATVに接続)専用にして背面にF型コネクタを取り付けた。おかげでノイズのない良い音でFMが聞けるようになった。 組み込むに際し、1/8W抵抗で基板をさらに小さく作りなおした。リレーとLEDの論理を逆にせざるを得なくなったので4069UBで反転させ、余ったNOT素子を前段アンプとコンパレータに用いた。

 
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小型化した基板はカセットテープ、メカ部の左に取り付けた。基板の固定には安直にホットボンドを用いた。
スピーカ制御リレーは本体メイン基板のほうに貼り付けてある。

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外見上は、左手の電源/ソース切り替えスイッチの奥にトグルSWが増えたことくらいでほとんど変化はない。
トグルSWを右に倒すとラジオは受信したままスピーカが切れ緊急警報待機になる。
NHKで毎月1日正午前の「試験信号」を受信すると、電源ランプ下に追加したLEDがで点滅する。本物の緊急警報放送の場合にはの点滅となる。ちょっと見にくい。