230E brake

[W123 ブレーキローターとパッドの交換]

この車には、安全性に対する工夫が随所に見られます。ブレーキパッドにセンサーが組み込まれていて、基準の厚さ以下に磨耗すると、コンソールに、要交換の警告灯がつきます。先日、ブレーキの修理をしました。


フロントのブレーキ キャリパーを外します。
フロントのブレーキ パッドは、2mm以下に磨耗していました。
ローターも、外周に溝ができるほど減っていました。ドイツの車は、ライニングもローターも、自ら磨り減ることで、“柔らかい利き”を保っているそうです。(ただ、ブレーキダストが多く出るので、その分ホイールが汚れます。)
Abensberg のベンツ ディーラーで買って持ち帰ったブレーキパッドとローターです。日本で買う半分の値段で買うことができました。
左がフロント、右がリアのライニング パッドです。
センサー(左の2本)も消耗品なので交換します。
フロントのハブとローターは、5本の10mmのヘキサボルトで連結されていましたが、これがヤケに堅く、適した工具がなくて途方に暮れていましたが、
こんな裏技で解決しました。
ローラーベアリングにグリスを充填して、クランプリグナットで取付け完了。
新しいローターで“利き”そうです。
リアブレーキのキャリパ−も外します。リアのローターはそれほど消耗していないので、このまま使うことにします。
リアのライニング パッドも3mm程度に磨耗していました。交換して、
リア キャリパ−を取付け、作業は完了です。



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