第57回富士登山マラソン
日
2004/7/23 7:30スタート---山頂12:00終了
ルート
富士吉田市役所 ⇒ 浅間神社 ⇒ 中の茶屋 ⇒ 馬返し ⇒ 佐藤小屋(5合目)⇒ 吉田口登山道より山頂
登録者
2626人
初挑戦だったが結果として4時間を切れるタイムでゴールできたことはとても嬉しかった。それにしても馬返しまでの走りは究極に辛く、まさに核心であった。
スタート時には15列目くらいだったが、道幅が狭く5分くらいごたごたした後にやっと抜け出せたという状況(既に500位くらい)。もうそのころには先がわからないほど先頭は行ってしまっていた・・。体調も良く、最初は順調に抜かしまくりながら緩やかな坂道を走っていったが、浅間神社を過ぎたあたりから徐々に腹が痛くなりだした。朝飯を食いすぎたのが原因か、あるいは脱水になるまいと事前に水を飲みすぎたのが原因か、いずれにせよ痛くてたまらなかった。それに加えて始めに飛ばしすぎたつけも回ってきて、徐々にスピードがダウンし抜かされていった。
まず1回目の給水所は中の茶屋で、塩とレモンと水とポカリとあるものすべてを口に含んだ。大汗をかいていたのでとにかく喉が渇いてしかたがなかった。十分な給水をとった後、今度は”走る”という行為をするのにぎりぎりな坂道が現れ、もうため息なのか呼吸なのかわからない状態でひたすら足を前に出すのみに。女性のランナーに抜かれたり、負けまいとまた抜き返したり、また別の人についていってみたり、もう”苦しい”としか言いようがない。このレースでここが一番厳しかったのは言うまでもない。
景色がまったく変わらないくねくね道を走っていくとそのうちに”馬返し”に到着する。ここではICチップの計測と2回目の給水を行い、バナナとポカリ、塩を口にする。目標の1時間2分を切れているので少し満足しながらあとは佐藤小屋まで早歩きで距離を稼ぐ。馬返しから上部では走るというよりも大股での早歩きがほとんどで、走っている人と同様なスピードが出せるから若干は楽である。(しかしこれがあとあと足を攣り、痙攣を起こす原因ともなってしまった。)
5合目の佐藤小屋までは道幅も狭いので流れに沿って早歩きをするのに終始する。ここではいくらか体は休まったが、やはり足の疲労と乳酸のたまり具合が気になりだしてくる。
佐藤小屋で給水とICの計測を行い、ここからは知っている道が続くことに。しかし、なかなか思うように足が出ない。足が重い。そして足がつった。さらに痙攣を起こしながら、だましだましゆっくりと登る。普通の登山客と一緒くらいのペースのときもあった。呼吸、体は余裕があるのに足だけがやばい。悲しいが耐えながら1時間、徐々に足の疲労が解けてくる。8合目の関門では給水がなく、なんとポカリを購入してしまう。しかし飲みきれずに結局500mlのペットボトルを手に持ったままゴールすることに。8合目から9合目は足の調子もよく、高度順応もばっちりだったためたくさん抜くことができた。 順位やタイムよりもやりきったという感動がなによりです。
場所(通過点)
距離
標高差
目標タイム
実測タイム
順位
市役所
0
0
0
0
-
馬返し
11Km
670m
1:02:00
59:55
?
5合目(佐藤小屋)
15Km
1480m
2:00:00
1:50:26
?
八合目
19Km
2630m
3:30:00
3:14:19
?
山頂(ゴール)
21Km
3000m
4:00:00
3:41:13
177位