230E muffler

[W123 リアマフラーの交換]

駐車場から道路に出たら床下でゴトンと音が。車を止めて車体の下を覗き込んだら、地面にマフラーが落ちていました。(これくらいのことで私はビックリはしない) 近所の鉄工所で φ55mm パイプ の端材を譲ってもらい、(60円払った) 針金で径を調整してホルツの耐熱パテで埋めて応急処置をしました。

ヤナセにリアマフラーの在庫と値段を問い合わせたところ、価格は \63,800_。 在庫はあるが、リアマフラーとセンターマフラーが一体になっているので切断して接合して使うとのこと。となると溶接の道具が必要かも知れない。

infoseek で検索すると、米テキサスの Importech のサイトで、リアマフラー単体が見つかりました。価格は $65_ で、何んと殆ど10分の一。ただし、米国では 230E という車種は販売されていないようで、230 または 240E 用とある。

日本仕様に使えるかどうか若干リスクはあるが、多少の「加工」は覚悟の上でこれを注文しました。運賃は航空便だと 約$200_ というので船便( $70_)に。いずれにしてもマフラー本体よりも高い。
3週間ほどで郵便局経由で重たくてデカイ小包が届きました。メルセデス純正でベルギー製。

さて問題は、接合部分。相手の径が小さいことを想定し叩き込んでピタリと合うように割れ目を切ってあるのだが....外径が、50mm でセンターマフラーからのパイプも50mm と同じ径。これでは、叩き込めない。やはり溶接が必要か?
ヤナセのサービスで相談したところ、メルセデスの部品ではないが ワーゲンの部品で φ50mm のカプラー部品を紹介してくれました。

内側は0.5mmほどの薄い鉄板を包むように巻きこんで 外側は1.5mm程度のプレス部品をボルトで締め上げて接合するという、なかなか精巧な部品でした。ピタッと結合。これで解決。価格は \3,500_でした。
日本仕様はエグゾーストの終端が2本ですが、これは1本。

修理を終えてみると、排気音は思っていたよりも、さらに静かに感じられました。マフラー交換の効果あり。



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