喜多方2008

喜多方駅前にはロンドンタクシーも有る

平成20年の10月初旬、会社の無線クラブの関係で会津のメンバーと一緒に裏磐梯に泊まった翌日、何処に行こうか迷ったのだが久しぶりに喜多方に行くことにした。

宿から喜多方に行くには宿の送迎バスか路線バスを使うしかない。
フロントに聞いたら送迎バスは11時近くにならないと出ないとのこと。
路線バスは8時のが行った後で次は9時前とのこと。迷っていたら東京方面に帰る人が乗せて行ってくれるとのことで、好意に甘えることにした。

10時頃、宿を出て11時過ぎに喜多方に到着。ラーメンを食べるため会津のメンバーのお勧めの「食堂はせ川」というのを探すが老麺会の地図には 載っていない...
(後でガイドブックを見たら載っていたので有名な店らしいが、その時は荷物をトランクに入れていて見られなかった..)

電話して場所を聞き、喜多方プラザの近くとのことで探すが判らず、店の人に聞いたら日曜は休みかも? とのこと。とりあえず探してみるが、なかなか見つからず。
やっと見つかったと思ったら言葉どおり休業でガックリ。他にお勧めの「来夢」(らいむ)という店に行く。12時一寸前だったが並ばずに入れた。この店で一番人気という醤油チャーシューメンと餃子を頼む。


来夢の醤油チャーシューメン

ラーメンを食べた後で市内の「うるし美術博物館」の近くで下ろしてもらい、ここからは単独で観光。
「うるし美術博物館」に入ったが店みたいな雰囲気で見る物が無かったと思ったが、帰宅してパンフレットを見たら私が見たのは「売店」の部分だけだったもよう。
事前に調べて行かなかったため、ごく一部しか見ないで出てきてしまったようだ...何も知らずに、金を取るわりには見るものが無いと勘違いしてしまった。


うるし美術博物館

それから「喜多方蔵品美術館」という所に寄る。ここは古伊万里等の焼き物や蒔絵を使った硯箱(揺らすと光るらしい)等、品数は少ないものの珍しい物が有った。
屋上は展望台として開放されていたが生憎と曇っていて景色は見られなかった。


喜多方蔵品美術館

その足で笹屋旅館の脇にある「蔵座敷美術館」という所に寄る。
ここは蔵の中に座敷が有って、そこに竹久夢二等の美術品を展示している。
竹久夢二の直筆の書画や横山大観の直筆の、屏風の画を書いた時の領収証のような物とか置いてあった。
(話しによると屏風は売ってしまって残っていないとのこと)しかも、ここは道路を作る際に家を曳き家で移動したとのこと。


笹屋旅館の脇にある蔵座敷美術館 

それから大和川酒造北方風土館という所に寄ってみる。
ここは昔、造り酒屋だった所だそうで今は記念館みたいになっていて店の人が説明してくれる。
私が行ったときは若いお嬢さんが説明してくれた。(工場は現在は別の場所に移ったため、ここでは造っていない)

見学の最後には試飲やお酒を買ってくることも出来るが私は飲まない(飲めない)ので、説明だけ聞いて出てきてしまった。
酒米は有名な山田錦を無農薬で自家栽培? しているとか..

酒米は普通の米に比べて丈が長く、身も大きいが味は固くパサパサしていて食用には向かないと聞いた。
精米の程度によって本醸造、吟醸、大吟醸が有るのは知っているが実際にサンプルを見て説明を受けると納得する。
水も地下水で美味かった。
ここには珍しい超甘口の日本酒(日本酒度-20度)という純米カスモチ弥右衛門酒というのが有って、話のタネに飲んでみたい気もしたのだが..


大和川酒造北方風土館の入り口の看板

その後、桐の博物館(まちの駅に併設)に寄って桐細工等を見た後で何か買おうかと思ったが、値段と気に入った物の折り合いがつかず買わなかった。
桐の箪笥だとか下駄類、箸等も有り、箸は買おうかと思ったがそれほど何本も有っても頻繁に変えて使うものでも無いので買わなかった。
桐を薄くした栞等も有ったが強度的に心配で買わなかった。お菓子類も買いたい物も無く..


桐の博物館は右手の建物

桐の博物館を出て「喜多方蔵の里」を見に行くが、ここも個人的にはあまり興味を引くような物が無かったのと、帰りの電車の時間が気になってあまり長居をせず出てきた。
途中の交差点でウッカリ曲がる所を間違えて行き過ぎてしまい、行っても行っても駅が見えてこない。

変だなぁと思って戻り、途中で踏み切りが有ったので駅が近い筈と思って見たら、乗ろうとした電車は目の前を通りすぎて行ってしまった..
駅に戻って次の電車と思って時刻表を見たら、この後は17時40分過ぎ。なんと2時間近くも電車が無い...
新潟の方に出ることも考えたが手持ちの時刻表を確認すると新潟の手前の新津までしか行かず、しかも新潟から帰るとなると郡山から東北新幹線経由で帰るよりも遅くなるので断念。

仕方無いので、またブラブラと散策。食事をするには腹も減っていないし、駅の売店で薄皮饅頭を買い郡山までの切符と郡山からの新幹線の特急券を買って待つ。
郡山行きの電車は二両編成の各駅列車。そのわりには車掌が二人も乗っていたりして訳が判らない..
空いており会津若松までは ガラガラに空いていた。

郡山では土産も買わず東北新幹線に乗り換え。
大宮では熊谷に止まる新幹線が30分以上も待たなければならないため、駅の売店でサンドイッチ を買って待合室で食べてから帰宅。
雨が止まないため弟に迎えにきてもらって帰宅。喜多方市内を歩き回ったので疲れた。

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