. 鈴置氏ご本人について.


鈴置氏の虚像


 
1.1950年3月6日生まれ・愛知県名古屋市出身
 鈴置さんは魚座のA型で、動物占いでは「ゴールドのぞう」です。
 私の両親とはちょうど「同学年の早生れ」の状態です(通った学校は全く違いますので誤解なきように…^^;)。
 

2.趣味(ミーハー的解説;)
 「野球、ボーリング、料理」(声優事典より)とのこと。野球は草野球でしょうか?ボーリングは何点くらいとれるのかしら?
 料理は、三食自分で作っても苦にならないし、掃除洗濯もOKだそうです♪。  
 劇場版『るろうに剣心』のインタビューでは、幕末ものが以前から好きだったとのこと。演じてみたい人物がいるのかしらん。(斎藤一は合ってると思うな。個人的に)

 最近では「テニス」にもはまってるとか!?『二番手英雄伝・No.2キャラクター伝説』より。
 鈴置さんは非常に多趣味なので、この他にもいろいろあります。はい
 

3.フォークソング研究会(1970前後)
 鈴置さんは東京経済大学フォークソング研究会の創設メンバーの一人だったそうです。ちなみに、「フォークソング研究会」を直訳すると、「民謡研究会」となります(笑)。

 

4.下積み時代
 鈴置さんがまだ声優としてデビューしたての頃(20半〜)は、駆け出しでとっても貧乏だったそうです。初の主人公役だった「ダイターン3」の仕事でもらえるギャラも、2軒ハシゴしたら消えるという状態。そのため、昼にアニメ雑誌の取材を受けるかたわら、夜はバイトをしていたそうです。渋谷のキャバレーの呼び込みとか、デパート屋上でモモレンジャーの着ぐるみとか、バイトのために富山や鹿児島と全国各地を回って、アフレコの日だけ東京に戻るという生活だったとか。
 声優業だけで食べていけるようになったのは、『ガンダム』の終了した、30を過ぎてからのことだったそうです。

 
5.ファーストアルバム(1980年:アナログ版ですでに絶版;)
1970年代末から1980年代初頭にかけて起こった第一次アニメ&第二次声優ブームに乗り、若手声優の一人だった鈴置さんもアルバムを出します。A面・B面のギャップがすっげーイカしてます(笑)。初回特典は何と、鈴置さんのA2判両面ポスターだったそうです! (わお!・爆)

鈴置洋孝・破嵐万丈 ザ・ロンゲスト・ロード・イン(キングレコード・絶版)

SIDE:A ストレンジャーロード・破嵐万丈 SIDE:B ロンゲストロード・鈴置洋孝
Babjoe 都会すきま風
眠りの前に 暖簾くぐって
ハッシャバイ(間嶋里美さんが歌っています) 女万華鏡
Beyond the Gun Sight 蜃気楼
薔薇色の女たちよ 哀故郷
漁火まいり

 ちなみにプロデュースしたのは富野喜幸(現・富野由遊季)氏でした。より詳しい情報を
お知りになりたい方は、POPさんのページPOPのお部屋
載っておりますのでご参照ください(^-^)。
 

6.ラジオ「声優バケツリレー」(1990年)
 ラジオ番組「青春ラジメニア」の、いいとものテレホンショッキングの声優版みたいなコーナー。
 矢尾一樹さんから紹介された鈴置さんが新宿の某カウンターバーからリアルタイムで、スタジオからのインタビューに答えていました。
 この頃はもう、毎日と言っていい程、テレビで鈴置さんの声がきけるという、ファンにとってはたまらない時期でした^^。  今は結婚されてるそうですが、当時40にして独身貴族だった鈴置さんは、掃除洗濯お料理ALLOK。かつ小泉今日子の大ファンなんだそうで、もし結婚するならキョンキョンと結婚します。自宅にはキョンキョングッズがいっぱい…(放送当時の談)なんだそうです(^_^ゝ。なお、次回は『らんま1/2』や『シュラト』で共演の林原めぐみさんにバトンタッチとのことでした。

※この情報は、香瑞那生さんからいただきました^^。ありがとうございます〜
 

7.鈴置さんにとっての「不思議な世界」
「今現実にいるこの世の中です。」…なるほど、共感。
 

8.南国少年パプワくん大百科・2
 私が初めて鈴置さんの顔を拝見したビデオ。1994年の作品ですが、ビデオレンタルはないので現在の入手は難しいと思われます;。ファンの人はまだ持っているかも…。
 『南国少年パプワくん2』のパイロットフィルム収録のため、某スタジオに現れた鈴置さん。ウケ狙いのためか、いきなりコケます(笑)。で、持っていたアフレコ台本を散らばしてしまいます(これも多分わざと^^;)。台本を拾い上げ「あれー?ここだっけー?」と言ってキョロキョロしている鈴置さんの声はモロ「地声」だと思います。チコクしてきた速水奨さんを地声でしかりつけてもおりました。(速水さんも「すいません;すいませんm(_,_;)m」と鈴置さんに頭下げておりました(笑))、そして単独コメントでは、

