オルトアール マグナ・スペクトラTCGのラウンジより
50 2004/10/02
08:27:21 JJJ マグナ考察:先攻ゲー?
大半の方が口を揃えてる”先攻超有利ゲー”との評価についてですが、お試しパックで対戦するぶんに関しては間違いなくその通りだと思います。 まずはマグナの基本ルールからして、戦闘単位で見た場合については「攻撃《が断然先攻有利なシステムとなっています。モンコレでの攻撃は、未行動ユニットは強制参加で一斉攻撃のみですが、マグナの攻撃は、参加ユニットをその都度選んで「遊撃《と「突撃《とを使い分けて可能な限り何回でも行えます。さらに、必ずしも攻撃に参加させずともよいので、たとえば青龍の剣姫などの行動完了型[対抗:攻撃限定]特殊能力持ちユニットを温存しておいて、相手後攻普通タイミングで使用するということも可能となっています。 そのうえに、お試しパックの収録カードは、<アタック>アビリティは充実しているのに対し、<ブロック>アビリティについては、 兵力カード 「Ψ風花のネージュ《×1 戦術カード 「ブラウニーとの契約《×2 「ディスペル《×3 「リザレクション《×3 の4種だけでいずれもチェーン上可。相手ユニットにダメージを与えたり殲滅するタイプのものが一枚もなく、<ブロック>能力持ち兵力はたった1枚のみ、手札からのブロック宣言もフル積みでもゲームを通じて最大8回しかできません(2パック以上使えば最大12枚までは投入可)。 また、このうち3種が必用拠点:青のカードなので、赤緑デックだとブロックは「ブラウニーとの契約《のみと極端なことになっています。 アタック側が、可能なアタック宣言をほぼすべて行えるのに対し、いわゆる対抗が一度しかできないため、突撃されたときに「リザレクション《が手札に2枚あっても1枚しか使用できないといったようにブロック側にとっては厳しめだったりしますが、一方で、ブロック宣言に対してアタック側は対抗上可なのでブロック宣言は使用すれば確実に効果を発揮します。これは補って余りある強力なメリットです。たとえば、遊撃か突撃を仕掛けられたナインテイルがブロック宣言で使用するドラコ・ジェノサイドなんてのは確定で通るわけですから。製品版ではアタック系を凌駕するほど優秀で強力なブロック系カードも投入されていることと思われます。 モンコレの普通/対抗と全くの別モノではないけどそれとはまた異なる思考での戦術が要求されており、「対抗は一度だけ《の戦闘も、案外戦闘システムとしてのバランスはとれているのかもしれません。 マグナでドラコ・ジェノサイド級の凶悪カードを出してくるかどうかはわかりませんが、製品版では優秀で強力なブロック系カードも投入されていることと思われます。”バランスも何も考えていない先攻ゲーだ”との烙印を押してしまうにはまだ早いんじゃないでしょうか? |