W126 ETC

[W126 ETC 取り付け]

役人が天下る先の利権団体を肥やすと聞いていたので、ETC を取り付けることには、いささかの抵抗がありました。逡巡していたものの、『1日千円』と機械としての面白さに負けて、えーぃ、着けちゃおう ! ということで、この度 ETCを取り付けてしまいました。『取り付け工賃無料キャンペーン中』 ということでカード会社を決めたのですが、提携の最寄りのカーショップはいずれも『外車お断り』とのことでしたので、自分で取り付けることにしました。

アンテナの取り付け場所や、配線の取り回しなど、先輩諸氏のアイデアを参考にさせていただきたいと思い、ネットで情報を検索したのですが、思うようには見つからず...では、私の苦心もお役に立てることがあるかも知れないと思い、報告することにしました。

セットアップ料込みで、4,800円 というキャンペーンに申し込むと、程なく デンソー製「アンテナ分離型音声応答タイプ」DIU-5001 というセットが送られてきました。
左の黒くて四角いのがETC本体。中央が、アンテナとそのケーブル。右が電源ケーブルです。
まず、本体の取り付け場所ですが、うまく納まれば、ダッシュボードのグローブボックスの中がいいと思い検討しました。

ここには、ボックスを開いたときに点灯するランプがあるので、ACC電源も来ているし...しかし、この近くには +B(常時プラス供給電源)の電源端子が無いようです。
この ETC には、次の3本の配線が必要で、
@ ACC+ (アクセサリー用+電源)
A B+ (常時+電源供給)
B アース(−)
付属の『取付け説明書』には、カーラジオのコネクターから分岐させるように指示されていて、そのとき使用する分岐のためのコネクターもセットに含まれています。
そこで、電源は、コンソールの内側を通して、ラジオの裏から取ることにしました。

ACC+ と B+ はラジオの配線から付属のコネクターをかませて分岐させ、アースはラジオのアルミ放熱板のフィンのねじに取り付けました。
ボックスの内側は、毛羽立っていて両面テープでの接着は出来ないので、名刺大のアルミ板を加工してビス止めにしました。
仮止めしてみると、こんな感じです。
アンテナ部は、ルームミーらの向こう、フロントガラスの上部中央に接着しました。

アンテナを垂直に取り付けるために、テープで、このようなガイドを作りました。
アンテナ部を取り付けた様子は、こんな感じです。
アンテナのリード線は、サンバイザーを外し、屋根内張りのカバーを外し、その中に収めました。
フロントピラーのカバーは外さずに、フロントグラスとの間に押し込みました。
スピーカーグリルのカバーの端を切り欠き、その穴を通して、ダッシュボードの内側に引き込みます。
納まりは、こんな具合です。
電源とアンテナのケーブルを引き出し、本体に仮に接続して、テストしてみました。

OKのようです。
グローブボックス側面に、ビスで取り付けたアルミ板に、両面テープでETC本体を取り付け、
上部の穴から引き出したライトを、上の穴へはめ込めば...
これで完成です。



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