  「何の話(ストーリー)なんだか、さっぱり分かりません…。
  …不安です…;。
  やってはみたものの…不安です……;;」

とまぁ寒いことをおっしゃってますが、この時、鈴置さんが演じたキャラクター「ハーレム」とのギャップに、視聴者含む関係者は、妙な笑いをこらえることができずにいるのでした…(笑;)。
 

9.舞台劇『煙が目に染みる』1997年9月11日〜15日シアターサンモール(東京都)於

    人の生死に関することに真正面から取り組もうとは全く
   思ってませんし、まだまだ修行も足りません。
    たまたま自分の年齢の割に、ごく身近な人の死に接する
   事が多く、そんな場面でいろいろな人々を観る機会が多か
   った事が、この芝居を発案するキッカケになったのだと思
   います。
    お通夜、告別式の参列者に比べ、斎場まで足を運ぶ方は
   少ないものです。そして、お骨が焼けるまでの時間と云う
   のは、これといったセレモニーもなく、何とも妙な間の持
   てない、あるいはトンチンカンな、はたまた本音の出てし
   まう時間かもしれません。
    この時間帯をお芝居にする事は、不謹慎な事なのか、
   あるいは私の周りで、私より先に逝ってしまった人達への
   鎮魂歌となるのでしょうか…?
                                鈴置 洋孝
      コミックテクノ97年10月号(Vol.46)掲載・「作品によせて」より

 鈴置さんが思い付いた企画に、有志で集ったメンバー達が演じた舞台劇。火葬場が舞台の「大人のためのファンタジックコメディー」です。
 出演者は、プロデューサーの鈴置さんをはじめ、声優の内海賢二さん、麻生美代子さん、定岡小百合さん、矢尾一樹さん、渡辺美佐さんなど12名。(順不同)
 劇中では、麻生さんと鈴置さんが初の母子役で、人から聞いた話では、鈴置さんと内海さんがお亡くなりになってしまった方々の役との事(ひでぇ)。『ぴあ』97年8月4日号の記事には、野球のユニフォームを着ている鈴置さんの雄姿が掲載されていたそうです。

 ちなみに、コミックテクノの写真に写っていた鈴置さんは、どれもフザけた表情で、その脚注には「今回プロデューサーの鈴置さんはいつも酔っ払っています」と冗句を書かれ、「鈴置さんと言えばカッコイイ二枚目キャラクターの声優」のイメージしかご存じない場合、写真を見てさぞかし面食らうことだろうと思われます(^^;)。

 今年の11月に再演が予定されているそうです。初演は行けなかったので、今度こそ観に行きます(^.^)。

 その後、98.11月に「煙が目にしみる」再演を見に、99.7月に「スターダスト」初演を見に行きました。詳しくは「なまスズ」をご覧ください

 

10.「これは俺の役だ。誰にも渡せない。」

 ダイターン3の付録冊子に、鈴置さんへのインタビュー記事がありました。3000字にもわたる長いもので、万丈への思い入れとか鈴置さんの下積み時代や私生活などが垣間見れたとても充実したものでした。「暗さがあって、ニヒルで、二枚目で、カッコ良くて、ジョークも言うキャラクター・破嵐万丈のオーディションを受けたとき、『これは俺の役だ。誰にも渡せない。』と思った」という文章を見て、ものすごく鈴置さんがかっこいいと思いました。鈴置さんは万丈の「暗い過去やバックボーンを持っているのに、そういうものを払拭するような生き方をしている」所に惹かれるそうです。
 その一方、インタビューからは、デビュー期から20年経って、時代や世代の差を痛感するようになった鈴置さんのちょっとした哀愁も感じられました。「ダイターン3」で新人にもかかわらずかましてみたアドリブの内容(ゼ○ラのボールペンのCMのマネ)が、今では解説が無いと理解不能だとか、ヒーロー役をやらなくなって、今はしぶいおじさんの役ばかりになったとか、今のアニメ作品の新人声優さんが自分に子供が居たら(鈴置さんは結婚してるけど子供は居ないそうです)それくらいの年齢だろうと思われる人が増えてきて、飲み会で話題が合わなくて困ってるとか、「ダイターン3」や「ガンダム」を観て育った子供が今はアニメスタッフになり、(鈴置さんから)サインをもらって子供のようにはしゃいでいるのを見て自分も年取ったなぁとか…。
 時代や世代の差というのは、こうして親父と娘ほどの年齢差でファンをやっている私もひしひしと感じています。私がもし10〜15年早く生まれていたら、鈴置さんに関するイベントやリアルタイムな情報がもっと多かっただろうし、世代の壁も今より低いし、その当時の同士もきっと多かったはずだし…。
 それと、緑川光さんや置鮎龍太郎さんたちがインターネットでファンと交流している姿は、私にはとっても羨ましく思います。

  鈴置さんは普段「ごくふつうのおじさん」な生活&声なのですが、本名でお仕事して、名前がテレビ欄に載ることもあるものですから、ご近所には声優やってることはすっかり知れ渡っているそうです(笑)。
 東京で大雪が降った今年の冬、鈴置さんはみんなと一緒に雪かきしていたときも、

近所のおじさん達: 「鈴置さんって、普段こうして話しているときはどうってことない声なのに、テレビで聞くと何であんなにいい声なんでしょうね?」
 
鈴置さん:「そりゃぁお金もらってるからですよ」

というやりとりがあったそうです。鈴置さんの地声は、「パプワくん大百科2」のビデオで少し聴いたことがありますが、私もどうってことない声だと思いました(爆)。

 

11.誰だー!

 …というのは、去年('99)の9月に相互リンクしている葵屋(「ぬわらえりや」内)のしんたろさんから『二番手英雄伝・No.2キャラクター伝説』という双葉社のムック(1999/9/15発行)に、鈴置さんのインタビューがのっているという情報をいただき、翌日某書店でそのページを立ち読みした時の、心の第一声でした。だってー、鈴置洋孝さんてばいつの間にかイメチェン(死語?)してるんですものー。ハヤリノスタイルっすよ!ほらあの、石橋貴明とか、中田とか、巨人の入来弟…いやさ中日の関川(入来の方が似てるけど、鈴置さんは中日ファンなので関川に訂正)みたいな(しかもインタビュー内一人称「俺」で通してたし)…で、でも、ほんの2ヶ月前は英国紳士(?)してましたよー!?。この目で見てきたんだから!
 しかし「イメチェン(だから今どきそんな言葉…)」の真相は、同年の11月末に発売された「声優グランプリVol.25」内、山寺宏一さんとの対談形式によるインタビューで明らかになりました。「スターダスト」の公演後、ひさしぶりにサッカーをした時に頭から転んでアゴをすりむいてしまい、ヒゲが剃れなくなってしまったんだそうです。しかもすりむいたと同時にアバラ骨にひびが入ってしまったとか……

 内容はどちらも、鈴置さんの声優になるまでのいきさつや、『ダイターン3』の破嵐万丈について少々。『ガンダム』のブライトについては今なお続く人気シリーズ作品であること、また鈴置さんが所属していた「劇団薔薇座」の若手グループのなかで、鈴置さんがリーダーシップを取らなくてはならなかった時期と、10代の乗組員ばかりになってしまった戦艦ホワイトベースの艦長ブライトを演じた時期がいっしょだったことが印象に強いそうで、多く語っておりました。
 「声優グランプリ」では、鈴置洋孝プロデュースについて触れており、双葉社の方では、『キャプテン翼』の日向小次郎(小次郎は当初小学生だった上に、周りが女性声優ばっかりだったので、つり合わせるのに苦労したとか)や、るろ剣の斎藤一についてもちょっと触れてましたね。(「あいつは<年下だもんねえ^^;出る度一回は『フッ』っていう」と言ってました。正確には『フン』ですよー。>すずおきさん)ちなみに鈴置さん、古谷徹さんは「徹」池田秀一さんは「秀ちゃん」と呼んでいるそうです。ふふっ。

 最近は、「ニヒルな二枚目」役には食傷気味とのこと。そうですね。最近はカッコイイ吹き替えより、お芝居でコメディ演ってる時の方がイキイキしてると思います^^。  



虚像番外篇


番外1・よく間違われる名前

 鈴置さんのフルネーム(本名)「鈴置洋孝」というお名前は字面も響きも、とてもよいと思います(^^)。
しかし、雑誌やネット上でしばしば「鈴置洋と間違えられていることがあります;。
 かの有名な『戦国魔神ゴーショーグン』第1〜3話にかけてのエンディングクレジットでまでも「鈴置洋となっています。鈴置さんは主人公格の役なので、のっけから「鈴置洋と出てきます。第4話以降は「鈴置洋なのですが…。
 あれも間違いだったのでしょうか?当時を知らない私には何とも…;

 ともかく、鈴置洋孝さんは「鈴置洋であって「鈴置洋ではありませんので、皆様お間違えなきようにお願いします(苦笑)。



番外2・さいきんのおちゃめっぷり(情報提供N・Hさん)

 鈴置さんのお茶目っぷりが一部では有名らしいですが、とある声優雑誌で『アキハバラ電脳組』の記事を組んだ時の声優さん一同を撮った写真の中で…

 なんと、鈴置さんがこんなコトをしていたというのです(爆)。


修学旅行じゃないんだから、もう(笑)



番外3・結構間違われる名字

 鈴置さんのフルネーム(本名)「鈴置洋孝」というお名前は字面も響きも、とてもよいと思います(^^)。
 しかし、雑誌やネット上でときどき「鈴洋孝」と間違えられていることがあります;。
 かの有名なキネマ旬報社『声優事典』第二版までも洋孝のあとに、洋孝の項があって、鈴置さんが演じた役とまったく同じ役が書いてあります。

 しつこいようですが、鈴置洋孝さんは洋孝であって洋孝ではありませんので、皆様お間違えなきようにお願いします(苦笑)。


To Be Continued...?

鈴置氏の虚像

鈴置氏の実像